2024年7月1日、月曜日。 雨のち曇り。
新しい一週間、新しい一ヶ月、
そして一年の後半の始まりです。
残る6ヶ月も、皆さまが健やかに過ごされます様お祈りいたします。
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#山の記憶
先週土曜日、
あきる野市の養沢集落から、日の出山に上がる登山道を歩いて来ました。
養沢には今まで幾度となく訪れていますが、今回は、奥多摩の居酒屋で知りあった養沢出身のKさんから聞いた昔話を偲びながらの山歩きです。
来年古希を迎えるKさんの、五つの思い出話を織り交ぜながらお届けします。
養沢物語
ようざわものがたり
前日の雨で増水した養沢川沿いの道を散策しながら養沢に向かいました。
㈠ 養沢川の水量
養沢川の源流は「ロックガーデン」で知られる御岳沢です
Kさんの子供の頃の遊び場だったそうですが、御岳集落に取水場が出来た頃から水量が激減してしまったそうです。
㈡ 旧小宮小学校
Kさんが通ったという小学校です。
当時は学童が600人(!)もいたそうで、、、
思わず聞き直したら、
「あの頃は10人兄弟がザラだったからね。」と笑っておられました。
今は廃校となり「小宮ふるさと自然体験学校」となっています。
因みに、、、
この校舎は、NHKの「中学生日記」の撮影舞台となっていたそうですよ!
途中からバスに再乗車して「大岳鍾乳洞入口バス停」へ、、、
バス停の目の前が養沢神社です。
㈢ 養沢神社の栃ノ木
境内には幹周6mを越える栃の巨樹がありましたが、老衰で折損の危険があるため2015年に伐採されてしまいました。
あきる野市のHPより
私が初めてここを訪れたのは2016年の春でしたので、ほんの数カ月違いで巨樹の姿を見損ねてしまったことが残念です。
現在、二代目の栃ノ木が成長中です。
㈣ 昭和の登山ブーム
昭和の登山ブームの頃の養沢はとても活気があって、特に日の出山の「初日の出登山」の折りには大型バスの臨時便が5台出たこともあったとか、、、
終点の上養沢バス停
今ではミニバスでの運行となっています。
古めいた登山案内板が残っています。
尾根の向こう側に、この看板には無い「つるつる温泉」が開業してからは、養沢登山道はすっかりマイナーになってしまいました。
集落最奥の民家にはご老人がご健在でした。
その先の登山口には「山鳥狙い」だという野鳥愛好家さん達が、、、
恐縮しながら、静かに山に入りました。
日の出山、養沢口登山道
古くから整備されたことが偲ばれる登山道です。
養沢鍾乳洞跡
現在は閉鎖されています。
㈤ 山の通勤路
昔、Kさんのお母様は御岳の山上集落で働いて居られたそうで、毎日、養沢からこの山道を歩いて通っておられたと!😳
いやはや、、、
Kさんの昔話は、驚くことばかりです!
個性的な鳴き声が聞こえてきました♪
YouTubeでお聞きください。(22秒)☟
何という鳥でしょうか??
野鳥はズブの素人でして、、、
ご存知の方が居られましたらご教授ください!
養沢から1時間半程で日の出山山頂です。
日の出山(902m)
その名に因んで「初日の出」を目当てのハイカーさんが押し寄せた時代があったそうです。
生憎のガスで、展望はありませんでした。
御岳の山上集落へ、、、
武蔵御嶽神社の門前集落です。
山上集落の紫陽花
お母様は何処で働いていたのかな?
そんなことを考えながら集落を後にしました。
山行記録をヤマケイオンラインにUPしましたので、時間と興味のある方はご笑覧下さい。☟
本日もご訪問頂きまして有難うございました。