430MHzで知り合いになったローカルの外人さんから、2種類のALPHAアンテナを
借りいれてモニターになることになった。
アメリカのAlpha Antennaの方と去年のハムフェアで知り合いになり、
日本で宣伝する活動をお手伝いしているようだ。
運用に立地的制限があるいわゆるアパマン・ハムの選択肢の1つになりうる
ループアンテナとバーチカルアンテナのレビューしてみる。
Alpha Magnetic Loop Antenna
専用のバッグに入っていて三脚こみで3kg程度の重さ。移動運用には大変に便利だ。
7~28MHzはワンループ、SSBで100W、CWで50Wの出力。 付属のブースターケーブルを取り付けて2重巻にすることで、
3.5と7MHzに共振する。最大出力は20Wに制限される。 使ってみてわかったのは、低い周波数になればなるほど
マッチングするバンド幅が狭く、SWRを下げるのに苦労する。 アメリカでは家の中で運用できるようだが、
鉄筋コンクリート造りの日本のマンションでは全くと言っていいほど受信できなくなる。
もう1つ解ったのが、ループをマンションの壁に直角に置かないと受信ができない。水平に置くとノイズも少なくなって、
SWRも下がらない。 本来、指向性のあるアンテナなのに、固定で使うしか方法がない状態。
使用方法は各バンドで受信して、バリコンを回しノイズの一番大きくなったところに合わせ、あとは実際に送信して最終的に追い込んでいく。
そのため、外に設置してしまうと、モーターで静電容量を変化させるコントローラーがない限り、ベランダとリグの間を行ったり来たり
しなくてはいけない。 どうやらアメリカではそのコントローラーがあるらしいが、日本では販売していないようだ。
移動運用では問題ないが、自宅で使用する場合はコントローラーがないと実用的ではない。
送受信ではダイポールや電圧給電タイプのアンテナに比べて、Sが2,3つ下がっているようだ。
小生の家ではループの半分はベランダに隠れてしまっているが、そこそこ受信できる。
他のタイプのアンテナ比べると、ノイズに強いのも嬉しい。
ワイヤー系の釣り竿アンテナだと、使用後には釣り竿を片付けてたので面倒くさかったが、
このループアンテナなら設置したままにできるので、コントローラーさえあれば、
フラストレーションなく利用できるだろう。
http://alphaantenna.com/index.php?main_page=product_info&cPath=17&products_id=123
記事を変え終えたあとにチューニングボックスのベータ版を販売していると聞いたので追加しときます。
気になるお値段は・・。 ホームページで見ると、バッグと三脚込で、500ドルで販売している。
ゴールデンウィークには自作のMLAもレポートします。
次のレポートは、バーチカル系のアンテナ 'FULL METAL JACKET'
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