【居心地よい四畳半、しばらく住み続けたいの巻】
■朝の散歩の楽しみの一つは「四季の花々」にある。
■漂流男(わたし)と愛犬アンディが歩いていると、植栽がよく手入れされたN邸から、ご主人が出てこられた。
地域のシニアクラブが主催する「平日朝のラジオ体操会」に参加されるのである。
■「おはようございます。いかがですか、最近は?」とわたし。
「ぼちぼちです」とNさん。
「今は、どれ位で打たれていますか?」
「5級にさせられました。悪い手ばかりといわれるのですが」
「そんなこともないでしょう。5級まで上がれば三段にはなれますよ」
「そういう算段でいくとしますか」
朝から、大人のキャッチボールである。
■Nさんは昨年、新会員獲得に尽力した当時会長のN五段の誘いで入会された。
わたしが試験碁を担当し「まず『8級』でいきましょうか?」とした。
ところが連戦連勝で、あっという間に5級となっていたのだ。
長く5級を続けてきたK副会長から「認定が甘いよ」とお叱りを受けたわたし。
「最初はそこそこ勝って自信をつけてもらう」のが狙いだったが、
うれしい誤算とは、このことである。
■わたしはといえば、2年前に三段から四段に昇段してから、そのままである。
「本拠地同好会」でトーナメント優勝、「別荘同好会」のリーグ戦でも優勝(23勝7敗)。
ところが地域同好会や碁会所、日本棋院・関西棋院の大小棋戦で、今年は「準優勝が1回のみ」という有様。
それでも年間平均勝率6~7割で、四段の真ん中「四段半」を維持している。(四畳半ではありません)
■碁将棋の段位は、二段、四段の「偶数段」は、いわば「中二階」のようなものである。
「三段のカベ」「五段のカベ」をどう乗り越えられるか、そのままになるか、中途半端な立ち位置。
だが、わたしは「しばらくは四段でいきたい」と思ってきた。
二つの同好会で計130人の会員がいるが、7割とお手合わせできたためだ。
「五段」「六段」となると尻込みする人が多いが、「四段」は“勝てそうな棋力”だからである。
■わたしは、白番の方が好みで、勝率もまずまず。
黒番はやり過ぎてしまい、しくじることが多い。
今般の宝酒造杯も5局のうち4局で、黒番を「握り」で引き当ててしまった。
「シマッタ~」。こんなところでクジ運を使っているのも考えモノだ。
■話を戻すと、「置き碁」は苦手だが、「置かせ碁」はそこそこに打てる。
特に5子局、7子局が好きである。天元(盤面の真ん中)に石があるので、白の作戦が難しい。
同じ段数同士の「互先」はむろん面白いが、置かせ碁はまた「別の味」がする。
多く石数を置かせることは「序盤に大失敗し大逆転を狙う練習」と考えるようにしている。
碁のいいところは、ハンディ戦で誰とでも楽しめる点である。
5級なら8子局である。
2級ぐらいになって、わたしと5子局を楽しみましょうね、Nさん。