これから「置き碁・置かせ碁」を愉しむためのヒントを考えていきましょう
【置かせ碁で白番の作戦 ~ ハメ手、ではない の巻】
■昭和の巨星、藤沢秀行の教えより ~
「ハメ手に非ず」
置き碁の上手には特有の「マギレを求める手」がある。
変化が複雑で知識やヨミ切りの力が要求され
あるいは発想の転換が必要とされるなど
直線的思考ではつまずきやすい手という。
従ってハメ手と異なり、
相手が正しく受けても悪くならない手法をいう。
マギレの手をどれだけ仕込んでいるかが、
上手の財産である。
その大半は互先でも通用する型である。
◆マギレのランク
Aランク=2子局、3子局用
下手の間違いを全く期待せず
相手の狙いを挫いたり
局面拡大に重きを置いたりする
Bランク=4子局、5子局用
下手の間違いを期待しているが
間違えなくとも不利にならぬ手
意表を衝いて動揺を誘う
Cランク=6子局以上
下手の間違いを期待する
的確な反撃を受けると不利になるが
その一歩手前で変化することが可能
◆マギレの目的
下手のペースを崩し
アヤの多い曲線的な戦いに誘う
局面を複雑化する
下手が必要以上に突進、後退すれば
これは望外の利とする
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