八文字学園・学生支援センター

学生支援センターでは「学費準備」の面から様々なサポートを展開しています。

「リレー口座」の加入手続きについて

2022年11月21日 | 八文字学園の在学生へ
主に卒業年次の学生を対象に、奨学金の「返還」に関する説明会を実施しています。

上の画像「2022年度 返還のてびき」を使って、各校で説明会を実施しましたが、直近でのお手続きとしてお願いしているのが、「リレー口座」の加入手続きになります。


上の画像のような、表紙を含めて4枚(実際の手続では3枚複写)の用紙が配布されているかと思いますが、次の①~⑤の流れで手続きを進めてください。

①用紙の1枚目に、返還用の口座情報を記入

②金融機関の窓口にて、①(記入後の用紙を3枚とも)を提出

③3枚目の 預・貯金者控 を金融機関より預かる


④③の 預・貯金者控 の一番下に、金融機関の押印があることを確認


⑤コピーを学生支援センターに提出

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各校で提出日が異なりますので、各校の担当者より指示された〆切日に間に合うように提出してください。




「決定通知」から読み取れること③(ろうきんの手続)

2022年11月16日 | 学生支援センター
今回のテーマは、厳密にいうと、決定通知に書かれていることではなく、封筒内の「入学時必要資金融資のご案内」と書かれた資料についてです。


本来、日本学生支援機構の奨学金は、進学後の手続 → 受給開始となるので、入学前のご請求に対応できない...という側面を持っています。

ただ、この「入学時必要資金融資のご案内」には、入学前に「とある」金額までを提供しますよ(つなぎ融資)...ということが記されています。

文字文字した資料なので、チョット読む気になれない...と思われる方も多いと思いますので、簡単に、概略を説明したいと思います。

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利用できる方は…
①決定通知に、入学時特別増額貸与奨学金が受給できる旨の記載のある方
②下の画像のように、日本政策金融公庫の「国の教育ローン」の申込:不要 となっている方


利用できる額は...
原則、上の画像に記された、一時金●●万円(上の画像の条件の場合は50万円)が利用できる額になります

どうすれば受け取れるか?
ろうきん での申請になります(ろうきんの窓口での指示に従ってください)

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この申請をするにあたっては、学生名義(奨学金申請名義)の「ろうきん」の口座の作成が必要になり、その口座に、毎月の奨学金も振り込まれることになります。

入学前の請求がキビシイ...」という方は、この資料をもとに、「ろうきん」に相談してみるのもいいかもしれませんね。







「決定通知」から読み取れること②(入学時特別増額貸与)

2022年11月06日 | 学費の準備
「決定通知」から読み取れることの第2回目は、入学時特別増額貸与奨学金についてです。

入学時1回だけ受給できるものなので、第一種・第二種奨学金と比較すると、「追加オプション」的な役割を担う奨学金になります。

ただ、受給に伴う手続きあたっては、大きな注意点があります。

どこに注目するかというと、全体図では赤枠の部分。

その部分だけを拡大すると・・・


サンプル画像のように、「日本政策金融公庫の「国の教育ローン」の申込:不要」 となっている場合は、特に問題ありません(進学後の手続きで入学時特別増額の受給が可能です)

問題は、「日本政策金融公庫の「国の教育ローン」の申込:必要 」 となっている場合。

入学時特別増額については、
①まず「国の教育ローン」の審査を受けてください
②「国の教育ローン」採用の場合、入学時特別増額分(サンプル画像では50万円)は「国の教育ローン」から受給してください
③「国の教育ローン」不採用の場合は、日本政策金融公庫から送られてくる【不採用通知】のコピーの提出で、奨学金より入学時特別増額を受給できます
という手順になります。

面倒だから・・・と国の教育ローンの手続きをしないと、入学時特別増額分の権利を失ってしまうことになるので注意が必要です。

「国の教育ローン」の審査には、約3週間の時間を要しますので、遅くても2月までに手続きを進めることをご提案します(それを過ぎると、進学後の奨学金手続きで後手後手を踏んでしまうので)




「決定通知」から読み取れること①(給付奨学金)

2022年11月04日 | 学費の準備
我が家の次女にも、日本学生支援機構の予約採用申請に伴う「決定通知」が届きました(画像は日本学生支援機構提供のサンプル)

この「決定通知」は、封筒の中に入っている資料の中で、もっとも重要なもので、進学先での提出が必要になるものです(大切に保管していてください)

その中より今回は「給付奨学金」に関する読み取り方を説明したいと思います。

選考結果にて、次の画像のように「候補者決定」と書いてあれば、給付奨学金の受給が採用されたことになります。

また、その下に書かれた「支援区分」によって受給額が変わります。上記の画像では「第Ⅰ区分」と表記されているので、月38,300円を受給できることになります。

ちなみに、各区分の月額は、次の表のとおりです。


そして、「2.採用候補者となった奨学金の内容について」の中に、次の画像のように「社会的養護を必要とする人」と記されている場合、第Ⅰ区分の方は、月42,500円の受給になります(「生活保護受給世帯」と書かれていた場合も、月42,500円になります)


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貸与奨学金(返還が必要な奨学金)は、受給希望額を申請できますが、給付奨学金(返還不要の奨学金)は、別途提出したマイナンバーにより、結果のみが提供され、「決定通知」を受け取って初めて、受給額が分かることになります。

また、進学先が決まる前の申請につき、自宅外通学なのかどうかの判別はされていません。

自宅外通学の場合、上表「私立大学・短大・専門学校の区分別受給額」で表記したとおり、かなりの金額差があります(第Ⅰ区分で【自宅】38,300円【自宅外】75,800円)

自宅外通学の申請は、進学先入学後の奨学金手続時になりますので、今のうちから意識しておくことが大切になります。