根子岳山窓

(阿蘇住人の山行記です。)

鋸山 3月30日(月)

2015年03月30日 23時03分55秒 | 大分県

  田原山(別名は 鋸山 のこぎりさん・543m)   

                              快晴 

田原山(鋸山)への地図 ←(Google マップ)

(アクセス) 宮地(発6:30)→由布院(着7:35)→杵築市山香町・鋸山登山口(着8:35) 走行距離111km
(行程) 登山口(発8:55)→転落事故と鉢合わせ(9:30~9:45)→大観峰(着10:05)→
     八方岳(着10:20)→転落地点通過(10:34)→股覗き岩(着10:55)→
          囲観音堂(着11:20) →登山口に下山(着11:50) 
          熊野磨崖仏見学(12:10~昼食~13:45)→帰宅(着16:10) 
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〇 国東半島は昭和40年、社員旅行で行ったことはあるがその後は訪れること無く、
  現在に至っている。
  登山ガイドブックを見ると、鹿嵐山(2013-11-26) で見たような奇岩怪石の景観を持
  つ岩稜の山々があり、かねてからこの山域に一度は入りたいなぁ~と
  思っていた。
〇 徹爺さんと登る「次なる山」を国東方面にお願いしていたところ徹爺さんが過去
  に登られた「鋸山」を 選定され、山行日和を選んで今日の登山となつた。
〇登山口までの走行は、やまなみハイウェイ(R11号線・湯布院)から県道617号線に入る。
  塚原温泉郷(県道616号)の湯煙を右に見て大分自動車沿いを走り、
  陸上自衛隊十文字原演習場(R500号線)の広大な敷地に圧倒されながら更に
  県道218号~24~42~655号と走り「山香温泉・風の郷」を過ぎて、出発から
  2時間で(走行距離111km)登山口に着く。 
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         [登山口駐車場に建つ案内図(立派な案内板に感心する・・・)]

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 [今日の登山コ-ス: 黄の矢印]    [「風の郷」を過ぎて広域農道沿いに在る、鋸山登山口]
                       
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▼広がる荒野を・・・岩稜が囲むような景観に、春の陽光が燦々と照る。
 徹爺さんがH15.5月に登られた時は杉林で鬱蒼としていたとのこと・・・・。
 その面影は一変し、植林は伐採され「雫石」の苔むしも消え去りその様変わりに驚
 いていられたようであった。

        [登山口から約15分の登路、右側には作業道が並行している]

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[この地方独特の岩峰が林立で迫り、登高意欲に駆られる。右前方には雫石が写っている]

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▼稜線を隊列で歩くパーティーを眺めていたら・・・突然の転落者。
 私達が最初に駆けつけて声をかける。
 転落された五十路くらいのご婦人は意識もシッカリして怪我も無かったようである。
 尾根からは10M弱、転落されたと思われる が、樹木の根元に横伏せで止まり
 幸いした。
 (本人いわく)「岩の上に足を降ろそうとしたらフラツイテ踏み外した。背負って
         おるリックがクッションになつた。25名で宮崎から来た」とのこと
▼隊列の先頭からトランシ-バ-の交信のやり取りの声が聞こえ・・・
 先導者が尾根から降りて来られた。
 「後頭部を打たれた様子であった」と徹爺さんは先導者にフオロ-されておられた・・・・。
▼シンガリの二~三人がすぐさま尾根斜面を駆け降りて来られ、迅速な事故対応
 に感心しながら、私たちは登路に戻った。

    *帰宅後、「宮崎・25名の登山パーティー」をネットサーフィン  (クリック)
   http://kooen.sakura.ne.jp/ooyodo/%e5%b1%b1%e6%a5%bd/%e7%94%b0%e5%8e%9f%e5%b1%b1%ef%bc%88%e5%ae%bf%e6%b3%8a%e7%99%bb%e5%b1%b1%e4%ba%8c%e6%97%a5%e7%9b%ae%ef%bc%89/
 
                     [転落現場]

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[大観峰頂上から八方岳(右)と主尾根となる岩稜そして谷を挟んで屏風岩・太陽石方面を望む]

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[大観峰から鞍部に戻り、登り返しの急傾斜の岩尾根を、鎖を伝って八方岳のピ-クに立つ]

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                [八方岳から大観峰を振り返る]

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▼気になる宮崎隊の様子を八方岳頂上から窺うと、隊列はすでに「経岩」付近に
 見え、順調な歩きのようである。
 転落者は病院に運ばれたのであろうか ?? 私の脳裏は駆け巡る・・・・・・。
▼八方岳から10分位下ると転落事故の現場に差し掛かる、その手前に「事故多発」
 の標識が在ったのは確認したが、さほど危険を感じる、登路とは思えない。
 ただ傾斜のある段下がりの道で露岩を踏む足運となつていた。
 転落地点と思われる場所から下を覗くと、足元の直下は段下がりの棚状地形で
 岩松が密生している・・・・。
 この棚状地形でワンクツションしたのが幸いしたのであろうと推測された。
▼わが身に振り返って考えると、教訓としては
      「運ぶ足元の位置は確実に見届け、気を抜かぬこと 」
  
                    [転落地点を確認する]
                       

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      [股覗き岩から対岸の屏風岩等の景色を望む]     [太陽石]
                          

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    [太陽石をズ-ムで撮影: 「股覗き」の命名の云われは・!?
                       ・・・ 男性の私が覗いても解からない(笑)]

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 [大輪で色も濃く、早咲きのツツジが股覗き岩頂上に一株だけ咲いている・・・ツツジの種類は? ]

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▼熊野磨崖仏までの縦走コ-スはまだまだ続いて、岩稜を西進することとなるが
 今回は囲観音堂を経由して下山し、残りのコ-スは紅葉時季に再挑戦することとした。
                    [囲観音分岐]
                    
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             下山後、車で移動して「熊野磨崖仏」を見学

(ウィキペディア百科事典より)
 熊野磨崖仏への入り口は、豊後高田市田染の田原山(鋸山)山麓にある
 今熊野山胎蔵寺(いまくまのさんたいぞうじ)である。この寺の脇から急な
 山道を300メートルほど分け入ると、鬼が一夜にして積み上げたという伝説
 が残る自然石を乱積にした石段に達する。この急峻な石段を登ると左手が
 開け、岩壁に刻まれた2体の巨大な磨崖仏が現れる。また、石段を登りきる
 と熊野神社がある。
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                  [熊野権現鳥居と鬼の築いた石段]
                       

                      [不動明王像・ 高さ8m]

                     [大日如来像・ 高さ6.8m]

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            [不動明王像]           [大日如来像]  
                     

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(2015.7.5日 加筆)

 

 

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