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癌の早期発見(2)

2020年07月15日 10時34分15秒 | 

殆どの癌細胞から分泌される蛋白質の一種で腫瘍マーカーというものがあります。

この物質は癌の種類によって個別であるので、それをチェックすれば、規定値内であるかどうかの判断がなされます。

しかし、腫瘍マーカーだけで癌であるとかないとかを決めるのは早計です。マーカー値が高くても癌でないこともあるし、低いからと言って癌ではないとも言い切れないんですね。

ただ、癌であると判断され、実際に癌が見つかった場合の癌の状態変化を見るときには有効であるとされています。

マーカーのチェックは血液検査で容易に行えるので、疑わしい場合には検査するのも一つの手段ではあります。

多くのお医者さんはマーカーをチェックしてから、PETやCTスキャンによって更に詳細な状況を把握して、治療の方針を固めているようです。

PETは癌にとっての主食である糖分の偏りを検出することで、癌細胞の存在を認識しますので、PETの前には糖分を摂取させられます。

CTスキャンはレントゲンと同じ仕掛け(?)で癌の陰を発見しています。

しかし、PETでもCTスキャンでも現在の技術では5㎜以下のサイズの癌細胞の塊は見つけることが出来ないと言われています。

自分なんかは5㎜と言えば相当な大きさだと思いますが、そこまで成長した塊でないと見つけられないのだそうです。

ただし、悪性の癌の場合ですと、成長が非常に速いのでPET/CTで癌が見つからなかったと言って喜んでいても、2~3年もあれば5㎜程度には成長するらしい。

要するに疑わしい場合は、毎年でもチェックするのが良いと自分は思っていますが、さりとて自分の前立腺癌のチェックは数年前にやったきりで放置です。

今になって考えてみれば、本人が平気、平気と言っているのを見逃さずに検査させれば良かったのに・・・と後悔しています。

チェックさせるのは、本人の気分はさておき、連れ合いの方から催促することが、実はとても大切なことだと今になって自分を責めています。

まだ、癌と言われていないうちに、奥様、旦那様にチェックを受けて貰うよう段取りするのを忘れないでください!!


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