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夜明けの室温は32℃ 夜中も温度が下がらないのである。
真昼間は36℃だから、一日の気温差はわずか4度である。
ま、この4度のハザマにオイラの夏の人生が凝縮されてるんだ。
それは可哀想にとは誰も言ってくれねぇところが辛いので・・・
一人で寂しく暑さ凌ぎに出る訳よ。
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なんとしても釣るぞ!と意気込めば悲壮感が漂う。
釣らねぇぞ!と斜に構えるには釣歴が短すぎる。
釣れても釣れなくても構わないと割り切るところに粋が生まれる。
今日は祖谷を楽しもう。
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初めは去年も来なかった小場所へ竿を出す。
釣り始めは朝7時過ぎ。
気温19℃である。
このあたりでは1尾のみ。
2時間近く粘ったがダメ。
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次にもう少し上流へ車を走らせて支流へ。
あれぇ~なんでこんなに水が少ないのかな?
昨日電話で確認したら、毎日夕立が降ってるから大丈夫!って
ことだったんだけどね。
水が少ない上に濁りが入ってて、流れが急すぎる。
これではお魚が隠れる場所がないぢゃないか?
この支流の下の方ではこれまた一尾のみで終了。
支流を更に上のほうへ車で辿る。
この辺でどうかなぁと車を停めて再入渓。
渓に立って空を見上げると若葉が美しい。
気持ちいいぞぉ~
それに涼しさ抜群なのである。
半袖の下着に長袖の釣用のシャツを着込んでるが汗など出ない。
渓を登って堰堤に出会う。
空は抜けるように青いが
水は写真のようにやや濁り気味。
左端は激しく水が落ちてきているが・・・
ここで本日最大22cmが釣れた。
これで最大なんだからしゃぁないよな。
ここもこれまでか?
今度は左支流を登ってみよう。
こちらは釣ったことが無いんだ。
暫く急な林道を息を切らせながら黒狸号は上がっていく。
これ行ってもどうなんかねぇ~。
なんだかキツイばかりでオイラ好みの渓ぢゃ無いんでは?
と思って走らせてると杉林に沿って車がUターンできるスペースがあった。
ここで昼ごはんでも食べて次の場所を考えよう。
車を停めて握り飯をほうばって、ふと下を眺めると・・・
なんだか良さそうな淵があるぞ!
ここを釣ってから場所変えしようか。
杉林を少し下ればこんな淵。
油断したのが馬鹿だった。
この右側の深みへ仕掛けを入れたら・・・
ぐう~んと強い引き。
慌てて合わせたら、すっぽ抜けた。
ちぇっ!感づかれてしまったわい。
ここは諦めて橋の下を潜って堰堤から水が落ち込んでいるところを
探れば・・・
左から20cm、右から20cmと型が揃った。
やったね。これで少しは気楽になりましたな。
それにしてもどうよ?
全然暑くないのは。
嬉しいねぇ。
来た事が無いちょこっとした場所でもアマゴに出会えたのが嬉しい。
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さぁ~こうなれば・・・
後は本流へ戻って上流へ行こうぢゃ無いか?
でも、誰か先行者の車が止まってたらどうする?
う~ん、そのときは剣山を越えて桑平川沿いの饂飩屋さんへ行こう。
そうと決まると気楽だ。
お目当ての場所へ着いたが先行者は居ない!!
やぁれやれだ。
車を停めて渓への道を辿り始めて気がついた!
誰か来てる!!
あちこちに人が滑った形跡がありありだ。
これは今朝方かもしれないな。
今朝方入ったとしてたら達者な釣り人だ。
だって、もう釣り終って帰ってしまった訳だから。
そうでもないか・・・
6時から釣り始めても7時間以上経ってるんだから当たり前か。
鏡があれば自分の顔が曇ってたのが判っただろう。
でも仕方ない。行くっきゃない。
ここは今から入ったら終るときは暗くなってるかもしれない。
どんどん飛ばして行こう。
と、どんどん毛鉤を飛ばして遡上するが・・・
むむっ・・・釣れないのである。
魚はいる。
間違いなくいる。
しかも型も悪くない。
しかし・・・毛鉤を見切られる。
おそらく、オイラの立ち位置が悪いのだと思う。
ラインをロング・キャストできない限り魚に見破られる。
必死になってテンカラ竿を振れば・・・後の枝に毛鉤を取られた・・・クソ!!
大きな淵があり・・・
いかにも居そうな雰囲気なのだが反応しない。
スレているのかもしれないな。
釣れないので淵の右を巻いて高いところからじっと水面を見ていると
何尾ものアマゴが遊んでるのが見えた。
この写真でも数尾が見える。
中央と右端だ。
時折かなりの大きさの魚が深い処から浮いてきたりしている。
さらに上を目指して遡行すると
明らかに毛鉤を見切った良型アマゴが流れに姿を現したりする。
結局・・・
ここで3時間半も釣り上がったが得たのは4尾だけ。
まぁ~釣れても良し、釣れなくてもといった釣りに終りました。
帰りはまだ暗闇とはいかず、程よい明るさが山に残った道を
とぼとぼ車まで歩きました。
雨でもふりゃぁよかったものを。
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また涼みの釣りに行こう!!
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