囲碁漂流の記

週末にリアル対局を愉しむアマ有段者が、さまざまな話題を提供します。初二段・上級向け即効上達法あり、懐古趣味の諸事雑観あり

にんげんはミスをする

2023年03月03日 | ●○●○雑観の森

 

【人工知能に追い越され、支配された7年を振り返って】

 

将棋の大名人、大山康晴は

「人間というのは

弱い存在なので

必ずミスをしたり

間違えたりするものだ」

と言いました

 

自分が良い手を指したので

状況が良くなる

というのではなく、むしろ

相手が間違うから勝てる

というワケです

 

最近、

AI評価値という便利なモノが普及し

一手一手の善し悪しが分かるので

自分がいかに間違いだらけの手を

平気で打っているかが

数値で分かるようになりました

 

ま、これはこれで、時代の風

この先、まだ上達する伸びしろがある

と思えば、よろしいのでありますが……

 

     ◇

 

大きな碁会の世話人を3年務め

まもなく任期満了となる

いま振り返ってみると

碁はむろんそうだが、

役員会(世話人会)事務は

ミスばかりが目立ち、

記憶に残っていて

日々恥じること多し

 

ともあれ、

わたしが大事にしてきたのは何か

といえば、一番は「考える」ということ

近未来に起こるであろう状況を予測し

最善手は何かを判断することである

 

さらにいえば、

部分適合では不十分であり

全体最適を常に目指すこと

大局的見地を忘れてはならぬ

調和こそが親睦の礎でもある

 

その際、過去に起きたことを

参考にはするが、こだわらないこと

良いモノゴトは続け、悪いものは捨てる

思考の芯は会員ファーストである

ここがブレてはロクなことにはならない

この信念だけは間違っていなかったと思う

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 



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