コミュニティサロンふれあいらんど

先人樹を植え、後人その下に憩う

第198回通常国会アベ総理施政方針演説(2019年1月28日)

2019-01-29 11:47:15 | まちづくり
 アベ総理は1月28日の施政方針演説で、「平成の、その先の時代に向かって」との表現を7回繰り返したようですが、主語があいまいで、かつての「私の内閣」は消えた一方で、敵前逃亡よろしく「国民」に丸投げの中身である。
 とりわけ、五:戦後日本外交の総決算【安全保障政策の再構築】の中ほどの「自らの手で自らを守る気概なき国を、誰も守ってくれるはずがない。安全保障政策の根幹は、我が国自身の努力に他なりません。」の件は、気概ある日本国民だからアメリカが『守ってくれる』のでは決してありません。
 さすれば、―自らの手―の自らとはだれなのか? ―誰も守ってくれるはずがない―の誰もとはだれなのか? ―我が国自身の努力―の我が国自身とはだれなのか?
 沖縄をアメリカに献上し、北方領土をロシアに売り渡そうとする「気がいない国=『私の内閣』」は「国民」はもとより、国際社会からそっぽを向かれるのはその通り!?
 ―安全保障政策の根幹は、我が国自身の努力に他なりません―は、憲法前文で高らかに宣言しています。「-平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した。―」のを、「抑止力」の名のもとにミスリードして、はばからないアベ内閣の施政方針演説は、平成の限りとしてほしい。