相棒たち

smash・桜子・ポロ・カフェラテ・knee・「あゆ」は天寿を全うし、独りになった相棒「カプチーノ」。

轍(わだち)・・・昔こんな「詩」があった:その45

2020年10月25日 | 詩・唄・歌・曲
♪ もう何年経つのでしょう あなたと出逢って
♪ 泣く事さえも忘れた私に 優しさを想い出させてくれた

♪ 頬を赤くして笑う姿 今にも手に届きそうで

♪ ずっとこの場所で生きて行く
♪ きっとこの場所で生きて行く
♪ 一緒に過ごした瞬間(とき)は 生きる私の宝もの

♪ いつの日か胸を張って あなたの前で笑いたい
♪ 人の心を見つめる心 何も言わず教えてくれた

♪ 楽しそうに耳を澄ます姿 今にも手に届きそうで

♪ ずっとこの場所を忘れない
♪ きっとこの場所を忘れない
♪ 一緒に過ごした瞬間は 生きる私の宝もの

♪ ずっとこの場所で生きて行く
♪ きっとこの場所で生きて行く
♪ 一緒に過ごした瞬間は 生きる私の宝もの
♪ 生きる私の宝もの

曲:杉本眞人、詩・唄:あさみちゆき「こころのうた」

YuoTubeへのリンク
https://www.youtube.com/watch?v=_Iu4YEkrWaw


デビュー3年目、2005年頃の詩で、あさみちゆき本人の作詞「こころのうた」。
自身が作詞・作曲を手掛けた「井の頭公園」と言う詩もある。


それにしても、今日はいい天気。
こんな日は、決まって頭に浮かぶ詩がある。
だいぶ前のブログ(轍:17)に書いたが・・・

「この空の青さは」


そして・・・
久しぶりに、昨日今日と2日続いてテニスだ。
まだまだやれる。

轍(わだち)・・・昔こんな「詩」があった:その44

2020年10月24日 | 詩・唄・歌・曲
♪ 淡紅の秋桜が秋の日の
♪ 何気ない陽溜まりに揺れている
♪ 此頃 涙脆くなった母が
♪ 庭先でひとつ咳をする
♪ 縁側でアルバムを開いては
♪ 私の幼い日の思い出を
♪ 何度も同じ話くりかえす
♪ ひとりごとみたいに 小さな声で

♪ こんな小春日和の穏やかな日は
♪ あなたの優しさが浸みて来る
♪ 明日嫁ぐ私に 苦労はしても
♪ 笑い話に時が変えるよ
♪ 心配いらないと 笑った

♪ あれこれと思い出をたどったら
♪ いつの日もひとりではなかったと
♪ 今更乍ら わがままな私に
♪ 唇かんでいます
♪ 明日への荷造りに手を借りて
♪ しばらくは楽し気にいたけれど
♪ 突然涙こぼし 元気でと
♪ 何度も 何度も くりかえす母

♪ ありがとうの言葉をかみしめながら
♪ 生きてみます 私なりに
♪ こんな小春日和の穏やかな日は
♪ もう少しあなたの
♪ 子供でいさせてください

詩・曲:さだまさし、唄:山口百恵「秋桜」

YuoTubeへのリンク
https://www.youtube.com/watch?v=zrABEMNvrvA


あさみちゆきの「秋櫻の頃」を聴いて、久しぶりにこちら(秋桜)も聴いてみたくなった。
なので、行きがかり上、今日はこの詩を・・・

昨日のブログで・・・
「秋桜」を「コスモス」と最初に読ませたのは「さだまさし」だ。
と書いたが・・・

この詩は、当初「小春日和」というタイトルだったと言う。
「秋桜」と提案したのはプロデューサーで、さだはそれを「コスモス」と読ませるつもりはなく、和名の「あきざくら」とするつもりだったらしい。
と、Wikipediaには書いてあった。

いずれにしても、この詩は、阿木燿子・宇崎竜童コンビの曲によるツッパリのイメージだった山口百恵を一変させた。
表現者として、演じ分けられてこそ一流の唄い手と言える。



第33期「竜王戦」7番勝負の第2局・終局

2020年10月23日 | 将棋
※:竜王戦の結果を追記。

羽生永世七冠の96手目「5二銀」を見て、17時10分、豊島竜王投了。
終局譜


1勝1敗で迎える第3局は、11月7日(土)・8日(日)、京都府京都市「総本山仁和寺」で行われる予定。


※:以下は、昨日の経過

羽生永世七冠が豊島竜王に挑戦する「竜王戦」の第2局が、名古屋市の亀岳林万松寺で本日9時から始まりました。
1日目の今日は夕方6時で終了となり、封じ手が行われました。

昼食休憩前までに53手まで進むハイペースでしたが、午後は一転してじっくり読み合う展開で、豊島竜王の59手目「5四歩」までの僅か6手。


羽生永世七冠の60手目が封じ手となりました。

解説陣が示した封じ手の候補手は・・・
「3六歩」
「8六銀打」
「3二銀打」

さてさて、封じ手は如何に・・・
明日9時の再開が楽しみです。


PS:封じ手は「8六歩」でした。
解説陣の予想は外れ。
その後、61手目「8六同歩」に
羽生永世七冠62手目「3六歩」と垂らしました。
ここで豊島竜王、長考に入るか・・・

轍(わだち)・・・昔こんな「詩」があった:その43

2020年10月23日 | 詩・唄・歌・曲
♪ いくつかの盆が過ぎ いくつかの齢を取る
♪ 秋の日和の陽だまりの中を
♪ 亡き父は縁側に いつも湯呑を置いていた

♪ コスモスが咲いている 風が来て揺れている
♪ そんな風情に目を細めながら
♪ 一服の茶を啜る 静けさ好む父でした

♪ 取り越し苦労をしてきた様な 父の目元の笑い皺
♪ 過ぎた昔を懐かしむように
♪ 湯呑を包む父の手を 思い出します今も今も

♪ こつこつと働いて 愚痴さえもこぼさずに
♪ 妻を愛して 子供を愛して
♪ ささやかな人生を ひたむきに生きた父だけど

♪ 手に取れば重たくて 古びてる欠けている
♪ 茶渋の付いた湯呑み茶碗に
♪ 亡き父は何を思い 何を語っていたのでしょう

♪ 取り越し苦労をしてきた様な 父の目元の笑い皺
♪ 揺れるコスモス慈しむような
♪ 静かな父の眼差しを 思い出します今も今も

♪ 取り越し苦労をしてきた様な 父の目元の笑い皺
♪ 過ぎた昔を懐かしむように
♪ 湯呑を包む父の手を 思い出します今も今も

詩:高田ひろお、曲:杉本眞人、唄:あさみちゆき「秋櫻の頃」

YuoTubeへのリンク
https://www.youtube.com/watch?v=cMPnHwDIyyI


「秋桜」と書いて、「コスモス」と読ませる。
今では一般的になったこの当て字を最初に使ったのは「さだまさし」だ。

「秋櫻の頃」は、タイトルからして、山口百恵の唄「秋桜(作詞作曲:さだまさし)」を連想させ、さらに、「陽だまり」「縁側」というフレーズも「秋桜」の情景そのものだ。

敢えて、似せて作ったのかもしれないが、穏やかなメロディと「あさみちゆき」の語る様な柔らかい唄声がいい。

我が家にも縁側はあるが、そこで茶をすすった事はない。
そもそもコスモスを植えていない。
「こつこつと働いて」きたか、「ささやかな人生」だったか、「ひたむきに」生きて来たか・・・
どれもしっくりと当て嵌らない気がするが、一所懸命働いては来た。

長距離のハンドルを握る時、32年前に逝ったオヤジを想い出す。
睡魔に襲われハッと我に返る事が何度か有ったが、幸いどれも事故には至らなかった。
生涯タクシードライバーだったオヤジが助けてくれたと思っている。

茶渋の付いた湯飲み茶わんなど、形見になる筈はないが、あの「真っ白な陶磁器」なら、誰かに使ってもらえるかもしれない。
他に何か形見となる様な物はあるか、捜しておこうか・・・


轍(わだち)・・・昔こんな「詩」があった:その42

2020年10月22日 | 詩・唄・歌・曲
♪ 憎い恋しい あの人は
♪ 私に何も 云わないで
♪ アラビア文字の 貨物船
♪ 日暮れに乗って 行っちゃった

♪ 港カモメの 群れの中
♪ 私はカラス 赤い目の
♪ 夕焼け色の 電柱で
♪ あの人そっと 見送った

♪ 昔 異人さんに 連れられて
♪ 少女も船に 乗ってった
♪ 行ったら帰る あてもない
♪ 昔も今も 横浜は

♪ 山で暮らせば いいものを
♪ 街まで来たら 捨てられた
♪ 今夜も一人 止まり木で
♪ カァカァ泣いて 呑むだけさ

詩:高田ひろお、曲:杉本眞人、唄:あさみちゆき「港のカラス」

YuoTubeへのリンク
https://www.youtube.com/watch?v=ZjLdlOmEQsg


2003年12月発売の「あさみちゆき」2枚目のシングル。
デビュー曲「紙ふうせん」に続いて、杉本眞人の作曲。
井の頭公園の歌姫と言う愛称を持つ彼女は、この後も杉本眞人の曲を多く唄う。

詩は、野口雨情の「赤い靴」を連想させるが、特に感情移入するものはない。
ただ、「港」「横浜」と言うフレーズだけは、記憶を呼び覚ます。


名人への道

2020年10月21日 | 将棋
「順位戦B級2組」5戦目
藤井二冠の97手目「7四同飛」を見て、村山慈明七段投了。
決着は日付が変わるかと思われる熱戦でしたが、午後11時半前に終了。



村山七段は、終盤、先に持ち時間6時間を使い切り1分将棋に。
藤井二冠も数分を残すだけと、しっかり時間を使って精確に差し手を進めました。
これで順位戦5連勝。
前途はまだまだ長いが、楽しみです。

轍(わだち)・・・昔こんな「詩」があった:その41

2020年10月21日 | 詩・唄・歌・曲
♪ あなたに出逢って この胸の
♪ つぶれた夢が 膨らんだ
♪ あなたの吐息で 膨らんだ
♪ 私は小さな紙ふうせん
♪ 青い空などいらない
♪ あなたの手の平で 飛んでいたい

♪ 天まで届けと 願っても
♪ いつでも夢は 落ちて来る
♪ 涙の重さで 落ちて来る
♪ 私は小さな紙ふうせん
♪ 変わる季節を数える
♪ あなたが飽きるまで 遊んでいてね

♪ 哀しい昨日は かくしても
♪ 静かに夢は 逃げて行く
♪ 空っぽな心を 逃げて行く
♪ 私は小さな紙ふうせん
♪ 優しい別れはいらない
♪ あなたの指先で 破り捨てて
♪ あなたの指先で 破り捨てて

詩:田久保真見、曲:杉本眞人、唄:あさみちゆき「紙ふうせん」

YuoTubeへのリンク
https://www.youtube.com/watch?v=SR-o7M503hQ


杉本眞人作曲のこの曲は「あさみちゆき」のデビューシングルで、2003年「第49回日本レコード大賞・日本作曲家協会奨励賞」「第41回日本有線大賞・有線音楽賞」など数々の賞を受賞。

サラリーマン生活に別れを告げ、新しい仕事を軌道に乗せるため必死だった頃で、リアルタイムでは聴いていなかった。


PS:藤井二冠が「順位戦B級2組」5戦目村山慈明七段と対局中。
ここまでは4連勝だが、村山七段とは過去に1度対戦があり敗れている。
さらに戦法は、直近で敗戦が多い「横歩取り」。
この戦法での勝ち方を研究中かも知れない。

轍(わだち)・・・昔こんな「詩」があった:その40

2020年10月20日 | 詩・唄・歌・曲
♪ あなたは売れない小説を 溜息ついて書いている
♪ 見果てぬ夢と知りながら 私は横に付いている
♪ 大きな夢だと信じても ついうなだれてしまいそう
♪ 貧しい事は平気でも このままここに居られない
♪ だから 私は鬼になる 貴方を捨てて よそへ行く
♪ 二年二ヵ月二日目に ここで逢いましょう 聖橋で

♪ あなたと暮らした四畳半 きれいに掃除した後で
♪ 泪の滲みた手紙書き 机の上に置いておく
♪ 小説書くのもいいけれど 貴方は少し甘ったれ
♪ 自分で生きる気になって こう言う私見返して
♪ そうよ私は鬼になる 貴方を捨ててよそへ行く
♪ 二年二ヵ月二日目に ここで逢いましょう 聖橋で

詩:阿久悠、曲:杉本眞人、唄:あさみちゆき「聖橋で」

YuoTubeへのリンク
https://www.youtube.com/watch?v=l5ISKWopBDo


「♪食べかけの檸檬、聖橋から放る・・・」
と、さだまさしが唄った、あの「聖橋」。

阿久悠の母校の明治大学近くの神田川に掛る「聖橋」は、両岸に位置する2つの聖堂、湯島聖堂とニコライ堂とを結ぶ事から「聖橋」と命名されたと言う。
1983年発売の、狩人のアルバム「日本海」に、阿久悠作詞の同名のタイトル曲(聖橋で)が有り、聖橋は、阿久悠にとって思い入れの深い場所のようだ。

「二年二ヵ月二日目に」と言うフレーズも、意味深だ。
1年では変われない。
3年では忘れてしまいそう。
2年なら、まだ覚えていられるかも・・・と言う事か?
因みに阿久悠は、1976年に「たった二年と二ヵ月で」と言うタイトルの作詞もしている。
思い入れのある地名、思い入れのある言葉は、何かにつけて使ってみたくなるものらしい。

この曲が発表された半年後の2007年8月、阿久悠没。
遺作となった。



轍(わだち)・・・昔こんな「詩」があった:その39

2020年10月19日 | 詩・唄・歌・曲
♪ 薄い座布団一枚で 地べたに座って四十年
♪ 時が流れて人が流れる 濁流うねるこの都会で
♪ 流されまいと流されまいと 小石の様にうずくまる
♪ 靴を磨けば心も晴れる 今日も元気に頑張って
♪ 雨の日も風の日も 新橋二丁目七番地

♪ こんな私に出来たのは 一生懸命生きる事
♪ 秋の夕暮一つため息 赤チン色の赤ちょうちん
♪ 一杯飲めば一杯飲めば 人間なんて立ち直る
♪ 靴の汚れは心の汚れ 夢も磨けばまた光る
♪ 雨の日も風の日も 新橋二丁目七番地

♪ 明日はきっと明日はきっと いい事あるさ大丈夫
♪ 辛い気持ちは靴見りゃわかる 今日もあなたは頑張った
♪ 雨の日も風の日も 新橋二丁目七番地

詩:田久保真見、曲:杉本眞人、唄:あさみちゆき「新橋二丁目七番地」

YuoTubeへのリンク
https://www.youtube.com/watch?v=djUX1oOKYBY


2011年リリースの「あさみのうたⅦ」に収録され、翌年3月シングルカット発売。
同月、有線リクエストチャート1位となるも紅白は叶わず。

実在の靴磨き職人「中村幸子」をモデルにした楽曲。
中村は19歳で静岡県から上京。
体の弱かった夫を支え、がんと闘いながら、行商など様々な仕事をこなし、
5人の子を育て、東京新橋駅前で40年以上にわたって靴磨きを続け、
人々に元気を与え続けたとし、テレビ、新聞、雑誌などのメディアにも取り上げられた。
本曲は、その中村の生涯を綴った人間讃歌だ。





轍(わだち)・・・昔こんな「詩」があった:その38

2020年10月18日 | 詩・唄・歌・曲
♪ 小肌を切って 熱燗二合
♪ それとこの娘に 中とろサビ抜きで
♪ 父と坐った 鮨屋のカウンター
♪ ちょっと大人に なった気がした
♪ あの日あなたは 少し酔ってた
♪ たくさん食べなよ 好きなもの
♪ そう言いながら 向けた笑顔は
♪ 何故か寂しく 悲しげだった

♪ 父と母との 間の事は
♪ どうなってたか 知る由もない
♪ あの日がそう 最後です
♪ 父とは会えない 娘になった

詩:井上千穂、曲:杉本眞人、唄:あさみちゆき「鮨屋で」

YuoTubeへのリンク
https://www.youtube.com/watch?v=G3brsaFMR18

すぎもとまさとバージョン
https://www.youtube.com/watch?v=ShJNC3ysHbo


「吾亦紅」で杉本眞人を知り、「あさみちゆき」を知る。
2009年、すぎもとまさと&あさみちゆきスペシャルライブ2枚組CDを買った。


熊谷市内に星川という川が流れている。
戦時中、空襲で多くの市民が飛び込んだ痛ましい歴史のある川だ。

その星川沿いに「美登里」という鮨屋が、有った。
有った・・・そう、過去形になってしまったのだ。

鮨屋のカウンターで好みの鮨を好きなだけ注文する。
馴染になり焼酎を一升瓶でおいてもらう。
年末には、村上の鮭を分けてくれた。
そんな年月がどれくらい流れただろうか。

妻と娘2人と、家族4人で月に1度の楽しみは結構長く続いた。
店主の息子が付け場に立つようになった頃、私たちの娘も母親になった。
妻と、その母と、娘と、初孫と、女系4代揃って通った時代もあったが・・・
或る事がきっかけで敷居の高さを感じ、足が遠のいた。

今月始め、家への帰路、久しぶりに星川通りを走った。
シャッターが閉まっていて、A4の貼り紙が目に付いた。
店を閉める、と・・・コロナの影響か、はたまた別の・・・

通い続けて居れば、何かが変わっていただろうか。