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シリーズ惨獄死(さんごくし) 第三回

2025-02-08 20:07:26 | 残酷史
シリーズ惨獄死(さんごくし)   第三回


孫臏の巻


失脚の故事


孫臏は、ある時、斉の国にやって来た。仕官するためである。しかし、斉には、すでに孫臏の幼馴染みの龐涓が仕えていた。龐涓は、斉の国では、すでに重役に就いていた。龐涓は、孫臏の来国を知ると、孫臏の才能を知っていたため、自分の地位がおびやかされることを警戒した。そこで彼は、計略で孫臏をおとしいれることにした。彼の計略は奏功し、孫臏は、罪を着せられてしまう。捕縛された孫臏は、龐涓の計画どおり、彼(龐涓)によって処遇されることとなった。龐涓は、幼馴染みということもあり、命まで取るのは思いとどまった。孫臏は、五刑の一つである、足切りの刑に処されることとなった。この刑罰は、咎人の両足の膝から下を切断する酷刑である。龐涓としては、孫臏に対して命までは取らないことによって温情をかけたつもりであった。これが「失脚」という語の由来である。


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