囲碁漂流の記

週末にリアル対局を愉しむアマ有段者が、さまざまな話題を提供します。初二段・上級向け即効上達法あり、懐古趣味の諸事雑観あり

ネタバレ「初段になれない人」

2022年03月16日 | 【カベ突破道場】

 

碁を覚えた手の頃は

石がくっつきながら進む

 

 

「初段になれないヒト」

「初段になれるかもしれないヒト」

この差は、どこにあるのか?

 

同好会の級位者数人に

「こんな連載をしたら

読んでもらえますか?

図を二つ並べて

ダメな手と良い手を

見比べてもらう

のはどうですか?」

と、尋ねてみました

 

もちろんイエスです

 

     ◇

 

9子置いたり、5子置いたりして

星の黒に白がケイマガカリすると

必ずツケ引き定石をする初級者がいます

この定石を最初に教わったからでしょうね

 

チカラの強い上位者にこれじゃ

まず勝てないとしたものです

 

わたしは、黒はまずケイマ受け

「石を離して打ってください」

ということにしています

 

「置き石が多い」ということは

「大量リードしている」ということ

金持ちケンカせずですよ!

という意味です

 

ところが、この数年

AIがやたらツケを選びます

首を傾げながらも

多くの碁打ちがマネします

わたしもそうです

 

碁界で長く続いた常識が

次々と破壊されています

 

どうなっちゃうんでしょうか?

 

    ◇

 

それはさておき

初心者は「石を離して置く」

を心掛けるだけで

しばらくは「勝率が上がる」

とおもいます

 

まずは少し強くなれば

それはその時

プロのマネ、AIのマネ

もアリではありませんか

 

とりあえず

当面役に立つような

初級者向けシリーズを

近くスタートします

 

乞うご期待!

 

 

アウフヘーベン ドイツ語の哲学用語。原義は「上へあげること」。二つの対立・矛盾する概念を合わせ、より高い概念に統合・発展させる弁証法の概念。(広辞苑)

 



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