さきほど、
メール登録会員四十余人あてに
〝コロナ三年〟を振り返るメッセージを
一斉メール「日吉碁会通信133号」として
送信しました。
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既報の通り、新年度世話人2人および班長6人の体制が確定しました。現在会員53人の
継続・退会の意思確認が2月末を持って、はっきりします。今のところ、新年度は「40
人台後半」の会員数となる見通しです。
コロナ3年をざっくり振り返り、「53人碁会」の現状を報告します。
53人の平均年齢(2023年度年齢)は80・09歳です。90代3人▽80代26人▽70代23人▽60
代1人。このうち「85歳以上」は10人を数えます。会場予約当番はともかく、力仕事の
設営撤収当番を全員に等しく義務化することの是非を、会員ひとりひとりにお考えいた
だきたいと思います。世話人就任の〝全会員義務化〟も、ムリ筋ではないでしょうか?
昨年7月の会則改正論議で、役員会案は「全ての会員から世話人に相応しい6人を選ん
でもらい、代表を含む担当を世話人の互選で決める」としていました。対案となった会
員案は「当番班から6人を選び、代表を含む担当を世話人の互選で決める」としていま
した。
その時点までの会則は、「会長・副会長は会員全体から選ぶ」「それ以外の役員は当番
班から選ぶ」という〝二重構造のルール〟でした。「全体からか、当番班からか」とい
う方法論を巡り、いかに閉塞状況を打開できるかが、論点になるはずでした。
総会の挙手・多数決により、会員案の採用となりました。結果、世話人になれば「最も
なり手のない『代表世話人』にさせられる可能性」が発生し、世話人自体のなり手がな
くなるという、最悪のシナリオが展開されるようになった、と私は見ています。この点
は、さまざまな見方があると思いますので、今後の課題としておきます。
総会では、コロナ渦で難しくなった会場設営撤収当番制度について、「再開せよ」との
緊急動議が飛び出しました。本来は、提案権と執行権を付与された役員会で取り扱うべ
き問題でした。緊急動議の取り扱いについて、議論を一切行わず、いきなり多数決を取
るというおかしな流れになりました。その後、一部世話人の判断で、コロナ急増局面の
なかで9月再開を強行する、という事態が起きました。結果、会員60人の1割相当が年
度途中で退会することになったとみられます。世話人会は、相互の信頼関係が失なわれ
、事実上分裂してしまいました。
こうした状況を正視し、改正会則をどう取り扱うか、会員への情報伝達の方法をどうし
てゆくのか、大会などのイベントは行うのか行わないのかについては、新体制の課題と
なります。三十余年も続いた伝統ある親睦碁会が、たとえ小さくとも地域で身近な居場
所として継続・再生することを、改めて切に願うものです。
【文責・日吉台囲碁同好会代表世話人】