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囲碁漂流の記

週末にリアル対局を愉しむアマ有段者が、さまざまな話題を提供します。初二段・上級向け即効上達法あり、懐古趣味の諸事雑観あり

前例踏襲、悲しみの色

2021年04月09日 | 雑観の森/政治・経済・社会

 

みずから石頭を割れない秀才たち の巻】

 

役人の世界は前例踏襲主義である。

今までの「判例」に沿ってやれば

しくじる「確率」は確かに低い。

それで済んだ時代もあった。


忘年会、新年会、送別会、歓迎会も

やめるという選択肢ができない。

「やめておきましょう」と言えない空気が

職場に漂っているのであろう。

これが、永く形成されてきた

官吏の遺伝子なのである。

 


しかし、いつも、いつも

没個性・没批判でいいのだろうか。

判で押したようなことばを繰り返すのが

仕事といえる時代はとうに去った。

国会中継が、滑稽に映って久しい。

 


         ◇

 


牛は牛連れ座頭は瞽女(ごぜ)を口説き

という江戸川柳がある。

心を通わせる者同士が相求めて連れ立つ

という意味である。

 


鎌倉時代から使われていたようで

謡曲「鉢の木」で有名な執権

最明寺入道時頼の歌にも

褒めそしる人のふるまい見るときは

牛は牛連れ馬は馬連れ

とある。

 


「清水物語」にも、

水と水とはあつまり易く

火と火とは伴ひ易し

いやしき言葉にも

牛は牛づれといへる詞(ことば)あり

とある。

 

 

随分と古くから使われていたようである。

 


昨今は皮肉を込め、

いじる時に用いられ

気にくわない連中のことを

「牛は牛連れさ」とか

「類は類をもって集まる」とか。

 

オレを連中と一緒にしないでおくれ

という時に使うのである。

 

 

 

▲ 昼はこれらを作り、夜は宴会か ▼

 

 

宴会を控えろ

という側が

控えられない?

オレたちは特別

ってか

 

きっと、この先の

年末年始や

年度末年度初めも

同じことの繰り返しか

 

言うは易し

行うは難し

公僕の世界にも

意識改革の日が来るのか

 

 

 

 

 


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