レッスン日記62 敗北感ではなく…

2016-12-08 08:43:44 | レッスン
レッスンだった。
今回は曲集中レッスン。
ひととおりさらってきたレゲンデ聞いていただく。

出だしから重音部分前までは、音色やフレーズ感といった
音楽的な表現について色々とご指導が。

しかし、重音部に入ってワンフレーズ弾いたところで、
「手は重音の形で、下の音だけ弾いてみましょう」
と、分解して音程確認のご指示。

もちろん、これは家でもさんざんやっている練習で。
これをした直後は、わりと重音の音程が合う。
そう、一瞬だけ合うのだよ。
しかし、しばらく時間がたつと(翌日とかではなくてホントに
ちょっとの時間で)また合わなくなる。
先生の前でワンフレーズ分解練習したら、やはり合うようになって、
「そうそう、すごくよくなりましたよ」と言っていただく。

しかし、この練習にレッスンの時間を使うのは勿体ないので。
重音部の後半は、明らかな音の間違いがないかのチェックのみ
というか…。
つまり、
「音程が合っていないので音楽的なことは何も言えません」
みたいな感じ。
スタートラインにも立てなかったのね。

…いや、薄々というか割とわかっていたのだけれど。
ああ、やはりダメなのか。
そうね、そうだよね。確かに。
しかし、合わせても合わせても、また合わなくなるわけで。
その上、合っているかさえよくわからない音もあったりして。
この敗北感…。
いや、「敗北感」ではなく明確な敗北だ!

まだ、やるだけのことをやりきったわけではない。全然ナイ。
だけど今までの経験から、ダメそうなものはいくらやってもダメ、
というのも大体想像がついてしまう。
ヘタレの勘てヤツですよ。
そんなトコばっかり長けてきちゃって。もうっ。

まあ、最終的には発表会の舞台上で、
「下手でもなんでもバイオリンが好きなんだー!」
って開き直ればいいとは思う。
着地がそこでいいのかって話だが、やるだけやったうえでの、
最後の最後はそれでいいさ。
しかししかし。
まだそこまでやったわけでもないのだし。全然。
つまり、また1から地味に地味に練習しようっていう、いつもの
ヤツに戻ってくる。

残りの時間でスケールを少しみていただいて終了。
レッスンの終わりに先生が、
「今日見ていたら、ずいぶん自然に指弓ができてきましたね」
って言ってくださった。
指弓、ずっと課題にしてきた。素直に嬉しかった。
1コでもイイトコがあって良かったなあ。救われるわ。

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