次郎丸岳(397m)~太郎丸岳(281m) (西辺集落ル -ト)
( 曇りのち晴 )
(*文字サイズは「大」が適切です)
(行程) 今泉登山口駐車場(10:45)→太郎丸わかれ(11:30)→
巨石の一枚岩(着11:50-発12:10)→次郎丸岳頂上
(着12:15-12:45)→太郎丸わかれ→
太郎丸岳頂上(着13:40-発13:53)→駐車場(14:55)
○阿蘇は年末始にかけて山は雪景色で寒い日が続い
ている。今年の初登りは暖かい天草半島をと思
い今回の山行となった。
○天草は熊本市内 に住んでいた頃、春・秋の高浜焼
陶芸祭りに女房との年間行事として行っていたが
山行は初めてである。
○太郎丸岳・次郎丸岳を知ったのは2年位前、昔の職場
仲間(今は山仲間)の川上さんのHPの中で知り、
かねがね一度は行ってみたいと狙っていた山である。
○山の師匠である楽 人に道順を問い合わせしたら
一緒に登ることなり、 楽 しみ倍増 の山行となる。
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▼R266天草パ-ルラインの5号 橋(松島橋)を渡り会津港を過ぎ
R324へ入るとすぐに(今泉地区 )登山口入口の道路
標識があった。
▼登山口駐車場には立派な案内板があり登山マップには
「太郎丸・次郎丸物語」が記してあった。
▼登山ル-トは西辺 集落の中を通って行くが角々に道案内
があり山への村民の想いが伝 わって来るようであった。
切干大根が干してある農家の庭先を通り、段々畑を過
ぎるとメジロが鳴く雑木林の山道に入る。登山道には
シイ・カシ・ドングリの実 が夥しい程、落ちているの
にはビックリした次第である。
▼登り始めは道の左側が杉・竹の混在した林で右側が
雑 木の自然林。薄暗い道を5分も過ぎると本格的な
登山口となり、南天の杖が用意されていた。
▼ココから先は自然林の緩やかな登りでU字状 の道
で地面には岩が風化したような子砂利混じりの土
であった。
登山道の両 端にはウラジロ等のシダが延々と群生
しており又、海岸特有の黒 松・赤松を眺めながらの爽
快な尾根歩 きとなる。
▼「遠見平」(出発 から40分)で覆いかぶさる様 な奇
岩の次郎 丸岳をハッキリと見定めて、「太郎 丸わかれ」
に着く。
(駐車場) (西辺 集落) (遠見平) (太郎 丸わかれ)
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▼分れを左に進むと「いなずま返し」「次郎落し」と続き、岩場
の急登となる。ココを這い上がると巨岩の一枚岩があり、
ロ-プが張ってあり、ロ-プが無ければ到底登れない大岩である。
▼ココが(見晴台)頂上かと思い、眺望を楽しむこと20分位。
すると楽人が「頂上はまだ上に在る」との声。巨岩の上を
右に回っていくと直ぐに山頂に立つ。
(見晴台の (見晴台カラ
先端) 望む湯島) (一枚岩の巨岩)
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▼山頂には2組の夫婦が居られた。不知火町から来られたと
のこと。方位盤に示されている山々を尋ねると、元気の良
い奥様が流暢に説明されて、地勢の確認が出来た。
中でも「観海アルプス」 (←クリック)の尾根筋が南北に連なり、
登高意欲が湧き上がるような景観であった。
▼有明海・八代海に浮かぶ幾つもの島々、眼下には崖ぷちに
露出している巨岩の奇石群、それにかぶさる松、高度感も
味あえる。
海と島と山脈が大パノマラを展開し、天草諸島の絶景そのもの
で感動のし尽くしであった。
▼私達が昼食を終えた頃、今度は八代から来られた夫婦が
登ってこられたので、眺めの良い岩場の席を譲った。
奥様いわく「この岩石は隆起して出来たのだろうか?」
と呟かれていた。小生も関心を抱いていたところであった。
岩の所々に小石を埋め込んだ様なものが付いている。
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▼次郎丸岳を下山する頃から陽が射してきた。
見晴台直下で今度は「知十方面」から登ってこられた夫婦
と出会う。ご主人いわく「知十コ-スは低い松の景観が素晴ら
しいのでお勧めですよ」と言われた。
(次回はこのコ-スと決めた)
(老岳と教良木川) (見晴台直下の知十分岐) (太郎直下の登山道)(太郎丸岳頂上)
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▼次郎丸を折り返して太郎丸まで約一時間。
太郎丸手前の巨岩のブロックのピ-クを越えて登り返すと頂上
に至る。この間も岩と松が織り成すロックガ-デンの風情があ
り、小生の好む所であった。
▼頂上からは天草富士(高杢島)・松島町・千元の森岳・西辺
の集落・知十橋そして八代の十条製紙からの煙突の煙も
眺望出来る大パノラマであった。
(西辺の (登山道の (知十橋 (手前のピ-クから
集落) ロックガ-デン) 方面) 太郎丸岳を望む)
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▼下山の足取りは軽く、期待を遥かに超し、満足満足の一日
であった。
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▼下山後は次回のため「知十コ-ス」の登山口(住吉神社前)を
確認するため知十橋を渡り、下から太郎・次郎の山容を
観て帰った。
▼国道沿いに咲いていたアロエの花(初めて目にした)に楽人の
奥様が気づき 車を止めて観賞。そして、菜の花・水仙
・ブ-ゲンビリヤにも巡り合い春を先取りした想いであった。
(知十橋際からの
太郎丸・次郎丸の山容) (アロエの花) (ブ-ゲンビリヤ)
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