八文字学園・学生支援センター

学生支援センターでは「学費準備」の面から様々なサポートを展開しています。

〈在学生へ〉返還誓約書の処理について

2023年06月28日 | 学生支援センター
6/21(水)のBlogでお伝えしたとおり、日本学生支援機構から奨学生が届いたのと連動して、返還誓約書への記入が必要になります。

今回は記入の際の注意点をまとめたいと思います。

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次の学内説明会で配布予定の資料を見てください。


画像内のの指示のとおり、月賦返還 or 併用返還を選択します(ここの記入を忘れてくる人が多いです

月賦返還は、最初から最後まで定額(原則)で返還する方式で、併用返還は、ボーナス併用型になります。

どちらが?という問いには...

どんな給料体系の会社に就職するかが見通せないし、特に若いうちは、それほど多くのボーナスがいただける訳ではない。

また、女性は、出産等で仕事から離れたときに、ボーナス分の支払いに困る可能性が高い(また男女問わず転職や離職時の大きな負担はたいへんになるはず)

リスクを背負わないのであれば月賦返還...ということになるけど、ご家族でよく相談して決定するように!!と説明しています。

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返還誓約書の右半分の説明に移ります。

説明会資料は、人的保証をサンプルにしているんだけど、連帯保証人・保証人とも、それぞれ当人の自署が必要になります(誰かの代筆はNGです

また、実印の押印が必要になるので、

連帯保証人については、自宅にいる保護者様に署名・押印していただくので大きな手間はかからないと思いますが、

保証人については、その方に直接お願いしなくてはならないので、特に遠く離れた方については、直接訪問する or 郵送でやり取りする必要が生じます(川上の長女の時は、保証人が横浜の方だったので郵送で手配しました)

実家を離れて一人暮らししている学生は、連帯保証人・保証人とも、何らかの動きが必要になってくるので、締切日に間に合うように、計画的に動くことが必要になってきますね。

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機関保証の場合、上の画像の「連帯保証人」の部分が「本人以外の連絡先」となっていますので、返還誓約書に印字された方の署名だけでOKです。

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最後に、右下の「添付書類」というところを見てください。

人的保証の場合、原則として必要になるのが、①連帯保証人の印鑑登録証明書 ②連帯保証人の週に関する証明書 ③保証人の印鑑登録証明書 の3点になります(特例的にそれ以外の提出物を求められる場合もあります)

マイナンバーを持っている人であれば、コンビニでも印鑑登録証明書を受け取ることができますが、状況によっては、市町村役場での手続きが必要になりますので、連帯保証人・保証人に状況を確認し、締切日に間に合うように手配を進めることになります。

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機関保証の場合、別途配布される「保証依頼書・保証料支払依頼書」に必要事項を記入するだけになります(奨学生本人のみの記入)

ここでの注意点はただ1つ

日付の欄には、返還誓約書に記載された期日(PC等での入力日)を記入することになっています(保証依頼書・保証料支払依頼書に記入するその日を記入する学生が多いのでご注意を

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上記のほか、誤記入をしてしまった場合の注意点等も説明会では話す予定になってますので、しっかりと聞いて、締切日に合わせた手続きをお願いしますm(..)m







〈在学生へ〉奨学生証が届きました

2023年06月21日 | 学生支援センター
八文字学園各校の希望者については、5月初旬に、予約採用の決定通知を持っている学生を中心に、スカラネットでの進学届の提出手続きを実施しました。

6月9日に受給できていることは既報のとおりですが、昨日、奨学生証などの各種書類が届きました。


個人が特定できてしまう情報はモザイク処理していますが、逆に、その場所が、奨学生にとっての重要な部分になります。

この奨学生証は、奨学金受給にあたっての根拠になるものなので、大切に保管していただきたいと思います。

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また、同時に、返還誓約書の提出が求められることになります。

八文字学園では、対象となる学生に向けての説明会を実施する予定です。

参考までに...
「貸与奨学生のしおり」という冊子が配布されて、その記載内容に沿って、返還誓約書を仕上げていくことになります。




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提出期限を過ぎてしまうと、一時的とはいえ、奨学金の受給がstopとなってしまう場合もありますので、しっかりと説明を聞いて、〆切厳守での提出お願いしたいと思います。




進学費用のマネープラン⑪(まとめ)

2023年06月15日 | 学生支援センター
高校での予約採用申請の時期に合わせて、参考にしていただければ...という内容を約2週間かけて更新してきました。

タイトルを列記すると(それぞれをクリックするとリンクします)

奨学金予約採用①(申請資料の受取)
奨学金予約採用②(申請時期)
奨学金予約採用③(貸与奨学金・給付奨学金)
奨学金予約採用④(なぜ予約採用?)
奨学金予約採用⑤(申請額設定-1)
奨学金予約採用⑥(申請額設定-2)
奨学金予約採用⑦(保証制度)
奨学金予約採用⑧(返還方式)
奨学金予約採用⑨(利率の算定方式)
奨学金予約採用⑩(併給調整)
奨学金予約採用⑪(受給開始時期)

進学費用のマネープラン①(1年目の学費準備)
進学費用のマネープラン②(教育ローンの申請)
進学費用のマネープラン③(学資保険の活用)
進学費用のマネープラン④(大学4年間の学費納入プラン)
進学費用のマネープラン⑤(奨学金の返還月額)
進学費用のマネープラン⑥(奨学金の返還方法)
進学費用のマネープラン⑦(給付奨学金の「区分」)
進学費用のマネープラン⑧(授業料減免の「区分」)
進学費用のマネープラン⑨(給付奨学金申請時の「学業基準」)
進学費用のマネープラン⑩(給付奨学金「進学後の学業基準」)

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明日以降のBlogでは、在学生の手続きについても随時更新していきます(間隔があいてしまったら申し訳ございません)

高3生のみなさんや、その保護者様についても、進学後にこんな手続きがあるんだ...ということの確認ができるかと思いますので、ぜひ、参考にしてみてください。








進学費用のマネープラン⑩(給付奨学金「進学後の学業基準」)

2023年06月14日 | 学生支援センター
進学費用のマネープラン⑨(給付奨学金申請時の「学業基準」)では、給付奨学金の申請時点では、学業基準が、ややゆるめ(進学に対する応援の色合いが強い)と説明しましたが、大学等への進学後の基準はどうなっているのか...を今回は紹介したいと思います。

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お手持ちの給付奨学金案内p11をご覧ください。


ここに書かれている「廃止」「警告」を受けなければ、給付奨学金や授業料減免の受給を継続できることになります。

ちなみに警告は、サッカー等でいうところのイエローカード廃止レッドカードと同じような意味となります(廃止を受けると、原則、給付奨学金の受給stop

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申請時を思い出してみてください。

給付奨学金の申請の心情的な部分は、こんな感じになるはず。

家計的に進学は難しい状況ですが、〇〇を学びたいんです(資格取得がしたいんです)。目標達成のために、ぜひとも給付奨学金の提供をお願いします

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廃止の3を見てください。

申請するときは「ぜひとも」とお願いしているのに、出席率5割以下なんて...言ってることが違うよね!

こんな感じの解釈のもと、一発レッドカードの「廃止」となります。

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警告の2を見てください。

簡単にいえば、学部の成績が下から4分の1に入ってしまうとイエローカード...となります。

ここでは、失礼を承知でダイレクトな説明をすると...

筆記試験のある大学は、ある程度、同じレベルの学生でその学部を占めているので、一度警告を受けたとしても、本人の努力次第で、次の判定時に、警告を回避できる可能性が生じるはずです。

ところが多くの専門学校の場合、書類選考・面接試験で入学している場合が多いので、こんなことが生じてしまいます。

高校入試(5教科500点満点)の結果が150点の人と、450点の人が、同じ学部に存在

何が言いたいかというと、start時点での地頭(その学生が持ち合わせている学力)に大きな差があるということ。

そして、それぞれの学生が、目標とする資格取得を目指して、同じような努力をすれば、その差を縮めることがなかなか難しい...。

となると、一度警告を受けた学生が、連続して警告を受け、廃止につながる可能性がある...ということに。

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でも、だからといって、最終的に資格取得ができない訳じゃないんだよねぇ...給付奨学金の受給停止になったとしても(給付奨学金で廃止になった学生も美容師や自動車整備士を取得しています)。

そこで、講演会では、保護者様にはこんなお願いをしています。

専門学校に入学するのは、給付奨学金・授業料減免を得ることが目的ではなく、目標とする資格を取得し、その分野に就職したいから。

廃止を受け、受給停止となったとき、「頑張りが足らないから廃止になった」のような叱責をしないで欲しい。

叱責を受けることで、最終目標である資格取得に向けたモチベーションが下がってしまっては、専門学校に入った意味がなくなってしまいます。


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給付奨学金の申請 = 進学後の努力の約束の側面があると、川上は感じています。

初志貫徹...自身の目標達成のために、精一杯、学生生活を過ごして欲しいと願うばかりです。




進学費用のマネープラン⑨(給付奨学金申請時の「学業基準」)

2023年06月13日 | 学生支援センター
進学費用のマネープラン⑦(給付奨学金の「区分」)進学費用のマネープラン⑧(授業料減免の「区分」)の中で、保護者様の収入が、「区分」に大きく関わることを説明しました。

では、申請者となる生徒(学生)には、給付奨学金や授業料減免を受け取るための条件はないのか...?

あります!!

今回の進学費用のマネープラン⑨では、生徒(学生)の、申請時における条件について説明します。

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高校で渡される「給付奨学金案内」のp3を見ると、こんな感じでまとめられています。


これを読んだ瞬間に、あぁぁ...評定3.5ないからダメだぁ(涙 と諦めるのはチョット待った!!

(※2)学修意欲の確認は、高等学校等において、面談の実施又はレポートの提出等により行います。

...って書かれてますよね。これが何を意味しているかというと、

評定が3.5を下回っていても、レポートを提出すれば、給付奨学金が受給できる(可能性がある)

こんな感じの意味になります。

えぇぇ?ホントに? という方には、次の文言を読んでいただきたい。

本制度による支援対象者を各高等学校等から推薦いただくに当たっては、高等学校等での在学時の成績だけで否定的な判断をせず、高等学校等がレポートの提出や面談等により、進学前の明確な進路意識と強い学びの意欲をしっかりと見極めていただくことになります。

これは、なかなか見る機会はないと思うけど、文部科学省が令和元年5月17日に公開している大学等への修学支援の措置に係る学修意欲等の確認の手引き (高等学校等向け) からの抜粋です。

学校を所管する文部科学省から高校に向けて、高等学校等での在学時の成績だけで否定的な判断をしちゃだめですよ!と宣言している内容になります。

もちろん、生徒(学生)自身が、進学したら絶対頑張る!!という強い意思表示をすることが前提になりますが、その強い意思表示に対して、高校側もしっかり応えましょう!と文部科学省は言いたいのかなぁ...と思います。

原則的に給付奨学金・授業料減免は、高等教育を受けたい!!(大学等に進学したい!!)という気持ちを応援する制度になりますので、評定が条件より下回っていても諦めないことが大切になります。

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今回は、給付奨学金・授業料減免の「申請」時における「学業」に関する条件をまとめてみました。

申請時は応援の印象が強い傾向にありますが、進学後の受給継続のための条件は、なかなかシビアな面もあります。

次回は、進学後の「学業成績の基準」について説明したいと思います。