BSイレブンで放送中の「アメリカン・ダンスアイドル」。
全米から我こそはと思うダンサー達が集結したオーディション番組です。
今週は、6都市で行われた地区予選を勝ち抜いてきた172人がトップ20を目指して競います。
会場はラスベガスです。
審査内容は、まずヒップホップ、次に社交ダンス、そしてジャズ。
振付師の振り付けに従い、審査されます。
びっくりしたのは、各ダンスでどんどん落とされてしまう事。
社交ダンスが得意でも、ヒップホップで落伍したら次に進む事が出来ません。
どれか一つのダンスを究める事だって難しいのに、
この番組ではすべてのダンスに精通していなければ上には行けないのです。
続いてグループ審査、、そしてまたソロに戻ってコンテンポラリー(バレエ)、
ブロードウェー、と盛りだくさんです。
ブロードウェーは「ウエストサイド・ストーリー」が課題でした。
歌のオーディション番組の「アメリカン・アイドル」も大変だな~と思いましたが、
「アメリカン・ダンスアイドル」は身体を使って目いっぱい踊り続けなければならないので、
本当にハードだと思います。
ところで、少し疑問に感じたのは、ずっと高評価だった人が、
突然落とされてしまう場合がある事です。
本人も納得していない様子でしたが、視聴者にも「なぜダメなのか」を
分かりやすく説明して欲しい、と思いました。
実際、「審査基準が分からない!」とこぼす人もいましたし。
トップ20に残った人は、人柄も重要なポイントだったようです。
今後は視聴者投票になるので、「視聴者に人気が出そうか」も大切なのですね。
その点は「アメアイ」と同様です。
一人、プロのバレエダンサーが参加していましたが、
トップ20直前で「バレエ団との契約上、この番組に出場する事は出来ない」と言う理由を告げられ、
番組を去りました。
バレエ団には内緒の参加だったようで、
契約に厳しいアメリカでも、こういう事があるのかとびっくりしました。
その方がこの番組に出場した動機は「色々なダンスを究めたい」と言うダンスへの情熱からでした。
バレエ団に戻ってから気まずくないかしら…と心配になってしまいました。
いよいよ来週からはトップ20によるし烈な争いが始まります。
どんな過酷なダンス・バトルかと、楽しみです。