囲碁漂流の記

週末にリアル対局を愉しむアマ有段者が、さまざまな話題を提供します。初二段・上級向け即効上達法あり、懐古趣味の諸事雑観あり

みらいよそうずⅠ

2019年10月17日 | 【カベ突破道場】

 

基本詰碁を工夫して覚えましょうの巻】

 

■それなりに続けていると、いずれは誰でも到達できる棋力はどこか?

わたしは「四段」だと思う。

(五段になったことがないので、それ以上は分からない世界)

 

■六段は強いが、五段は手が届きそうに思えてきた。

なぜかといえば、五段の碁を観戦していて「気が付いたこと」があるからだ。

上手と対局している時、五段は「打ったすぐ後に悔やむ手」が必ず出る。

同棋力以下相手なら「緩手」で済むところが「失着」となる。

つまり負けると「敗着」となる悪手を打ってしまうのである。

読み切れないのか、手拍子かは別として、それが五段の棋力なのだろう。

 

さらに言うと、1回ならまだしも、数回であれば、そりゃ勝てない。

こういう五段は「この先も六段になれない五段」「いずれ四段に落ちてくる五段」である。

こうでない五段は既に六段に片手が届いているのかもしれない。

「四段半」のわたしに見えるのだが、本人に自覚があるのかどうか。

それは不明である。

 

■「実戦」「詰碁」「棋譜並べ」は上達法3セットである。

しかし、後ろ二つはなかなか手に付かないのが、並みのアマのほどんどだろう。

わたしも、その一人。

特に「詰碁」がおろそかになっていて、戦いに弱みがある。

プロでさえ、毎日毎日、詰碁をやっているのに……。

 

         ◇

 

■閑話休題。

下図2枚は、月2回の平日午後にやっている有志勉強会の素材とのことです。

出題はN六段。メール添付で送ってくださいました。

(わたしは平日仕事なので、今のところは幽霊会員~)

 

■用紙1枚に計6問ないし計8問。

①「問題」の紙を配布し、2週間後に「正解」と「次の問題」の紙を配布する

② その2週間後に「正解」と「次の問題」の紙を配布する

これの繰り返しのようです。

 

■わたしは出来もしない問題を考えていた時期がありましたが、止めました。

愚かでしたね。

考えても、分からないものは分からない。

知らなきゃ、できない。

 

■そこで、こうしました。

ちょっと考えて、すぐに正解を見る。

正解を見て、すぐ問題を見るのです。

すると、問題を見たら、正解の図が見えてくるようになりました。

要するに、同じような形が実戦で出てくると、正解の映像が浮かんでくればいいわけです。

お手軽な「みらいよそうず作戦」と命名し、時々やっています。(「時々」じゃダメだけど)

うんうん考えても、詰碁本を放り出すのが関の山。

続けることが大事でしょ。

 

■では問題と正解を同時に掲載します。考慮時間は「60秒」じゃなくたっていいですよ。

 

  



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