第四章 THIS IS MALAYSIA
1) 帰って来ましたヨ!
クアラルンプール(KL)は気温30℃/5:00pm。日本とおなじようにやや蒸し暑い感じ、、、。
懐かしい においの空気を肺いっぱいに吸い込んで、「ああ~、帰ってきたぁ、、、。」 と実感するわたしと
奥方。だけどもホテルまでの道すがら、パーム椰子のプランテーションが次々に壊されビル群が建設され
ているのを見るにつけ、ホンマにこんなんでええんやろか、、、と疑問を抱かずにはいられません。
風聞するに、これらの大部分が実際に居住したりオフィスが入ったりするのではなく、投資目的だと言うの
ですから。それも、ご多聞に洩れずシンガポーリアンとチャイニーズ(本国)とのこと、、、、。
今やチャイニーズ資本は世界中で暴れまわっていると言うことなのです。
この国の経済成長率数%台と言うのもなんだか眉唾物に思えます。事実、わたしが契約していた会社の
スタッフたちの給料は10年前とさして変わらないと言うのですから、、、。
日本の経済も同じですね。政・官・財の一部の者だけが巧い汁を吸って、大部分の一般国民は働けど働
けど我が暮らし楽にならずの状況から抜け出せませんからね。 弱い者を切り捨てることで潤っているのは
大企業と政府高官・高級官僚だけですから。消費税増税分、どこへ消えているのでしょうかね???
だから、増税は必要と言うことは分かっていても国民は反対するんですよ!
まあ、愚痴はこのくらいにして、高速道路を降りた途端に大渋滞に遭遇.....MRTと言う都市間交通の建
設まっ最中。午後七時頃で通常の退社時間に加えこの工事で、普通なら高速道路のインターから10分も
あればホテルに着くところを30~40分も掛かりました。
これから一週間お世話になるホテルはOne World Hotelという三ツ星クラス(ネットでは自称五ツ星)。
私達の部屋はDELUX DOUBLEで大きなQueen Sizeのベッドでした。
少しくらい寝相が悪くても全く問題なし。でもやはり掃除などは行き届いていないです。尤も、それが当たり
前ですから腹も立ちませんが、マレーシアが初めての方にはちょっと気になるかも、、、。
このホテルは、滞在中お世話になる友人の家の近くで大型ショッピングモールと直結していて便利と言うの
で彼の推奨に従いました(実は、一寸後悔したのです)。 このホテルについてはネットで詳しいことが分か
りますので詳細は割愛します。
2) 一年振りのKLの味
ホテルに荷物を置いて食事にでかけました。旧空港の近くにある「南海」 と言う海鮮中華料理のお店で
す。この海鮮レストランは、私たち家族が初めてマレーシアの某企業の開発部門立ち上げ応援のため赴任
した1992年には既にありましたが、内外装共に大きく改装されていました。
このレストランは滑走路の先端付近に位置するため、離発着時は大きなタービン音と共に大きな機体が間近
に見られるので、幼子を連れてよく来たものでした。この店の特長は、蝦・蟹・魚・貝などが入った水槽が所狭
しと並んでいて、お気に入りの魚介を選び調理してもらいます。もちろん、その他の中華もOKです。海鮮三昧
となると当然お値段の方も張りますが、日本で同等の食事をするよりはお値打ちです。
料理の味も昔と変わっておらず日本で食べる中華よりはマイウ~~~ですよ
数々の魚介水槽 海老のスープ マナ鰹の中華風蒸し焼 チキン 野菜料理
ポークの甘辛炒め 一年振りのごたいめ~んです
今回、昔と大きく変わったものを「発見」しました。下の写真がそうです。何だと思われますか???
わたしは用足しをしたくなってトイレ(Tandas=マレー語)に行ったのですが、ラシキ設備がないんです、、。
鯉や熱帯魚が泳ぐ大きな水槽はありましたが、、、、、。
で、よく見ると水槽に「オシッコ小僧」の絵が描いてあるではないですか!
エッツ、ここでするの????? まあ、わたしもいろんな国で用足しをしましたが、鯉や熱帯魚の入った
水槽めがけて放出したのは初めての経験でした。
イヤハヤ、この設計者のユーモアと言うか冗談というか この発想には呆れ果ててしまいましたよ!!!
ところで、水槽の中のお魚クンたちは自分たちめがけて放水する生き物をどう思ってるんでしょうかネ???
ガラスで仕切られているとは言え、、、ネェ~ツ
マレーシアでも恐らくここだけでしょうね、こんなトイレは、、、、、イヤイヤ、世界でもないでしょうナ、多分。
ー 一寸長くなったので、続きは次回に -