一番の楽しみ

2017-01-17 09:51:04 | 練習

次のレッスンへ向けてスケールとローデに注力している。
スケールはカールフレッシュD moll。
前にみていただいた時の持ち帰り分がG線とA線の単旋律。
それから新しい課題の分が6度、オクターブ、フィンガート・
オクターブ、10度重音。

一番苦手というか、先生の前で弾いて緊張するのは4弦を使った
単旋律。移弦があるし長いし、ものすごく神経を使う。
それからいつもの3度重音だが。
この2つが前回合格になったので気分的にはラクな方だ。
だけど技術的には、G線のハイポジションとアルペジオのポジション
移動がどうにもヘニョヘニョする。
前からずっとだけどね。そろそろなんとかしたいところ。

ローデは地味に練習するしかない曲なのでアレコレ考えずに弾く。
こちらはオクターブがずっと続くので大変勉強になる。
そう、勉強になるが。その分練習は時間がかかる。

レゲンデの方は、苦手部分をどうにか克服できないものかと試行錯誤
している。
やはり一筋縄ではいかない。私にとってはかなりの難曲だ。

いやいや、盛りだくさんでありがたいバイオリン人生だ。
そういうことにしておく。

そんな中、発表会が終わったら何を弾こうかと思いを巡らせている。
……現実逃避ともいう。
この後しばらくコンチェルトを弾くと決めているので、選択肢は
限られているのだが。
やはり「次に何を弾こうかな」と考えている時間が一番楽しいように
思う。

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あいだの話

2017-01-14 08:53:24 | 音楽
先日、前の先生の弾いたレゲンデの録音を聞いて凹んだことを書いた。
自分とのあまりの差にショックを受けて本当に結構凹んだ。

諦めないとか、やるだけやるとか書いてストッパーにしたけど、
そこからレッスンまでの間、本当のところは「弾きたくない」って
すごく思っていた。

練習したところで焼け石に水だ。
私が弾かなくても上手な人はたくさんいる。
やめたって誰も困らない。
…などなど。『私』が弾く理由を見失ったというか。

だけど、取り掛かり中のレゲンデを投げ出したくない。
上手に弾けないから発表会に出ないというのも悔しい。
この曲に私なりのケジメをつけるべきだと。

でも、弾きたくない。
すごく弾きたくないな~。
そんなふうに思っているのに、やはりバイオリンをやめるという
選択ができない。

結局、レゲンデを投げ出さないしバイオリンもやめないなら、
練習するのが道理ってもんだなということで。

クサっている時こそ練習しよう、と自分を鼓舞した。
嫌だな、弾きたくないなって思う時こそチャンスだって。

何のチャンスかは不明。
あえていうなら、これ以上下手にならないチャンスか。
微々微々積み上げてきたものを失わないチャンスか。
とにかく弾かなければ私の砂の城(?)はパラパラと崩壊して
しまうのよ、って。
…イメージね。

レッスンまでの間、無心で淡々と弾いた。
先生のご指示を一つ一つ辿っていく。
重音部はとにかく厳しく音程を確認。

そんなふうにして挑んだ先日のレッスンだった。…大げさだが。
練習と成果が結びついている、ってこんなに明確に感じることが
あるのだなと新鮮な気持ち。
なんというか、またここから頑張れるって前向きに思う。

…などと、いかにも上手になったようなことを書いたが、元々
地を這うようにヒドかったものが、「もう一歩」の手前の手前
くらいまで前進したという話ではある。
(つまり、それほどの出来でもないということ)

でも、いいのだ。
確かに前進したと感じて、そのことが嬉しかった。
こうやって浮き沈みを繰り返しながら、微々微々進んでいくのが
私のバイオリン活動なのだろう。
仕方ないねえ。

ふむ。
それにしても、レッスンに行くと自分のペラペラの脳みそに、適度な
重さの文鎮をガシッと置いてもらったように安定する。
結局、前の先生と今の先生、二人の先生に導かれているのだな。
ありがたい。

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レッスン日記64 浮上

2017-01-11 08:31:51 | レッスン
レッスンだった。
今回は曲集中レッスン。
まずは通して聞いていただく。

私の前にレッスンしていた方がいらして、到着してから少し待ち時間が
あったせいか、ずいぶん落ち着いて弾けた。

練習してきたこと、気をつけようと思っていることを、わりと冷静に
実行できた。
弾き終えて「今の自分の精一杯だ」と思えるくらい弾き切れた。

先生は、
「すごい。いいですね。頑張りましたね。歌い方もいいですよ」
と、大変褒めてくださった。
お世辞や慰めではなくて、先生が本当に良い・頑張ったって思って
くださっているって感じた。
正直言ってメチャメチャ嬉しかった。

そこから音楽的なことを色々と。
大半が自分でも難しいとか、弾き辛いと感じている部分。
あとは勝手にテンポを緩めて弾き浸っているフレーズ等のご注意。

重音部までレッスンが進むと先生は、この部分の進歩について特に
褒めてくださった。
「重音の音程頑張りましたね~。ずいぶんハマってきましたよ」
で、もう一歩!ってな感じ。
……この「もう一歩」こそが難しいわけだが。

とにかく前回みていただいた時は、重音部は音程が悪すぎて音楽的な
ことは何もご指導いただけなかったのだ。
本当にものすごい敗北感だった。
だけど今回は、ちゃんとフレージングとか盛り上げ方とか、みっちり
教えていただいた。

嬉しかった。本当に。
前進した、って珍しく明確に感じた。

とはいえ、重音の音程は上手くいく時と、いかない時がある。
今回はうまくいった部分もあるが、次はどうなるかわからない。
まだまだ安定を目指してしつこく練習しないと。

しかし。
先生のおっしゃることは、なるほどなるほど、と思うことばかりだ。
自分では見落としているし、意識がそこまでいかない。
率直に、先生ってやっぱりスゴイなと思う。

ともあれ、全体の方向性として「よくまとまっていますよ」と言って
いただいた。
あれだけグチャグチャ言いながら練習してきて、先生の反応が、
「アチャーッ!」
って感じだったら、ホント私はもう行き場所がないなって思っていた
のでホッとした。

今回のレッスンまでの間、だいぶ沈んだが。
大丈夫、私だってまだ伸び代がある。
信じるものは救われる的に頑張ろう。

……というわけで少々浮上。
帰り道ニヤニヤしてしまった。マスクしてて良かった。
この気持ちを大事にまた練習しようっと。

↓いつもありがとうございます。
嬉しくてワインをガブ飲みしちゃいました(〃∀〃)ゞ
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恩師の演奏から

2017-01-06 09:22:38 | 音楽
今弾いているレゲンデなのだが、前のお教室の発表会で先生が
講師演奏されたことがあった。
ありがたいことに、その時の演奏を録音したCDが手元にある。
平成15年の発表会で自分の演奏とともに録音されている。

普段私は、曲の取り掛かりくらいまでしか音源を聞かない。
今のように練習が一巡して大体の仕上がりイメージが見えて
きたら、まず聞かない。

なんでかって。
「私はこんなふうには弾けない」
ってマジマジと感じて、どよよ~んとしてしまうからよ。
ただそれだけ。
本当は音楽的なものの参考に聞く方がいいのかなと思うが。
どうしても、どよよ~んってなってしまうから避けている。

しかし今、私のレゲンデは相当伸び悩んでおり。
前の先生の演奏ならレッスンしてもらうつもりで、とか思って
…思っちゃって。
聞いた。

そしたら、もうなんか圧倒的すぎた。
どよよ~んを通り越して、私なんて豚足で弾いているような
もんだって思った。
意味不明だけど、ニュアンスで…。

私はいつも音程音程って言っているけれど。
まず、そういう問題じゃないよねってトコからスタート。
スタートラインにも立てていない。
こんなに差があるのかって、ムチャムチャショックだった。

いや、取り掛かりの頃にはこのCDを何度も聞いたのだ。
だけど、自分がそれなりに真剣にこの曲と向き合ってみた後
になると、聞き方も感じ方も全然違う。本当に全然。

「私このままじゃヤバイ」って心底思って。
かといって、じゃあどうしたらいいの?って感じ。

しかし考えてみれば、自分と比べた相手は前の先生。
先生は本当にすごい方で、私はヘナチョコ。
比べること自体が間違っている。
だけど、ヘナチョコだからって「もうこれでいい」というわけには
いかない。
ヘナチョコなりの気概ってもんがあるのだし。

一方で先生の演奏を聞いてショックを受ける自分のおこがましさ
みたいなものも強く感じる。
また?いまさら?弾けているとでも思ってた?

……以上のようなことを踏まえて、結局いつものようにやるだけ
やるし、諦めないし、頑張る。
先生の演奏はひとまず置いておいて、自分なりに良く弾けたって
思えることもあるかもしれない。

だけど、なんだか結構泣けた。
色んな感情がアレコレ込み上げてきて。
前の先生にもっと真剣に教わっていたらとか。
自分は年だけとってしまったのだとか。
取り返しのつかないことばかり。

まあ、とにかくどうしたって先生のように弾くのは無理なので、
今の自分が出来るだけのことをやるしかない。
前の先生からいただいた卒業試験みたいな気持ちで取り組もう
と思う。

ちなみに、平成15年の発表会で私はバッハのバイオリンコン
チェルト2番1楽章を弾いた。
久々に自分の演奏を聞いてみたが、なかなか上手だったし、
音が今よりずっとキレイのように感じた。
ホールの音響のせいだろうか。ウソでしょ?って感じ。
こんなにいい音で弾いていたなんてね。
休んでいた6年間で私は一体何を失ったのかなあ…。
なんちゃって。暗すぎ。大丈夫大丈夫。

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とりとめのない話4

2017-01-03 09:16:05 | 音楽
3月の発表会で伴奏していただくピアノの先生が前2回までの
方と変わるとのこと。
これまでの先生には本当に助けていただいて、今回も勝手に
ものすごく頼りにしていた。
だから少し不安。

今回のピアノの先生も、もちろん合わせるのがとても上手な方
なので大丈夫ですよ、と先生はおっしゃったが。
まず、初めて会う方の前でバイオリンを弾くってことが私には
ハードルが高い。
想像したら動悸がしちゃうよね。
ピアノ合わせまでに、緊張してもちゃんと弾けるようにどうにか
仕上げないと。…焦る。

娘のピアノ伴奏は今回も私がする。
「二人のてき弾兵」
家でボチボチ練習しているが、転調があったりして前回より
少し複雑。
だけど、曲自体はとても素敵で好きだ。
先日、2日くらいピアノを弾かなかったら、
「あ、この間よりも弾けなくなってる」
と実感した。
やっぱり続けて練習しないとダメだなあ。

ところで、私はお正月が苦手。
実家にいた頃、親戚がわらわらと集まってきてメンドーだったり、
普段はてんでバラバラの家族なのに、そういう時だけ家族感や
一族感を出すのが、嘘くさくてイヤだなと思っていた。
……あくまで私的な話ですよ。

だから、結婚してから夫と作った家庭ではお正月はナシ。
おせちもお雑煮も、通り一遍の挨拶も親戚付き合いもナシ。

夫は、自分の専門分野以外については、大抵のことをどうでも
いいと思っている人なので、おそらく今日が何日かとかもあまり
よくわかっていないと思う。
娘は通常の子供番組が放送していないことに憤っている。
平和平和。

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