南外輪山トレツキング 〔2-2〕
( 黒岩峠~3.3km→高森峠~1.9km→中坂峠~2.1km→
崩土峠~1.6km→長谷峠~2km→清水峠 =10.9km )
快晴 (*文字サイズは「大」が最適)
(行程 ) 黒岩峠(発8:50)→高森峠(着10:20)→中坂峠(発11:20) →
昼食(11:50~12:35)→崩土峠(着13:00)→長谷峠(着13:50)→
大ケ岳(着14:05)→清水峠(着14:50)
*中坂峠への地図 (←Yahoo地図検索 )
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▼黒岩峠を出発して2時間30分(距離として5.2km程度)で今回コ-スの中間
点、中坂峠(ちゅうざかとうげ)に辿り着く。
峠には県道151号清和高森線(高森町~山都町)が走り、車道に建つ道標
に従い車道を左に(山都町側)進むと、すぐさま自然歩道の案内板があり自
然歩道に取り付く。
車道沿いには牛舎みたいな家も見えた・・・・。
(考察:ネットサ-フィンで得た中坂峠に関する情報)
①昔この道は、阿蘇内牧~宮地~高森~馬見原を結ぶ交易路て゛
「馬見原往還」と呼ばれ、この峠道の事を「加藤清正道」とも言っていた。
「馬見原往還中坂峠」 ←熊本県のHPより
②ある時期「中坂峠の旧道」を「千穂坂峠(ちほざかとうげ)」と呼んでいたらしい
(未確認)。・・・・・・・・・追記⇒2012/1/18日・高森町文化財資料にて確認済み
〔今回コ-スの中間点、中坂峠を出発する〕 〔中坂峠道(画像中央右端)と登路を振り返る〕
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▼中坂峠から10分位歩いた尾根から眺めた清栄山と宮地岳である・・・。
11/15日「清栄山コ-ス」 (←クリック)の時にも次のように記述したが
「登路から振り返る宮地嶽の山容は、実に素晴らしく堂々とした威厳の姿を
呈し、清栄山を凌ぐものがあった。」
ここからの眺めも、その山体は私が感動する素晴らしい山姿であった。
〔宮地岳と清栄山を振り返る〕・・・・ズ-ム撮影⇒ 〔宮地岳(中央のピ-ク、右は清栄山)〕
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〔九州自然歩道で特徴的な丸木段のアップダウン道を行く〕
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〔中坂峠から30分の登路でランチタイム〕 〔長くて、勾配のある坂道〕
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▼美しい杉の植林と落葉した自然林が織り成す、明るい稜線沿いをアップダ
ウンを繰り返して快適に歩く・・・。
中坂峠から徒歩実時間約1時間で崩土峠(くえんどうとうげ)に着く。
峠名の看板を、見ることは無かったが九州自然歩道の道標の頭に巻き付
けられた赤テ-プに「崩土峠」の文字が記入されていた。
この峠道は多分、廃道化しているのであろう・・・。峠の面影は薄く、白水村
側に微かな踏み跡が残るのみであった。(崩土峠←峠デ-タベ-ス検索より)
〔木立のトンネル道を、落ち葉の踏み音を聞きながら快適に下ると、崩土峠に着いた〕
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▼崩土峠からは二つの小ピ-ク越え(其々にベンチが設けられ休憩広場とな
っていた) 約50分で長谷峠(ながたにとうげ)に至る。
峠道は比較的広い山道で車が行き交う痕跡があり、農耕用に利用されてい
る模様であったが、南郷谷側への道路には「通行止」の標識がたっていた。
〔登路沿いに仕掛けられている猪の捕獲柵:赤い玉はトマト〕 〔長谷峠道:通行止めの道路標識(白水村)あり〕
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〔長谷峠を横断して自然歩道に入る:終着点、清水峠まで後、2km〕 〔大ケ岳直下の急登〕
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▼長谷峠からは視野の無い桧林に入り、急勾配の尾根腹を登る・・・。約20
分で尾根上のピ-クに上がった。
眺望は一気に広がり原野の先には、今日の終着地・清水峠から高千穂野
方角が見渡された。
平担頂をなすこのピ-クには山名のペナントは無かったが、多分、このピ-
クは大ケ岳(993.7m)頂上と思われた。
*大ケ岳の位置 (←国土地理院・地図閲覧サ-ビス)
〔大ケ岳頂上と思われるピ-クから高千穂野方角を望む〕 〔清水峠道とNTTの無線塔が見える〕
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〔本日のゴ-ルとなる清水峠までアト5分の登路にて、眺望は抜群・・・。〕
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(2012/01/20 加筆)
12月にしては好天に恵まれしかも無風、絶好のトレッキング日和。清水峠に帰りのために小生の車配置も万全・・・・だったはずなのに。出発地、黒岩峠配置の元さんの車の中にキイを置き忘れるなんて、どじをやらかすにもほどがある。
南阿蘇外輪トレッキング90パーセント完歩に泥を塗ってしまいました。同行した元さんとF君にあらためて「すみませんでした」(ここで土下座しています)。
徹爺
徹爺さんの日程設定もよく、最高の日和で思い出に残る一日となりました。
脱がれた上着を車に置かれたのも「好天気がなせる業」だつたのでしょう・・・その好天気が何よりの恵みで快適な外輪山歩きとなりました。
ところで、徹爺さんが過去に歩かれた藪コギの時代とは、相当様変わりしているとお聞きし、ネット情報で色々検索しました所、地元愛好会のボランティア活動によるル-ト整備が貢献しているようでした。
参考に地元愛好会(南郷谷変人山の会)のURLをメモしておきます。⇒ http://outdoor.geocities.jp/nangohen/index.html
ところで藤井さんに年賀状を出したいと思っていますが控えていた住所がどうしても見当たらないので、よかったら教えていただけないでしょうか?
11月に根子岳、清栄山を案内してもらった本田という者です。
ここに掲載されている写真が藤井さんのようですが‐‐‐よろしくお願いします。
私も藤井さんから「根子岳で出会った宮崎の人を清栄山まで案内した」ということを聞いていましたので・・・。多分、その時の人とご推察いたしました。
明日、本田様のメールアドレスに送信しておきます。
今後ともよろしくご厚誼願います。
1)南阿蘇外輪山の長谷峠をはじめいくつかの峠のヨミを教えていただき感謝です。
2)その長谷峠ですが、たいへん興味をもって探していた地点です。わたくしの地図探訪では大戸ノ口峠以南では清栄山、高森峠、御成山、中坂峠、崩土峠と、外輪山のリムを伝ってきた九州大分水嶺は、この長谷峠で南斜面をかけ下り幣立神宮本殿へと向かいます。
先日清水峠へは車で南郷谷へと越えることができましたが、長谷峠はどうだろうかと思っていたところでした。
車で行くなどと書くとお叱りをうけそうです。コンデジでの景色撮りが目的ですが、山都町の218号線のどこからか道を見つけ、行けるところまで進んでみたいと考えています。
拙い私のブログに・・・ご訪問いただきありがとう御座いました。
別信メ-ルにて長谷峠付近の画像を送信しておきます。
山都町側から長谷峠までのドライブをご計画のようですが楽しみですネ・・・。
私もいつの日かは走ってみたいと思っています。
ところで分水嶺のお話は「目から鱗」の思いで拝見し、大変参考になりました。
今後ともよろしくご厚誼のほど願い申し上げます。
(根子岳山窓・元より)
氏がお書きの長谷峠(近く)まで本日車で上りました。 ガーミン社GPS(UUD製日本地図搭載)と五万分の一地図とで、あちこち道を間違えながらです。
GPS記録を地図上で見ますと峠の手前400m地点までで、東へ新しい林道が敷かれ四差路広場となっているところで時刻が遅くなり引き返しました。
眺めは、西に清水峠が見えるのですが、朝からのかすみがついに晴れてくれず南のほうは見えず残念でした。帰路、大見口方面の道をとると東側に、かすんでよく見えませんでしたが展望が得られる地点があり、次回の楽しみとなりました。
長谷峠へ清和方面(218号線)からですと南の眺望はむずかしいのですが、途中の雑木林などじつにきれいです。山都町東部、五ヶ瀬谷方面の眺めなら、どうやら、高森峠方面(265号線)から上る道を探したほうが途中の眺めをよく、楽しいのではないかと思ったところです。(今の時期、途中で何人ものハンターを見かけ、銃の音も何度も聞こえるなか、追われるような気持ちで駆け抜けました。)
いつもお便り頂き有難うございます。
昨日はうららかな天気で絶好の峠散策日和であったろうとご推察します。
峠までの道のりは、大変ご苦労された模様が伺えますが・・・お疲れ様でした。
「南の眺望はむずかしいのですが、途中の雑木林などじつにきれいです」とコメント頂いていますが・・。昨年、私も味あった「落葉した雑木林」の美しい光景かと拝察しました。
ところで「銃の音」、この界隈は猪の狩り場となっているようですネ・・・。
私も一度は経験したいと思い、猪狩りに同行したことがあります。余計な事とは思いますが、その時の模様をよかったらご覧くださいませ。
http://genmei.blog.ocn.ne.jp/gen/2007/12/128_b647.html
今年も残すところ日数も少なくなりました。お元気で師走をお過ごしください。
情報があったら又、お便りお願い致します。 (元より)
1)長谷峠へは、218号線経由でしたが、峠のおよそ400m手前(山都町側)へ車で行きました。その二日後、今度は265線経由で、もう一度長谷峠(やはり手前の地点まで)をたずねその足(車)でさらに東の宇谷へ進み、そこから中坂峠へ向かいました。
2)その中坂峠では、自然歩道交差点から山都町側900mほどのところにすばらしい眺望(祖母山、五ヶ瀬谷方面)の地点があることを知りました。この眺望絶好の地点は、これから何度も訪れたいと思っています
3)ところが、問題があります。中坂峠への直接のルートは、峠北面の道路も、南面の宇谷と春山あたりも、私の運転技術ではちょっとムリです。
4)そこで、まず、265線から上り始め、ずっと快適な道でまず長谷峠を目指し、そこから徒歩(崩土峠経由の遊歩道、およそ4kmでしょうか)で東の中坂峠へ向かう、それをまた引き返すしかない、と思っているところです。
この長谷峠から中坂峠への道の状況、心得ておくべき点などご教示いただければ幸いです。
お便り有難うございます。
私には長谷峠も中坂峠も車による峠越えの経験が有りませんので今回、頂いたお便りに基づき道順を地図上で確認してみましたが広範囲の探索をなさったようですネ・・・。
私もいつの日かこのエリアを散策したいと思っていましたので良い参考となりました。
南外輪山から山都町へ流れ下る広大な台地を玄武山頂上
[ http://genmei.blog.ocn.ne.jp/gen/2011/07/715_39f9.html]から眺望したことがありますが森の海原(樹海)を観るような思いでした。
ところで、お尋ねの長谷峠から中坂峠への道ですがこのル-トは九州自然歩道が走っていますので要所要所には道標がありますので迷うことはないかと思います。
敢えて言えば、長谷峠からのスタートであれば出発地点付近には農耕用の道が自然歩道と並行してるような気がしましたので注意を要するかもしれません。
中坂峠からの出発でしたら入口の道標も分かり易く安心かと思います。
中坂峠から10分位、歩けば展望のよい尾根となり南郷谷・阿蘇五岳・清栄山の素晴らしい景観が遠望できます。
行程の所要時間は片道1時間45分程度(距離3.7km)でアップダウンを繰り返して歩くこととなります。
不十分な説明かと思いますがご了承ください。