▲高槻市北部住宅街にある地域集会場が「わたしの別荘」=11月10日(日)午後
【日本棋院「四段の免状」に潜む弱点を観察するの巻】
■ここも、時々当番が回ってきます。
16人分の碁道具、対局記録ボードなどの設営・撤収です。
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■この日は午前中のみ参加し、M五段と1勝1敗。
Mさんは日本棋院「四段の免状」を持っておられますが、
街の碁会所では五段格で打っても強い方でしょう。
地に辛い戦闘的棋風で、わたしの中央志向の碁と相反する展開になります。
■昨年までは、地合いで先行されて押し切られることが多かったのですが、
この1年は中終盤でわたしのパンチが入ることも増えてきて、ほぼ打ち分け。
なぜか?
Mさんは、よく勉強されているので部分的な折衝が巧みで、
このあたりは四段どころか、間違いなく高段の水準です。
ところが、中盤にふと緩手を打ってしまうクセがあります。
そのクセを見極め、衝くわけです。
もう一つ。Mさんは、話しながら打ちます。
「そうくるか」「じゃ、ここは、これでいくか」
考えていることが分かるので、当然、勝負に不利に働きます。
どんな分野にも言えることですが、勝負事はポーカーフェイスが最善です。
格下で年下のわたしからは決して言えないのですが、
五段と六段の間には、明確な差があります。
この「二つの悪いクセ=決定的弱点」ある限り、六段昇段はあり得ません。
■とはいえ、碁の難しさを感じさせてくれる相手であり、詰碁を難なく解いてしまう油断ならない相手です。
高段者のどなたかが、弱点を指摘してあげるといいのですが、ここが地域同好会の限界なのでしょう。
2019年11月10日(日)の備忘録