レッスン日記66 表現する

2017-01-31 08:48:16 | レッスン
レッスンだった。
今回は曲を集中的にみていただく。

それなりに弾き込んできた。(つもり)
重音部の音程もミチミチ詰めてきた。(つもり)
曲想や音色に関しても色々練ってきた。(つもり)

何度も書いたのは、今回のレッスンでそれらが全部「つもり」だったと
自覚してしまったからである。先に申告。
ちょっとしつこいが、これは自分への戒めなので仕方ない。

まずは通して弾いて。
先生は「うん、よくまとまって…」とおっしゃりつつ相当物足りない感じ。

「すごくキチンと弾いていただいているんですが…」と言われて、
そうだな私、結構色々キチンとしたいタイプだからなと思ったが。

それから全体に渡って、緩急や、フレーズの高みと深みの音色分け、
音の進行方向、それから音色のイメージ、などなどなど。
ヒッジョーに観念的というか。
私の稚拙な脳みそと腕前では、本当にマジのマジで集中して聞き、
理解しようと努め、試さないと、ただ寒天を押し出しただけみたいな
感じの演奏に。

ああ、私がここまで練ってきたレゲンデは、こんなにも無味無臭で
四角四面でツマラナイものだったのだ…。

先生がおっしゃったのは、単純に楽譜に書かれていることだけでない
部分を感じるというか。
多分、全体的にもっともっともっと積極的に『表現する』ってことだ。
そろそろ、そういうことも意識していきましょう、と言われた。

さらに、重音部については音程がかなり合わず。
「よく音程を確認してください」、「分解して練習しましょう」とのご指示。
これは当然、表現云々以前の問題。
しかし音程の確認も分解練習も日々積んでいるつもり、である。
開き直るわけではないが、ある部分については無理なのかなと思ったり
思わなかったりするわけよ。
でも、最後まで諦めないと決めたので鋭意練習する。

で、レッスンの終わりに先生は、
「でも、いい感じですよ~」
と言ってくださった。
そ、そうなのか?

持ち帰った課題が山積みすぎる。
あらゆる面から考えて「私には無理だ」とネガティヴなことばかり
頭をよぎる。これ得意技だし。
しかし今はとにかく先生のお言葉を信じて進むしかないのである。

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