【保存版/アマ名人が選んだ「マナー・ワースト10」 ~ 悪いクセを直そう の巻】
氏は、
「対局態度には人柄がにじみ出る」
という。
「たとえば、碁を全く知らない人が
碁盤に腰掛けたり、踏み台に使ったりしても、
目くじらを立てて責め立てられる問題ではない」
「ところがいったん碁を覚え、その良さを知り、好きになってくれば、
碁盤に腰掛けたり、肘を付いたりするのはおろか、
物を置くのさえためらうようになるだろう」
「相手が自分より強かろうと弱かろうと、年上だろうと年下だろうと
そういったことには関係なくすべきことがある」
「対局態度には、その人の碁に対する考え方や対局相手への礼、
さらにその人の人柄までもが自然とにじみ出てくる」
「マナーは、碁に対する姿勢の現れである」
しかし、つい知らぬ間に悪い癖がついて、気が付かない場合もあるとし、
以下の10項目を挙げている。
1 わき見をしながら打つ
→ それほど隣の碁を見たかったら、初めからみていればよいわけである
2 なまあくびを連発する
→ そんなに退屈なら、帰ってテレビでも見ていればよい。エチケットの基本である
3 鼻歌、三味線、せせら笑いをまじえる
→ こうなると、品格の問題である
4 やたらと時計を見る
→ 意外と多い、エチケット上の問題だ
5 相手の顔をジロジロ見る
→ これもエチケット違反である。相手の挙動をうかがったりするのは論外だ
6 盤面をバチバチ叩く
→ わる気のない場合もあるが、あまりみっともよくない癖の一つである。相手の着手を促すなどは、紳士・淑女のすることではない
7 石をジャラつかせる
→ 早くなおさないと、なおりにくくなる。行儀の問題だ
8 打ちかけては、ひっこめる
→ これもよくある癖だが、イライラ、ソワソワと体によくない。石を持たずに考える習慣をつければ、自然になおる
9 肘をついて人の碁を見る
→ 姿勢を疑いたくなる
10 待った !
→ このようなことは、賢明な読者には、言わずもがなであろう