第二章 関空からクアラルンプール国際空港(KLIA)へ
1) チェックイン
6月19日、いよいよKLIAに向け出発です。わたしたちは今回ホテル日航関西空港へ前泊しました
ので、朝食をゆっくりと楽しむことが出来ました。Buffe形式の朝食でしたが、和洋中と揃えてあり味も
良かったですね。わたしは和食、奥方は洋食。残念ながら、写真に撮るのを忘れてました。
このホテルは外国航空会社のキャビンクルーの宿泊に指定してあるようで、外国のクル―が朝
食を摂っているのをみかけました。
朝食後、身支度を整え空港チェックインカウンターへ。マレーシアの友人へのお土産も買わ
ねばならなかったので少し早目でしたが、チェックインの手続きを済ませました。例の事故の
せいかオフシーズンのためか、カウンターは混んでいませんでした。そうそう、今回気付いた
のですが、エコノミーでも預ける手荷物の重量が30kgになっていました。従来は20kgだっ
たのですが。30kgあると助かりますよね。日本ではチェックイン時荷物が重量オーバーして
いると中味を出さなくてはなりませんが、マレーシアの空港では、数キロオーバーくらいはオ
マケしてくれるのですけどねぇ。
<こういうアバウトなのも、マレーシアが好きなワケのひとつです。日本はなにもかもが窮屈
です。>
パスコン(出入国審査)もなんなく通過し、シャトルで搭乗ターミナルへ。特に免税店で買い
求める物もありませんでしたから、ぶらぶらとWindow-shoppingしながら5番ゲートへ着きまし
た。搭乗開始時間までまだ間があったので私は暫くご無沙汰となる日本の生ビールを、奥方はコー
ヒーをKIOSKで購入し味わいながら搭乗開始時間を待ちました。そして、午前10時40分頃機
中のひととなりました。チェックインの時と違い、機内はまあまあのお客さんでした。6割強
くらいだったでしょうか。
2)KLIA到着->マレーシア入国
ー機内あれこれー
KLIA着陸まで、飲み物や映画などで過ごしました。Inflight Theaterで "Battle Ship" をや
っていて、しっかり観ようと思っていたのですが、日頃のストレスとアルコールのせいもあっ
てか、奥方ともどもついつい眠ってしまいました。
奥方も。気流も安定していて気持ち良く昼寝できました(-_-)zzz、、、。
反面、最近は、CAと乗客と会話を制限されているのか、それともCAの数が減らされたのか
機内で彼ら/彼女らと会話を楽しむ時間もないようで、そういう面ではつまらないフライトでし
た。まあ、Economy Class (Class-Y)だったから仕方ないのかもしれませんがネ。
そう言えばBusiness Class(Class-C)の席も大分空いていたようです。わたしが現役で出張し
ていた時などはClass-Cと言えどもほぼ満席の状態でした、、、。
Class-Cは今でこそ割安料金でも乗れるようですが、当時はそう言った料金体系すらなかった
時代です。その料金差は+50%。シートや料理、CAの対応などエコノミーに比べれば数段
の差があります。当然ですよね。
プライベートの旅行はともかく、仕事で遠距離出張する時にはClass-Cにするべきでしょうね。
疲労感の解消度が違います。わたしはその両方を経験しているわけですが、この時、「カネの
チカラ(価値)」と言うものの一端を見た気がしました。尤も、航空会社によりその内容は随分
と違うようですね。ラウンジにしても。
私の経験からすれば、ナンバー1はシンガポール航空(SQ)でしょうね。ラウンジなどは
素晴らしいの一言に尽きます。落ち着いた照明やインテリアカラ―。当然アルコールのレベル
や軽食等々。日本の航空会社も見習うべきだと思います。
この面に限って言えば「おもてなし」のこころはSQの方が優っていますね。
以前駐在していた時に奥方の両親をマレーシアに招待したことがありました。
当時は広島からマレーシアへの直行便はなくシンガポールで乗換だったのです。義父母もこれ
が最後の海外旅行になると思い、シンガポールからクアラルンプールまでSQのファースト
クラスを使いました。一時間以内のフライトだし料金も通常料金より30%くらいの差でした
(一人二万)。それに、マレーシア~シンガポールは元ひとつの国であったためか、国内線扱
いなのでエコノミとファーストしかないのです。にも拘らず、ラウンジ(待合室)は国際線と
同じなのです。更に驚いたことに、機内に搭乗して分かったのですが、なんと飛行機はジャン
ボだったのです。
このジャンボのファーストクラスは一番前の部分で両窓側2列ー中央2列のなんとも贅沢な
配列で、シートも足が床に着かないフカフカ。CAはマンツーマン! 料理も一時間以内のフ
ライトにも拘らず焼き鳥や果物、サンドイッチなど盛りだくさん。お酒も高級品ばかりで義父
母の笑みを満面に湛えた様子が思い出されます。今は亡き義父母に良い思い出をプレゼント出
来たと思います。
-入国ー
オットトッと、横道にそれてしまいました。関空からおよそ6時間強、マレーシア・クアラ
ルンプール国際空港(KLIA)に午後4時半、ほぼ定刻に着陸です。KLIAでは特に税関申告を要す
るような物を持ちこまない限り、先ず税関はノーチェックで、知らん顔して税関を通り抜けれ
ば良いのです。
今までの経験では、段ボール箱の荷物や荷物を非常に多く持っている場合には呼び止められ
て検査される確率が高いですね。わたしたちは中小のスーツケースふたつだったので税関もフ
リーパス。パスコンもスムースに行き、荷物も問題なく引き取れあとは奥方の友人の車を待つ
のみです。
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ここでひと言:電車(KLIA EXPRESS)を利用しない場合および、ツアーやパック旅行でない個人
的な旅行の場合は、KLIAへ着きパスコン、荷物検査をクリアしたら、出口の手
前にタクシーチケットを販売しているのでここで、必ずタクシーチケットを購
入すること。
購入時には必ず行先をハッキリとチケット販売員に告げます。車種により値段
が違うので要注意。チケット購入時にスタッフが出口ゲート番号を教えてくれ
るのでそこにいる配車係にチケットを見せると該当する車まで案内してくれま
す。乗車したら運転手にチケットを渡します。
このチケットを買っておかないと、到着ロビーに入ると白タクが必ず寄って来
て法外な料金をふっかけられますよ! 他の国でも同様なシステムを取ってい
るところもあるかも知れないので出発前に必ず確認しておくことをお勧めしま
す。
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携帯で連絡を取り合いながら無事友人と一年ぶりの「ごたいめ~ん」です!
ここでまたまた、携帯電話について少しお話ししておきます。
私の携帯はマレーシアで使っていたものを日本に持って帰っており、そのまま使えるように
料金をトップアップしていました。私のはプリペイド式だったので、最低¥300で補充でき
とても便利です。それというのも、まだマレーシアの銀行に口座を残していたのと、インター
ネットバンキングに登録していため、楽チンでマレーシアの口座からその携帯に料金補充がで
きました。日本の銀行のシステムに同様のモノがあるのかどうかは分かりませんが。
ですから、その携帯を使ってマレーシアに居る友人達ともSMSで連絡を取り合っていまし
た。日本からの電話だと料金がメッチャ高いのです。ですが、もう口座を閉めたので今補充し
ている料金がなくなったら使えなくなります。それでも、こまめに充電さえしておけば、次に
あちらへ行くチャンスがあった時に携帯を持参してシムカードを購入すれば(¥300)再た
使えますから。奥方のもマレーシアで使っていたものでしたが期限切れだったので、シムカー
ドを新しくして使っていました。
勿論、空港でも到着ホールで携帯の貸し出しをしていますので、これを借りるのも電話料金
を安くあげられると思います。ただ、私は今までに借りたことはないので実勢価格は分かりま
せんが、日本の携帯を使うよりは安いと思います。レンタル料金を聞いて200リンギ
(¥700)以上するようなら、クアラルンプールへ行ってからショッピングセンターの携帯
売り場で買った方が良いと思います。「"3G"タイプープリペイド」と言えば買えます。但し、
パスポートは必要ですので忘れない事。
ホテルの住所も必要になりますから、ホテルの住所が入った封筒やパンフレットなどを持って
おくと便利です。タクシーに乗る時も。
日本の携帯も使えない事はないのですが何しろ料金が高い!マレーシアの携帯を使えば日本
と10分話しても70円、30分話しても¥350くらいで済みますから!!!
だけど、日本の通信料ってどうしてこんなに高いのでしょうかね(喝~ッ)!!!
もし、海外へ旅行される時には、現地で携帯電話を借りるか買うかした方が良いですよ。
海外でも使える日本の携帯はべらぼうな通話料金を払わないといけませんから。
-第三話へつづくー次回は写真もアップロードします。