忘憂之物

母の日に禁煙宣言(予告)

■2007/05/13 (日) 母の日に禁煙宣言(予告)「1」

午前中、ポカポカと差し込む日差しと、心地よい風にまどろんでいると、携帯電話がうるさく鳴る。出ると母親だった。先月にも電話で話したが「とくになにもない」と言っていたのだが、いったい何用か。

ったく・・・と思ったが、どうも「ありがとうな!」などと言いながら機嫌が良い。はて・・・?聞けば「洋菓子」やらなんやらが届いたということだった。

なるほど。今日は「母の日」である。

そんなことすっかり頭になかった私に代わり、妻が気を利かせて送っていたのだ。

まったく出来た妻だ。私にはもったいない。

「また、顔を出す。」と言って電話を切った。すると、ちょうど娘夫婦が来た。手にはカーネーションとケーキをもっている。トカゲのようなぶさいくな旦那は日本酒をさげている。

妻と娘はキャッキャと言いながらケーキを食って茶を飲んでいる。犬の話や孫の話、鳥の話やウサギの話をしているようだ。私がトカゲに聞く。

『なんや?その酒は?』

「いや、あの、会社でもらったんで、あのお父さんにと・・」

『なんや?もらいもんの酒もってきたんか?』

「いや・・・あの・・・」

『もらいもんのもらいもんやから、ありがとうって2回いわなあかんのか?おう?』

「いや・・ははは・・・」

『なんや?昼間から飲ませてアル中にする気ぃか?それとも、今から仕事に行くから飲酒運転で事故でもさせる気ぃか?おう??』

「いえ・・そんな・・・はは・・」

『ふん・・』

とりあえず、酒に罪はないので、一升瓶を取り上げてお供えする。夜に飲む。

「2」へ

■2007/05/13 (日) 母の日に禁煙宣言(予告)「2」

ふん。これからも徹底的に虐めてやる。くっくっくっ・・私はすぐには死なんぞ?最低でも40年は虐めてやる。くっくっくっ・・・。

でも、そういえば妻が言っていた。

「Hちゃん(娘の旦那)はタバコ止めたんやでぇ~~?」

『稼ぎが悪いからな。キモイし。しったこちゃない。』

「いやいや、でも、子供の体にも悪いし、お金も節約になるしって言うてたで?」

『ふん。どうだかな。』

「結構、がんばってるみたいやで?真面目にやってるらしいし・・」

『禁煙ごとき、ンなもん簡単やんけ。俺なんか何回もやったわい。』

「だから、何回もやったからアカンねんやん!!」

『むぅぅぅうううぅぅぅぅ・・・・トカゲ嫌い・・・。』

「もう!なんで、そんなことばっかり!!誉めたったらええやんか!」

『わ、わかったがな・・・善処するがな・・』

ふん。かわいい娘を取られたことには違いないわい。結果を見るまでは認めん。誉めるにはまだ早いわい。ずっと気まずい思いをさせてやるわい。もう、なんか、実家に来るたびに

「ああ、お父さんいるのか・・・苦手なんだよなぁ・・・」

と40年は言わせてやるつもりだ。

「ずっと謝罪と賠償しる!」だ!!このロリコントカゲめ。

結婚を許したからといって、もう何も言わないとでも思ってるのか、このエロ爬虫類!

「3」へ

■2007/05/13 (日) 母の日に禁煙宣言(予告)「3」

こうなったら、妻や娘には何も言わず、他所で・・そうだ!!アメリカの下院議会で、このエロトカゲに非難決議を提出してもらうニダ!!ニカニカ!!その結婚は強制的に行われたものニダ!!ウリからすればさらわれたようなもんスミダ!!トカゲには謝罪と賠償を求めるニダ。トカゲのお母さんも謝っていたニダが、お父さんの謝罪が不十分ニダ。というわけで、孫のほっぺたを舐めたくらいで怒られるのはおかしいニダ!!

「なぁなぁ!!硫黄島からの手紙のDVD観る??」

倅が娘の旦那になついている・・・。裏切り者め・・・。

「ああ!!それ観たかった!!観る観る!!」

なにを人の家の50インチワイド液晶テレビで勝手に観ようとしているのだ。し、しかも、そこは私の席ではないか!!そのソファの角っこ、そのええ感じに両腕を伸ばして座れるポジショニングは私のためにセッティングしたものだ!!な、なにをえらそうに・・この幼女誘拐トカゲが・・・むううぅう・・・。そもそも映画館に行かんかいっ!それは私の初回限定版DVDボックスであるぞ!こ、こら、箱は丁寧に扱わんかい・・・ああ・・・

『お、おい!!!』

「??・・・・」
「・・・・?なに??」

『み、観るなら父親たちの星条旗はあとに観なさい。先に硫黄島を観なさい・・・。』

「・・あ、はい、わかりました!!」
「最初からそのつもりやで・・・ボクは両方観たしな、硫黄島は2回観た、これで3回目やもん。」

『・・・も、もう、お父さんは仕事に行ってくる!!』

「いってらっしゃぁ~~い!!」

ふん。そうやって私をぞんざいに扱っていればいい。ふん。そうやって玄関までみんなで見送れば私の機嫌が良くなるとでも思っているのかッッ!!なんだ、そんなベランダから駐車場まで手を振っていても知らん。ほら、みろ、気づかない振りをしてやった。むはは。

「4」へ

■2007/05/13 (日) 母の日に禁煙宣言(予告)「4」

それにしても忌々しい。どうしてくれようか。あのトカゲをギャフン(死語)といわせる方法はないものか・・・そうだ!孫をさらって身代金を・・ダ、ダメだ捕まってしまう。もしくは普通にそれは「孫を連れた散歩」だ。むぅぅぅううう・・・笑われて終わる。そしてそれでは「ガチコメじいちゃんショック!」となることに間違いあるまい。じゃあ、孫の足の裏に「ガチコメ」と書いておくか・・だからなんだという話だな・・・ならばその反対の足には「ハゲリー」と書かねばならんしな・・・

む!!い、いかん!!知らぬ間に「キムチ脳」になっているではないか!!被害者意識丸出しのケチな負け犬根性、半島思考そのものではないかっ!!こんなことでは、今年の秋には取得できる日本国籍がカプサンシン臭くなってしまう!!憂国メンバーに殺される!!「しーさん」に引かれる!蜻蛉に虐められる!ポスターを破かれる!!

(私事で恐縮ですが、どうにか年内に日本国籍取得です。詳しくは書けませんが、ややこしい問題があったようで・・・私も知らなかったんですがね・・・ちなみに同じようなことで、今、メディアが取り上げています。2つくらいあったかな・・?そして、それも私にはかなわないのでありました。私の場合は行政書士に一任しておりましたので公にはならないと思いますが・・・ま、とりあえず、日本国籍取得の暁には、私が侍になった暁には!!!)

飲みましょう。

「憂国談義スペシャル~ガチコメ侍の誕生~」

開催日時:今冬予定
開催場所:日本
主催:さるさる憂国の会
ゲスト:ハゲリーマン(さるさる憂国の会・会長)
娘の旦那  (爬虫類右翼の会・代表)
パシリ:工作員1号・2号・3号(しーさん)4号(井上)5号(トカゲ)

「5」へ

■2007/05/13 (日) 母の日に禁煙宣言(予告)「5」

と、いつもながら脈略のない前振りを書いていると「はぶて虫」さんにダメ出しされそうになってきた。

「これでいいのか!天声人語」29ページ。
(前段とテーマはまったく関係がない)

・・・・・。

ぬぉ!!極端な起承転結!!!

わ、私のことを言われているようだ・・・

これでいいのか!!ガチコメ店長!!

す、すんません・・あと2冊買って会社にもおきますから許してください。

で、朝日社説(笑)。
http://www.asahi.com/paper/editorial.html
<列車内の犯罪―自分が居合わせたら>

いや、意外だった。てっきり「母の日」にちなんでこんなんかと思っっていた。

■「憲法9条は平和の母」

<今日は母の日である。わたしたちは母親に守られて産まれてくる。そんな母に感謝するという日だ。感謝の気持ちを伝えることは大切だ。プレゼントもいいだろう。しばらくぶりに会いに行ってもいいだろう。でも、もっと大切なことは、守ってもらった相手を、今度は自分たちが守る、ということではないだろうか。昔、非力だったわたしたちは母に守られてこの世に産まれた。それは「十月十日」という長い間、母体の中で安全に守られてきた。戦後60年以上も守られてきた日本は、その守り手であった『9条』を守っているだろうか。わたしたちの母はわたしたちで守る‐‐‐「十月十日」という漢字を組み立てれば「朝」という漢字になる。「朝」という漢字には「生まれ変わる」という意味が隠されている。日本は生まれ変わり、そして守ってくれた「母」を守る‐‐‐そんな決意を強くもちたいものだ。 2007.5.13アサピー  ガチコメ記者>

うむ。朝日の社説っぽいではないか。書きながら笑ってしまった。

んで、何を書いてるのかというと、もう旧聞過ぎる「特急レイプ」の話だった。

<去年の夏の夜、北陸から大阪へ向かっていたJRの特急列車「サンダーバード」の車内で強姦(ごうかん)事件が起こった。被害に遭った20代の女性は新大阪駅で降り、警察署に駆け込んだ。容疑者の男も同じ駅で降りたが、姿をくらました。その男が逮捕され、11日に強姦罪で起訴された。>

そうそう。こんな事件だった。

「6」へ

■2007/05/13 (日) 母の日に禁煙宣言(予告)「6」

私はこの事件に触れなかったのだが、やはり賛否両論というか、乗客糾弾派と乗客擁護派に別れていたようであった。つまり

「そんなに乗客がいて、無理やりに犯される女性を助けることが出来なかったのか!」

という意見と

「ほんとに乗客は事件を認識できる状況だったのか?それに痴話喧嘩とみなしてしまったのではないか。」

という意見だ。

そしてメディアは「駅構内のホームから転落した男性を救った勇気あるある韓国人青年」などの話題が好きで便利であり、逆も真なり、ということで「やっぱり何もしない、人でなしの日本人集団」という構図を描きたかったということも指摘されている。

ここで私が「わからない」ということは簡単だが、あえて穿り出して考えるに、やはり「状況が悪かった」としか思えない。つまり前者には近いということか。

その列車に何人いたのかは報道でしかわからんが、すくなくとも「0人」ではなかっただろう。そして、その中に男性もいたとする。ならば、その女性を見殺しにしたということは恥ずべきことだと、やはり思う。

「非常ベルを押すべき」とか「車掌を呼びに行くくらいはできたはず」とかいう議論ではなく、痴話喧嘩であろうと、レイプであろうと、女性を泣かせて引っ張っている男がいれば、声を掛けるくらいは常識であろう。そして更にいえば「そのようなことができない」という男性がいても、これも仕方がない話であり、非難されるには少々気の毒に思う。

「7」へ

■2007/05/13 (日) 母の日に禁煙宣言(予告)「7」

勇猛果敢な「糾弾派」は、相手がゴリラをまるごと喰うような凶暴、且つ、獰猛な野獣であっても飛び掛ったという自信はあるのだろうか?

ここで「半分以上」が外れるだろう。反論はもう少し待ってほしい。

更に聞く。その野獣には完全に勝てないとする。どんなことをしてもだ。つまり、女性も襲われるし、助けに入った男性も確実に殺される。さて、ここで何人が残るのか・・?

おそらく、まだ残っている男性は、

「この女性の身内か、この女性を愛する者」

ではないのか。

しかしながら「そうではない。見ず知らずの他人だ。」という人が残ったとする。

もう、この人には誰も勝てない。

個人を超えてしまっている。いわば「超人」である。

そしてごく最近、このような「超人」を、個人の範囲を超え、自らの権利よりも責任を優先させ、職務を全うして惜しくもこの世を去った英雄を我々は覚えている。

そう。宮元巡査部長である。

つまるところ、その列車に宮元巡査部長が乗っていれば、そんなエロチンピラなど、あっけなく御用になっているのである。そうであれば、朝日が言うように、そのあとの2件の被害はなかっただろう。

「男性の乗客もいたのに、誰も助けなかった。事件には気づいていた。知らん顔だった。」

ということが100%真実だったとしても「責めるべき乗客」ではなく「嘆くべき英雄の不在」である。「暴漢に勇気を出して立ち向かう」とか「犯人に気づかれても通報する」というのは、たしかに「そうすべきこと」である。この事件でそういう「英雄」が不在だったことは残念でならないことである。しかし、その突きあげるべき矛先は「なにもしなかった乗客」ではなく、この国から英雄を奪った戦後日本の風土であろう。

「8」へ

■2007/05/13 (日) 母の日に禁煙宣言(予告)「8」

そしてそれに荷担してきた朝日。集団的自衛権には反対する朝日が、身を案じて何もしなかった乗客を責めるなどちゃんちゃらおかしい話だが、引き続き引用する。

<心理学で「冷淡な傍観者」という考え方がある。目撃者が多ければ多いほど個人の責任が軽くなり、自分が率先して行動を起こす動機が弱まるというのだ。
 だが、それでは被害者は救われない。
 だれもがいつ犯罪の被害者になるかわからない社会で、犯罪の現場に居合わせたときにどんな行動をとるか。そのことが一人ひとりに突きつけられている。>

ひどいダブルスタンダードである。この記事を書いている記者は、オノレの文章と朝日の主張との矛盾に気づかんのか?なんとなく仕事してるからこういうことになるのだろう。

死を賭して、何かを守る

ということは想像を絶する覚悟が必要となるであろう。

かつて日本には、そんな「超人」いや、英雄がたくさんいた。

そして、我々はその「覚悟」を学ばねばならない。

その「覚悟」の意味をである。

自分の身内以外、愛する者以外、顔も知らない同胞のために死ぬことすら辞さない覚悟。

「9」へ

■2007/05/13 (日) 母の日に禁煙宣言(予告)「9」

感心した日記がある。

おなじみの「蜻蛉侍」だが、正直な気持ちを吐露する彼の心情が伝わってくる。
http://www5.diary.ne.jp/user/527190/
<また,私はこういう思想だから口では

「国の為に死ねる!!」

とは言えるが,実際には

「・・・・・自信がない・・・・・」

死ぬのは怖い事である,しかし守る者ができた時は乗り越えれるようだ・・・

まだ私は分からない・・・・>

彼のことだから「国のために死ねないやつは非国民である!!」とか吼えそうだと思っていたことを詫びる。なかなかに見所のある青年ではないか。二十歳になったら大阪の町で死ぬほど飲ませてやる。組長も連れてきなさい。むふふ・・・。

自分を認める勇気。

自分の臆病さを恥じる勇気。

そしてその「勇気」は

自分を犠牲にしても護るべきものがある

という「覚悟」を引き出す。

かつて、それらを克服して飛び立った日本人がたくさんいた。

勇猛果敢に突進した命知らずの日本軍がいた。

我々も英霊の勇気に学び、覚悟を引き出すのだ。

日本男児は武士である!

死すら恐れぬ覚悟で生きる!





ということで、私は10回目くらいの「禁煙」に突入する!!

平成19年6月22日には「タバコ止めたほうがいいっすよ?」とハゲリーさんにアドバイスする私に会えるだろう。

なぜに「6月22日」か?

それは、私の誕生日からちょうど一ヶ月だからである。

クソ高い禁煙パイプを買ったのだ。それがちょうど・・その1ヶ月後に・・

まだまだ、武士のへ道は遠い・・・。
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