【碁を覚えた手の頃は
石がくっつきながら進む】
「初段になれないヒト」
「初段になれるかもしれないヒト」
この差は、どこにあるのか?
同好会の級位者数人に
「こんな連載をしたら
読んでもらえますか?
図を二つ並べて
ダメな手と良い手を
見比べてもらう
のはどうですか?」
と、尋ねてみました
もちろんイエスです
◇
9子置いたり、5子置いたりして
星の黒に白がケイマガカリすると
必ずツケ引き定石をする初級者がいます
この定石を最初に教わったからでしょうね
チカラの強い上位者にこれじゃ
まず勝てないとしたものです
わたしは、黒はまずケイマ受け
「石を離して打ってください」
ということにしています
「置き石が多い」ということは
「大量リードしている」ということ
金持ちケンカせずですよ!
という意味です
ところが、この数年
AIがやたらツケを選びます
首を傾げながらも
多くの碁打ちがマネします
わたしもそうです
碁界で長く続いた常識が
次々と破壊されています
どうなっちゃうんでしょうか?
◇
それはさておき
初心者は「石を離して置く」
を心掛けるだけで
しばらくは「勝率が上がる」
とおもいます
まずは少し強くなれば
それはその時
プロのマネ、AIのマネ
もアリではありませんか
とりあえず
当面役に立つような
初級者向けシリーズを
近くスタートします
乞うご期待!
アウフヘーベン ドイツ語の哲学用語。原義は「上へあげること」。二つの対立・矛盾する概念を合わせ、より高い概念に統合・発展させる弁証法の概念。(広辞苑)