「楽しむのではなくて、面白がることよ」
「あとは、じぶんで考えてよ
2018年10月29日の朝刊に載った広告です。
すばらしい家族の写真と共に樹木希林さんのことばが載っていました。
「楽しむのではなくて、面白がることよ」
それからずっと考えていましたが…
この本を読んでだんだんとわかってきました。
この本は樹木希林さんの今までの対談などを1~6の章に分け、まとめたものです。
亡くなってから、映画やTVを何本か観させてもらいました。
愛車遍歴という番組では、今まで乗ってきた車は個性のある外車ばかりで、共通は丸目のライト!こだわりもあったようです…。
収録中、「台風が来ているので早く進めて…」とお願いしたり、「お腹かすいたとのことで突然おにぎりを食べ始めたり…」
何をやりだすか?すごく面白かった!
それは番組を「面白がっていた」と思うし、自分なりの番組をつくっていたと思うのです。
樹木さんは住宅にも興味があったようです。
移動の新幹線はずっと住宅情報誌の間取りを見ていたそうです。
価格がいくらか?ではなく、この家にはどんな人が暮らすのか想像していたようです。
「楽しむのではなくて、面白がることよ」
「楽しむ」は客観的に、言われて…、義務的に…。
「面白がる」は苦しい時も…面白さを探し、面白くする。
何事も面白がる!今年の伊藤工設計のスローガンです。
この本の最後に喪主代理の挨拶が載っていて…
若い時の父から母への手紙が見つかり、内容が紹介されています。
そこから今まで、どうして夫婦としてつながっていたのか?
わかったような気がします…。
最後の方に、母の記憶のことばとして
「おごらず、他人(ひと)と比べず、面白がって、平気で生きればいい」
すばらしいあいさつ文、本でした…。
最新の画像もっと見る
最近の「本」カテゴリーもっと見る
最近の記事
カテゴリー
バックナンバー
2010年
人気記事