囲碁漂流の記

週末にリアル対局を愉しむアマ有段者が、さまざまな話題を提供します。初二段・上級向け即効上達法あり、懐古趣味の諸事雑観あり

碁のイロハ/何故「所作・マナー」か

2022年01月19日 | 【カベ突破道場】

 

【寺の隣に鬼が棲む

~ 相手を不快にさせてどうする

 

 

趣味は、

面白いか、

面白くないか、

です

 

趣味の会は、

楽しめるか、

楽しめないか、

です

 

「所作・マナー」や

「反則」の話ばかりじゃ

ちょっと

息苦しくなってきます

 

「たかが」、

でも「されど」、

です

そろそろ

最後にします

 

 

     ◇

 

 

囲碁用語は物騒であります

「殺す」「死ぬ」なんて言葉が

碁会ではフツーに飛び交っています

 

「殺す」とは「相手の石を取る事」です

碁は「最後に」陣地が多い方が勝ち

取った石は相手陣を埋めるのに使えるため

大石を殺せば「取った石数+取り跡の空間」が

少なくとも我が方の陣地にカウントできる

つまり「多数の石を殺す」ことは

「勝利により近づく」こと

というワケです

 

徳川家康は

「世の中が平和になったのだから

戦(いくさ)とケンカは碁でやれ」

と言ったそうです

 

子孫の歴代将軍は

権現様(家康)の遺訓を

素直に守り、

碁打ち衆らを

厚遇・保護しました

囲碁・将棋の古典的遊びが

いまも残っているのは

信長、秀吉、

そして家康のおかげでしょう

 

戦争シミュレーション

として好んだことと

囲碁用語が物騒なのと

そのあたりの関係は

よくわかりませんが

碁を知らない人が

初めて聴くと

どんな感じがするのでしょう

 

平和な時代の勝負事は

盤上での争いを楽しむことであって

親睦・交流を損なっては本末転倒です

そこで紳士淑女の趣きか否か

となるワケです

 

これって、

改めて言うべきことではありませんね

 

 

 

 

▼初心忘るべからず

20~10級向けの初級者指南本より

 

 

 

 

 



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