▲上段の二つが「10目形」の基本
下段左が「20目形」
下段右が「30目形」
▲これらの4パターンを覚えるだけで
「整地が出来る」ことになります
▲いつもやっていれば出来るようになります
やらなければ、いつまでもできません
一番いいのは、棋譜並べの最後にやってみること
ネット碁にはないリアル碁の味わいのひとつ
【ササッと整地が出来るようになる方法
~コツさえつかんでしまえば、簡単です】
コロナ渦中の囲碁同好会で
唯一のイベント「半期リーグ戦」を
5~8月に開きます
2勝1敗ペースで昇格です
半年にひとつ上がれば
いずれ初段になれます
それを前にして
「初段になりましょうプロジェクト」と題して
級位者向け即席ミニ講座を4月16日に開きました
〝第2弾の仕上げ講座〟をリーグ開幕一週間前の
4月30日正午過ぎから小一時間
研究会場(和室)で予定しています
級位・初二段の十数人に案内していますが
数人から参加する旨の返事をいただいています
前回同様に小一時間ですから時間が足りません
割愛してしまいそうな項目の一部を
ブログで紹介しておきます
今回のテーマは
出来そうで出来ない「整地」です
▼素材は、怪物VS人工知能
達人肌の一手が売りの芈昱廷(み・いくてい、1996年生まれ)九段と
人類最強レベルに60戦60連勝無敗のアルファ碁マスターの棋譜です
コミは7目半で、白番のマスターが巧妙に打ち回し
黒の追撃をかわして「311手完・半目勝ち」をおさめた難解局
人類がAIに最も肉薄した一局と評価されています
韓国・中国の棋譜は最後のダメ詰めまで掲載しているので
並べてヨセや整地の勉強をするのに適しています
最後まで打つ「数え碁」となると
ダメを詰め、必要な手入れをし、双方がパス(着手放棄)して終局です
▼まず、アゲハマ(死んだ石)を、碁笥(ごけ)のフタに全部入れます
フタにちゃんといれないと、不正を疑われますので注意すること
(机や床に転がっている碁石は、勝敗に無関係です)
▼数目の小さい空間を先に埋めてしまいます
あとは「10目」あるいは「20目」「30目」を作っていきます
▼残った大きな空間に「10目」「20目」の陣地をきれいに作り、
最後に残った半端の陣地を「一カ所だけ」作ります
右上隅の黒の陣地が27目
左上隅の白の陣地が20目
コミ7目半ですから、黒27目、白27目半
白番が「半目勝ち」となります
10目の形、20目の形、30目の形があります(冒頭の4パターンが基本)
陣地の中に1子入れると、どちらの陣地か が一目瞭然
黒か白かの境界がはっきりしない場合でも
「自分も、相手も、ひと目で分かる」のでオススメです
初段(免許皆伝)なら、こうした配慮を身に付けておきましょう
高段者と打つと、こうしたことも勉強になります
わたしも同好会の先輩たちに教えもらい
プロ棋士のブログやYouTubeを見て学び
マネをしているうちに出来るようになりました