根子岳山窓

(阿蘇住人の山行記です。)

次郎丸岳・太郎丸岳  1月5日(土)

2008年01月05日 23時55分00秒 | インポート

 次郎丸岳(397m)~太郎丸岳(281m)      (西辺集落ル -ト)

                                      ( 曇りのち晴 )
                                  (*文字サイズは「」が適切です)

(行程) 今泉登山口駐車場(10:45)→太郎丸わかれ(11:30)→
     巨石の一枚岩(着11:50-発12:10)→次郎丸岳頂上
          (着12:15-12:45)→太郎丸わかれ→
      太郎丸岳頂上(着13:40-発13:53)→駐車場(14:55)

阿蘇は年末始にかけて山は雪景色で寒い日が続い
  ている。今年の初登りは暖かい天草半島をと思
  い今回の山行となった。

○天草は熊本市内 に住んでいた頃、春・秋の高浜焼 
  陶芸祭りに女房との年間行事として行っていたが
  山行は初めてである。

 ○太郎丸岳・次郎丸岳を知ったのは2年位前、昔の職場
 仲間(今は山仲間)の川上さんのHPの中で知り、
 かねがね一度は行ってみたいと狙っていた山である。

○山の師匠である楽 人に道順を問い合わせしたら
 一緒に登ることなり、 楽 しみ倍増 の山行となる。
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▼R266天草パ-ルラインの5号 橋(松島橋)を渡り会津港を過ぎ
 R324へ入るとすぐに(今泉地区 )登山口入口の道路
 標識があった。

▼登山口駐車場には立派な案内板があり登山マップには
 「太郎丸・次郎丸物語」が記してあった。

▼登山ル-トは西辺 集落の中を通って行くが角々に道案内
 があり山への村民の想いが伝 わって来るようであった。
 切干大根が干してある農家の庭先を通り、段々畑を過
 ぎるとメジロが鳴く雑木林の山道に入る。登山道には
 シイ・カシ・ドングリの実 が夥しい程、落ちているの
 にはビックリした次第である。

▼登り始めは道の左側が杉・竹の混在した林で右側が
 雑 木の自然林。薄暗い道を5分も過ぎると本格的な
 登山口となり、南天の杖が用意されていた。

▼ココから先は自然林の緩やかな登りでU字状 の道
 で地面には岩が風化したような子砂利混じりの土
 であった。
 登山道の両 端にはウラジロ等のシダが延々と群生
 しており又、海岸特有の黒 松・赤松を眺めながらの爽
 快な尾根歩 きとなる。

▼「遠見平」(出発 から40分)で覆いかぶさる様 な奇
 岩の次郎 丸岳をハッキリと見定めて、「太郎 丸わかれ
 に着く。 
 
 (駐車場)     (西辺 集落)     (遠見平)      (太郎 丸わかれ)P1000166P1000165P1000110P1000112

 

 

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▼分れを左に進むと「いなずま返し」「次郎落し」と続き、岩場
 の急登となる。ココを這い上がると巨岩の一枚岩があり、
 ロ-プが張ってあり、ロ-プが無ければ到底登れない大岩である。

▼ココが(見晴台)頂上かと思い、眺望を楽しむこと20分位。
 すると楽人が「頂上はまだ上に在る」との声。巨岩の上を
 右に回っていくと直ぐに山頂に立つ。

        
(見晴台の       (見晴台カラ
  先端)         望む湯島)  (一枚岩の巨岩)
P1000113P1000122P1000137P1000126_2

 

 

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▼山頂には2組の夫婦が居られた。不知火町から来られたと
  のこと。方位盤に示されている山々を尋ねると、元気の良
  い奥様が流暢に説明されて、地勢の確認が出来た。
  中でも「観海アルプス」 (←クリック)の尾根筋が南北に連なり、
  登高意欲が湧き上がるような景観であった。

▼有明海・八代海に浮かぶ幾つもの島々、眼下には崖ぷちに
 露出している巨岩の奇石群、それにかぶさる松、高度感も
 味あえる。
 海と島と山脈が大パノマラを展開し、天草諸島の絶景そのもの
 で感動のし尽くしであった。

▼私達が昼食を終えた頃、今度は八代から来られた夫婦が
  登ってこられたので、眺めの良い岩場の席を譲った。
  奥様いわく「この岩石は隆起して出来たのだろうか?」
  と呟かれていた。小生も関心を抱いていたところであった。
  岩の所々に小石を埋め込んだ様なものが付いている。

(頂上)            (トラ?奇岩)   (方位盤)  (龍ヶ岳・念珠岳)
P1000128P1000129_2P1000134P1000130

 

 

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▼次郎丸岳を下山する頃から陽が射してきた。
 見晴台直下で今度は「知十方面」から登ってこられた夫婦
 と出会う。ご主人いわく「知十コ-スは低い松の景観が素晴ら
 しいのでお勧めですよ」と言われた。
  (次回はこのコ-スと決めた)

(老岳と教良木川)  (見晴台直下の知十分岐(太郎直下の登山道)(太郎丸岳頂上)
                      P1000131P1000136P1000142P1000146

 

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▼次郎丸を折り返して太郎丸まで約一時間。
 太郎丸手前の巨岩のブロックのピ-クを越えて登り返すと頂上
 に至る。この間も岩と松が織り成すロックガ-デンの風情があ
 り、小生の好む所であった。

▼頂上からは天草富士(高杢島)・松島町・千元の森岳・西辺
  の集落・知十橋そして八代の十条製紙からの煙突の煙も
  眺望出来る大パノラマであった。

(西辺の        (登山道の     (知十橋   (手前のピ-クから
  集落)           ロックガ-デン)     方面)    太郎丸岳を望む)
P1000149P1000154P1000158P1000159

 

 

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▼下山の足取りは軽く、期待を遥かに超し、満足満足の一日
  であった。

(太郎丸手前のピ-ク) (下山道)
        P1000161P1000164

 

 

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▼下山後は次回のため「知十コ-ス」の登山口(住吉神社前)を
  確認するため知十橋を渡り、下から太郎・次郎の山容を
  観て帰った。

▼国道沿いに咲いていたアロエの花(初めて目にした)に楽人の
  奥様が気づき 車を止めて観賞。そして、菜の花・水仙
  ・ブ-ゲンビリヤにも巡り合い春を先取りした想いであった。

(知十橋際からの
太郎丸・次郎丸の山容)  (アロエの花)         (ブ-ゲンビリヤ)
P1000168P1000169P1000171P1000172

 

 

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Sp1000102 (1/4職場の屋上から撮影 )
   雪景色の阿蘇

 

   

            

 

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1 コメント

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お疲れさんでした。 (楽人)
2008-01-06 09:56:14
お疲れさんでした。
楽人のブログの本文の中からも、このページへ飛んでこれるように
しました。トラックバックは初めて使いますがURLを入れてみました。
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