【日本棋院主催「ハッピークリスマス碁会」の巻】
■約90人が参加。年配が中心ですが、30~40代もそこそこ、
小学生も数人いました。スミレ効果でしょうか。
■5局打って、2勝3敗。
それでも二つ勝ったので、今春の宝酒造杯京都大会より
一歩前進です。
<1局目>四段戦コミ6目半、握って黒番、中押し負け
地力の差は歴然
かなり強く、おそらくは実力「五段以上」のヒト
難しい戦いの中で「わたしのヨミ筋にない『強手』」を打たれ動揺した
手拍子で、慎重にいったのが、逸機となった
その数手先に至って、相手のその手は「大悪だ」と気が付いた
時すでに遅し
<2局目>四段戦コミ6目半、握って黒番、時間切れ負け
うっかり八兵衛……
悪くない碁だったが、対局時計を何度も押し忘れ
時間が足りなくなり、残りわずかで、無念の投了
<3局目>四段戦コミ6目半、握って黒番、26目半勝ち
大逆転の一局
中央の数子が囚われになってしまい、相手に大模様が出現し、惨敗の雰囲気
ここから囲い合いから、先手の消しを端緒に、じりじりと追撃を開始
強手がことごとく成功し、数えて大差となった
相手は「整地後の数え間違い」と思い、何度も確認し、
どこでどうなったのか、尋ねてきたが
間違いでは決してありませぬ
<4局目>六段戦2子局、6目勝ち
この日、一番良く打てた碁
ヨセ勝負が長く続いたが、最後まで逆転を許さず、6目を余した
相手・六段といっしょに来ていた別の六段さんが
「あんた(ほどの打ち手が、四段ごときに)ヨセで詰められんようじゃ、アカンやろ」
ちょっと、ちょっと~ 小バカにしてるってか
漂流男、このところのヨセの「にわか訓練」が奏功す
エッヘン!
<5局目>四段戦コミ6目半、握って白番、中押し負け
この日、唯一の白番なのにトホホ
マイブームの裏定石を打つと、相手が「初めて見た」とつぶやく
その後も快調に打ち回していた、と思ったら、終盤で痛恨のミス
大逆転され、後はガタガタになり、投了した
前の対局の直後で続けて打った、との言い訳もあるが
なんとも「信じ難い見損じ」である
「5局目ともなれば、5~10分でも『休憩』と『栄養』を取るべし」
負け惜しみであるが、我はそう学習したのである
実り多き、ジングルベルの鈴が鳴る、師走の一日でありました
碁の「一手」「一手」は
人生の「一瞬」「一日」のようなものだ
ちょっとしたしくじりで、奈落の底に沈み
少しの積み重ねで、望外の幸いを得る
つくづくに
「擬似的なる人生ゲーム」と思う所以である