【三条囲碁サロン月例会/余話 ~ 全部を並べて見せられた 高段のチカラ の巻】
■今年3月22日(日)午後の京都ーー。
(新型コロナ騒ぎで、この後に長期休業となり、6月半ばに閉店となる)
三条囲碁サロンで3局打ち、休憩に入ったところ
かつての常連さんと思しき年配の男性が来店し、
終わったばかりのテレビ棋戦の棋譜を並べ始めました。
よどみなく並べ、途中で解説しながら、変化図も交え、
最後まで並べてしまいました。
自分の碁ならともかく、
他人の碁を一度見ただけで「最後まで」とは。
感服いたしました。
これがホントの高段のチカラなんですね。
席亭が「よく覚えていはるねえ~」と感心していますが、
本人は「そりゃ、まあ」と涼しい顔です。
■わたしはといえば、手帳の記録で振り返ると――
✕ 六段戦(2子)=5目負け
〇 七段戦(3子)=25目勝ち
✕ 七段戦(3子)=中押し負け
〇 五段戦(先) =28目勝ち
いま? ほとんど覚えていません。
1週間後だったらどうか、
全部並べ直すことができるか、
といえば、それだってムリ。
ただ肝心の局面だけは、なんとかぼんやり、という所です。
「見損じ」「判断ミス」「形の悪さ」「ヨミ違い」
本当は、当日のうちに並べ直してみるといいそうです。
何事もやらないと、出来ないもの。
それがなかなか出来ないんですよね。