八文字学園・学生支援センター

学生支援センターでは「学費準備」の面から様々なサポートを展開しています。

「投稿記事一覧」をTOPページに置くことにしました

2021年05月31日 | 学生支援センター
学生支援センターでお伝えしたいことを「Blog」という環境下でお伝えしていますが、「順を追って読みたい」場合でも、Blogの特性上(最新版からの降順でレイアウト)、1番目の投稿記事を探すところから始めなければなりません

そこで「投稿記事一覧」をTOPページに配置させることにしました

カテゴリー単位で、投稿記事を古い順から並べていきますので、順を追って、読みたい内容をご覧いただけるかと思います

また、新規の投稿には何らかの目印をつけるなどの処理をすることで、立ち寄ってくれる方が、少しでも、更新内容を確認しやすくなってくれれば...と考えています

「マイナンバー」の提出手続きについて

2021年05月21日 | 学費の準備
奨学金に関わりだした当初は、各ご家庭から提出された「源泉徴収票」で世帯収入のチェックをしていたんだけど、数年前から、「マイナンバー」による審査に変わりました


「源泉徴収票」提出の頃は、審査は日本学生支援機構であることに変わりないんだけど、見てしまおうと思えば、各ご家庭の収入状況を各校の担当者が閲覧できてしまう訳ですから、担当者にしてみれば、人様の個人情報を預かることがなくなってホッとしているんじゃないかなぁ...と思います

ともあれ、とても丁寧に手順が書いてあるので、スカラネットの下書きに比べれば、「わからなーーい」ということはないんじゃないかと思います ただ、説明の文字量はやや多めなんだけどね

注意点は、郵送のタイミングになります

スカラネットで奨学金を申し込んだ後《1週間以内》

との指示が、日本学生支援機構からは出ています 

つまり、奨学金申請の下書きとマイナンバーの書類作成を同時期に進めて「(お子様に)学校でPC入力やってきて!私(母)はマイナンバーを送っておくから」ではダメ(PC入力が終わる前の郵送は)で、お子様から「PC入力終わったよ!」の声を聞いた後に「じゃぁ、マイナンバーを郵送しておくね」が正解の流れになります

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奨学金の予約採用について、12回にわたってポイントをご紹介してきましたがいかがでしたでしょうか? 申請〆切の時期も徐々に近づいてきていますので、ぜひ、効果的に申請手続きをお進めください

また八文字学園では、オープンキャンパス開催時に「進学費用準備講座」を開催し、学費準備のノウハウをお伝えしていますので、もしよろしかったらご参加ください(講演会終了後に個別のご質問にも対応しています
オープンキャンパスのエントリーはコチラからお願いします.

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奨学金の予約採用の申請について、12回にわたって更新しました 必要に応じて他の回の内容もご覧ください

まずは資料を手に入れることから(2021年5月1日更新)
「なぜ奨学金?」(2021年5月2日更新)
ぜひ知っておきたい奨学金のネガティブな部分(2021年5月3日更新)
給付型奨学金は「返還不要」の奨学金になります(2021年5月5日更新)
授業料等減免制度は給付型奨学金とsetの制度(2021年5月6日更新)
ここも知っておいてほしい!!給付型奨学金&授業料等減免(2021年5月10日更新)
「申込みの手引き」と「奨学金の種類」(2021年5月11日更新)
申込み手引きp10の「希望する奨学金の種類」はどう選択すれば...(2021年5月12日更新)
人的保証・機関保証とは(2021年5月13日更新)
返還方式(所得連動返還・定額返還)(2021年5月15日更新)
「固定」と「変動」...どっち?(2021年5月17日更新)
年間100万円程度を申請したい場合は?(2021年5月18日更新)


年間100万円程度を申請したい場合は?

2021年05月18日 | 学費の準備
5/12の更新では、「何も考えずに、すべて最大額で申請しましょう」ということで、全ての条件で最大額になるような選択方法を紹介しましたが、今回は「年100万円程度の受給」を希望する場合の選択方法をパターン紹介したいと思います

まずパターン目は「第二種奨学金のみで年間100万円」を設定させたい場合のご紹介です

「給付型」については、権利があるのに申請しないのはもったいないので「状況次第」での選択になります

「入学時特別」が「希望しません」になっているのは、「入学時特別」の金利は、第二種の年利に0.2%が加算されるから。少しでも返還負担を減らすために、第二種で希望額を満たせるなら「入学時特別」を選択しない...がポイントになります

月額を8万円と設定したのは「人的保証」の場合です(8万円×12か月=96万円)。機関保証の場合は、保証料が天引きされてしまうので、月9万円で設定することになります(8.5万円×12か月=102万円)

パターン目は「併用貸与(第一種・第二種をどっちも受給)で年間100万円」を設定させたい場合です

「給付型」については、パターン目同様「状況次第

「併用貸与」を選択する場合は、「どちらか一方」となったときにリスクを背負わないように「7」を選択します

「入学時特別」を「希望しない」にするのはパターン目に同じ

金額の設定はいずれも「人的保証」の場合((5.3万円+4万円)×12か月=111.6万円)。機関保証の場合は、第二種を5万円で設定してください((5.1万円+4.7万円)×12か月=117.6万円)

10~12月頃に届く「決定通知」で併用NGの判定(第二種のみになっているはず)を受けた場合は、進学後のPC入力で、パターンに合わせて、人的なら月8万円機関なら月9万円に変更手続きを取ってください

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次回は「マイナンバー提出書」のセットについてご紹介したいと思います

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奨学金の予約採用の申請について、「通し」で再確認したい方、ピンポイントで疑問点を確認したい方は、次のリンクからどーぞ
まずは資料を手に入れることから(2021年5月1日更新)
「なぜ奨学金?」(2021年5月2日更新)
ぜひ知っておきたい奨学金のネガティブな部分(2021年5月3日更新)
給付型奨学金は「返還不要」の奨学金になります(2021年5月5日更新)
授業料等減免制度は給付型奨学金とsetの制度(2021年5月6日更新)
ここも知っておいてほしい!!給付型奨学金&授業料等減免(2021年5月10日更新)
「申込みの手引き」と「奨学金の種類」(2021年5月11日更新)
申込み手引きp10の「希望する奨学金の種類」はどう選択すれば...(2021年5月12日更新)
人的保証・機関保証とは(2021年5月13日更新)
返還方式(所得連動返還・定額返還)(2021年5月15日更新)
「固定」と「変動」...どっち?(2021年5月17日更新)

「固定」と「変動」...どっち?

2021年05月17日 | 学費の準備
今回のテーマは「申込みのてびき」のp10に記載されている「利率の算定方式


学生支援センターの相談者からも「利率固定と変動金利のどっちを選べば...?」という質問をよく受けます

そもそもこの2つの違いは...

固定金利」は、返還の最初から最後まで一定の金利、「変動金利」は、5年ごとに見直しが行われる金利...を意味しています

ちなみに、2021年3月に受給終了となった方の金利は、固定が年利0.268%、変動が年利0.004%となっています

学生支援センターでは確定的な助言をせずに、次のような助言を送っています

・銀行の教育ローンが年利約3.0%
・固定金利でも銀行の年利の10分の1以下
・奨学金の返還は15~20年がベース
・最初の5年は経済的な流れの予測ができても、ラスト5年の予測は難しい
・現時点では絶対的に変動金利だけど、ラスト5年を考えたらリスクがないとは言えない
・ならば、変動金利は見なかったことにするのも考え方の1つ

ざっくり言えば「無難なのは固定金利」ってことなんだけど、最終的な判断は各相談者に任せることにしています(何が正解かがはっきり分かっていないので...

あと...

固定」か「変動」かの最終決定は、大学や専門学校の入学直後(PC入力)だけど、金利が決定するのは受給終了の月...つまり、2年間マルマル受給すると仮定すると、最終決定(PC入力による登録)から2年後になります

それでなくてもどっちにしたら...なのに、2年後(大学なら4年後)のことを予想するのですから、もっと迷ってしまいますよね

ただ...

固定金利にしても年利1.0%を割ってのお話です 無責任な発言になってしまうかもしれないけど、月々の返還額としては目立つほど大きな差は生じない...と言ってもいいんじゃないかと思っています(ちなみに、私の大学1年の長女は「固定金利」で申請しました)

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ここ何回かの更新で「申込みのてびき」のp10について、ある程度 説明できたんじゃないかと思います 次回のテーマは...明日考えますね

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奨学金の予約採用の申請について、「通し」で再確認したい方、ピンポイントで疑問点を確認したい方は、次のリンクからどーぞ
まずは資料を手に入れることから(2021年5月1日更新)
「なぜ奨学金?」(2021年5月2日更新)
ぜひ知っておきたい奨学金のネガティブな部分(2021年5月3日更新)
給付型奨学金は「返還不要」の奨学金になります(2021年5月5日更新)
授業料等減免制度は給付型奨学金とsetの制度(2021年5月6日更新)
ここも知っておいてほしい!!給付型奨学金&授業料等減免(2021年5月10日更新)
「申込みの手引き」と「奨学金の種類」(2021年5月11日更新)
申込み手引きp10の「希望する奨学金の種類」はどう選択すれば...(2021年5月12日更新)
人的保証・機関保証とは(2021年5月13日更新)
返還方式(所得連動返還・定額返還)(2021年5月15日更新)


返還方式(所得連動返還・定額返還)

2021年05月15日 | 学費の準備
申込みのてびき」のp10の記入を進めていくと、「返還方式」の選択欄があります 今回の更新では、学生支援センターが考える(←ここが大事)選択のポイントをお話ししたいと思います


所得連動返還」方式(返還時のお子様の所得に応じて返還額が変動する方式)は、まだ制度化されてから数年...という方式で、制度化される前までは、長い間「定額返還」方式(返還開始~最終回までほぼ一定額で返還)の一択でした

その点も踏まえて、学生支援センターでは「定額返還」方式を推奨しています その理由は次のとおりです

返還のストレス緩和

社会人1年目のいわゆる「初任給」は大きな金額ではないわけですから、そこから、奨学金の返還が求められるのは辛い...そんな側面から、給料が少ないときは少額返還で、たくさんもらえるようになったら返還額upという「所得連動返還」方式が制度化されたと思うんだけど、返還する本人の心情に立ってみると、今月まで月2,000円で返還してたのが、来月から月5,000円の返還に代わってしまったら、心理的なストレスは、決して小さくないのでは...と考えてしまいます

ならば、多くの先輩たちは「定額返還」で返してるんだから...と割り切って、ずっと同じ金額で返還していった方が、その返還額が日常的になって、心の動き(心理的なストレス)は小さくて済むんじゃないかなぁ...というのが推奨理由です

第一種奨学金だけで学費対応できる方は多くない

この「所得連動返還」方式は、第一種奨学金しか借りなくて良い方には効果的かと思いますが、専門学校や私立の大学に進学する場合、多くの方が、第二種奨学金も受給しないと、進学先の請求に応じきれないんじゃないかと思います

この「所得連動返還」方式は、第一種奨学金のみに適用される方式なので、例えば、第一種で月5.3万円、第二種で月12万円受給したことに対する返還を行っていく場合、第一種は「所得連動」を受け月2,000円の返還だったとしても、第二種は月1.3万円前後の返還が求められます 

月の負担として合算すると、給料が低いときが月1.5万円(第一種は2,000円で計算)、給料が上がると月1.8万円(第一種は5,000円で計算)で、第一種単体の「所得連動」に比べ、あまり大きなうまみを感じないという人も多いのでは...と思います

そういった面から、特に八文字学園に相談される方には、「定額返還」を推奨しています

「所得連動」は機関保証の一択

5/13の更新で、人的保証と機関保証の違いを説明しましたが、「受給額」だけで違いを話すと、人的保証が申請額の満額受給、機関保証が保証料天引き後の受給(第一種の月5.3万円の場合、受給額は約5.15万円)となります

せっかく保証人をお願いできて、満額受給できる「人的保証」の権利を持っているのに、「所得連動返還」方式を選択してしまったがために、第一種は「機関保証」の一択...になってしまうのはもったいないような気がします(2年間で約3.6万円の差が生じることになります)

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ずっと読んでいくと「定額返還の方が効果的」 と感じる方が多いと思います

あくまでも、専門学校の立場から、八文字学園の相談者の意見の平均としてまとめた内容になるので、冒頭でも...

学生支援センターが考える(←ここが大事)選択のポイント」

と記したように、とらえようによっては「狭いコミュニティの中での考え方」なのかもしれません(実際、日本学生支援機構では制度として「所得連動返還」方式を提供している訳ですから、私が感じ取り切れない「うまみ」があるのかもしれません)

返還方式に限らず...ではあるんだけど、直感的に選択するのではなくて、「申請するとき」「受給しているとき」「返還しているとき」を想像して、何がBestなのか(または more better なのか)を考えながら選択することが大事なんじゃないかなぁ...と思います

奨学金の申請マニュアルでは気づけなかったけど、そんな側面もあるですね」...そう感じていただけたら、このBlogを更新する役割を果たせているんじゃないかなぁ...と思っています

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次回は「利率の算定方式」について説明したいと思います

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奨学金の予約採用の申請について、「通し」で再確認したい方、ピンポイントで疑問点を確認したい方は、次のリンクからどーぞ
まずは資料を手に入れることから(2021年5月1日更新)
「なぜ奨学金?」(2021年5月2日更新)
ぜひ知っておきたい奨学金のネガティブな部分(2021年5月3日更新)
給付型奨学金は「返還不要」の奨学金になります(2021年5月5日更新)
授業料等減免制度は給付型奨学金とsetの制度(2021年5月6日更新)
ここも知っておいてほしい!!給付型奨学金&授業料等減免(2021年5月10日更新)
「申込みの手引き」と「奨学金の種類」(2021年5月11日更新)
申込み手引きp10の「希望する奨学金の種類」はどう選択すれば...(2021年5月12日更新)
人的保証・機関保証とは(2021年5月13日更新)