発見が常識を覆す、覆った常識が時代を変える、変わった時代が人間と政治を変える

政治は知恵を出せ
政治家よ常識を変える発見をしろ
政治家よ時代と人間を変えろ
政治は誰にでも出来る物ではない

第37話 イザナミ(妻)の死

2007年11月02日 | Weblog
よもつひらさか

 
イザナギ・イザナミの夫婦には、淡路島で一人、四国で一人、
すでに、二人の子持ちだった。この出雲の地でまた、一人身ごもった。
「あなた!子供が出来たの!」
「そうか~、今度は女の子がいいな~」
幸せな会話を繰り返した。
3人目の子供ゆえに、夫婦共に安心していた。
お腹がだんだん大きくなって、やがて、臨月を迎えた。
イザナギは、産屋に入り、出産の準備をした。
「あなた、行ってくるね」
「おう!しっかりな!」
妻を激励した。
やがて、産みの苦しみの妻の声が聞こえてきた。
やがて、声が途切れ、
「おぎゃ~、おぎゃ~」
赤ん坊の泣き声が聞こえた。
ばた、ばた、急を告げる足音が迫ってきた
「大変です」
産婆の声が
「どうした」
「赤ん坊は無事に生まれましたが、奥様の出血が止まりません。
至急来て下さい」
「なに~」
驚いてイザナギは妻の元へ走った。
「しっかりせい」
妻を激励したが
「あなた、すみません。私はもうだめです」
「何をいう、死んではならん」
「この子を、頼みます。もっともっと貴方と生きて生きたかった」
イザナミは、産屋を血に染めて、黄泉の国へ旅立った。


最新の画像もっと見る