相棒たち

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叡王戦第8局・・・永瀬拓矢叡王vs豊島将之竜王

2020年09月07日 | 将棋
昨日6日(日)第5期「叡王戦七番勝負」の第8局が、神奈川県秦野市の旅館「元湯 陣屋」で行われ、挑戦者の豊島将之竜王が永瀬拓矢叡王(二冠:叡王・王座)に75手で勝った。

叡王戦は、2018年の第3期からタイトル戦に昇格したばかりで今年5期目。
8大タイトル戦の内、最も歴史が浅いタイトル戦になる。
流石の羽生永世7冠もこの8つ目のタイトルはまだ頂点に立っていない。

8タイトルを分け持つ4人のうちの2人が戦う叡王戦だが、藤井二冠ほどの注目度がないのは残念。
それも、7番勝負の筈が第8局・・・????????

第1局が千日手指し直し、第2・3局と2局続けて持将棋(引き分け)と既に実質9局戦っているからだ。
持将棋(じしょうぎ)とは、引き分けの事。
互いに入玉となり持ち駒の勢力も拮抗した棋譜となった時に成立する。
千日手局は番勝負の勘定には入れないようだ。

これで3勝3敗2持将棋のイーブン。
第9局は9月21日に東京・将棋会館で行われる。
第9局で決まるか、3度目の持将棋は有るや無しや・・・

下の局面は、一見、持ち駒の分だけ永瀬二冠がやや有利かと思えるが、
豊島竜王の51手目(下の画像)「1二金打」が間に合うとは・・・


この後・・・
52手目永瀬二冠「4七歩打」、53手目豊島竜王「3八金」
54手目永瀬二冠「8六歩」、55手目豊島竜王「同歩」
56手目永瀬二冠「8八歩打」に対し、
豊島竜王57手目は「同銀」と歩を払わずに「2一金」と「桂馬」を手に入れ、これが後々効いて来た訳だ。

明後日9日は、名人戦B級2組の順位戦で、藤井二冠が幼い頃憧れだった谷川九段に挑戦する。