【基本詰碁を工夫して覚えましょうの巻】
■それなりに続けていると、いずれは誰でも到達できる棋力はどこか?
わたしは「四段」だと思う。
(五段になったことがないので、それ以上は分からない世界)
■六段は強いが、五段は手が届きそうに思えてきた。
なぜかといえば、五段の碁を観戦していて「気が付いたこと」があるからだ。
上手と対局している時、五段は「打ったすぐ後に悔やむ手」が必ず出る。
同棋力以下相手なら「緩手」で済むところが「失着」となる。
つまり負けると「敗着」となる悪手を打ってしまうのである。
読み切れないのか、手拍子かは別として、それが五段の棋力なのだろう。
さらに言うと、1回ならまだしも、数回であれば、そりゃ勝てない。
こういう五段は「この先も六段になれない五段」「いずれ四段に落ちてくる五段」である。
こうでない五段は既に六段に片手が届いているのかもしれない。
「四段半」のわたしに見えるのだが、本人に自覚があるのかどうか。
それは不明である。
■「実戦」「詰碁」「棋譜並べ」は上達法3セットである。
しかし、後ろ二つはなかなか手に付かないのが、並みのアマのほどんどだろう。
わたしも、その一人。
特に「詰碁」がおろそかになっていて、戦いに弱みがある。
プロでさえ、毎日毎日、詰碁をやっているのに……。
◇
■閑話休題。
下図2枚は、月2回の平日午後にやっている有志勉強会の素材とのことです。
出題はN六段。メール添付で送ってくださいました。
(わたしは平日仕事なので、今のところは幽霊会員~)
■用紙1枚に計6問ないし計8問。
①「問題」の紙を配布し、2週間後に「正解」と「次の問題」の紙を配布する
② その2週間後に「正解」と「次の問題」の紙を配布する
これの繰り返しのようです。
■わたしは出来もしない問題を考えていた時期がありましたが、止めました。
愚かでしたね。
考えても、分からないものは分からない。
知らなきゃ、できない。
■そこで、こうしました。
ちょっと考えて、すぐに正解を見る。
正解を見て、すぐ問題を見るのです。
すると、問題を見たら、正解の図が見えてくるようになりました。
要するに、同じような形が実戦で出てくると、正解の映像が浮かんでくればいいわけです。
お手軽な「みらいよそうず作戦」と命名し、時々やっています。(「時々」じゃダメだけど)
うんうん考えても、詰碁本を放り出すのが関の山。
続けることが大事でしょ。
■では問題と正解を同時に掲載します。考慮時間は「60秒」じゃなくたっていいですよ。