ふとしたこと

日々に気づいたことを書きます

釣犬・・・

2011年05月02日 09時32分43秒 | 渓流釣り

これは先月末の出来事だった。

このところ、釣に行ってなかったので、久しぶりに。

自分はニワカ釣師なので、

朝の3時に目覚めて、3時半出発なんて凄いことは出来ない。

とりあえず、

4時半頃に腕時計のアラームで目が覚めるが・・・

餌だとか、仕掛けだとかそろえるのが、なんだか億劫で、

パソコンの電源なんか入れて。

となると、なかなかPCの前から動けずに

家を出たのが6時ちょっと前。

一流釣師には、

とても本当のことが言えないダラシなさ。

もう陽は高く昇ってる。

釣のテンションも、下がりまくった。

でも、朝飯と昼飯にお茶三本をローソンで買った。

例によって、トンネルを越えて隣県に入り込み、一路渓を目指す。

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でも、流石に現地に着く、流れを見る、ウェーダーを履くと

気合がウェーダーの中の臭みと共に、むわぁ~っと。

ベストも被ったし、魚籠も腰に巻いた

さぁ~行くぞ!・・・・

おや?茶色い生き物がオイラの回りをうろうろしてるが、

コイツはなんじゃいか?

あれぇ?ワン公だ。

俺って、今までに2回犬に噛まれてるんだ。

今度噛まれたら狂犬病になってヨダレを垂らすかも?

厭だよな知らない犬って。

だが、このワンコ、妙に人懐っこくて、オイラの足に体を

擦り付けたりするよ。

草かなんかを食べたりして、猫みたいな奴だ。

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川へ下る道をまるで案内人みたいに先導してくれるんだなぁ。

仕掛けをさお先に結べば、糸巻きが地面に落ちる。

これを咥えて引っ張ったりして、オイラの邪魔をしてくれるわけだ。

どっかへ行ってくれよぉ、頼むから。

ここは運試しみたいな出合いなんだが、ここで身をかがめて仕掛けを放り込むと

オイラの肩をこいつが、小さい手で叩くんだよ、これが・・・

気が散ってしゃぁないやんか。

夕べの雨で川は増水してい、平水より20cmは水位が高い。

暫くは瀬沿いに犬でも歩けるが、その先は激しい水の流れだ。

しめた、ここでワン公とバイバイできるぞ・・・

ワンには構わず、腰まで水に入って対岸へ渡ろうとした。

途端に、人も犬もはばかるような泣き声で、悲痛に泣き叫ぶんだよ、ワンが。

俺も弱いよ。川の中で立ち往生。

こんなにワァワァ言われたんでは男がすたる。

否、釣にならんぢゃないか。

しやない。場所を変えよう、ワンの来ないところへ。

で、今来た道を犬連れて、とぼとぼ戻ったよ。

コイツを振り切らんことには・・・車でガンガン飛ばしました。

犬よりうんと早く!!いそげぇ、いそげぇ、ふりはらえぇ。

バックミラーに追いすがる犬がどんどん小さくなって。

次に来る釣り人についていけぇ。

そいだら、様子はわからんけど、初めて入る場所へいってみよう!

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といったところから、次の場所へ移動しました。

ここは大堰堤の上の平瀬です。

高いところに民家が見える。

堰堤へ落ちる水が池のように広がっている中にアマゴの姿が早くも見えた。

ところが、妙なナマズのヒレのようなものがヒラヒラしていて、

それをアマゴが襲っているようにも見える。

あれは、なんじゃいか?

・・・・

・・・

・・

あれぇ?あれは・・・

ガマガエルだ!!

水中で、ガマガエルの足をアマゴが咥えようとしている。

カエルは足喰われちゃぁ大変だから、ヒラヒラさせて逃げる。

幾ら仕掛けを放り込んでもアマゴは見向きもしないわけぢゃ。

ほんの僅かだけ平瀬があって、たちまち渓は険しさを見せ始める。

岩も大きくなってオジイには不安だが、天気が良いからなんとかなろう。

よいこら、よいこらと岩を乗り越えながら、上を目指すが、なかなか

アマゴは釣れないな=。

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しばらく行くと、生活の匂いがする小橋に出る。

なんだか、朝から犬と付き合って腹が減ったわい。

ここで早いけどご飯にしょう。

魚が釣れないとこんな写真を撮る暇も出来るのだ。

人によって好みも違うだろうが、昆布が入ったオニギリが一番旨いと思うんだけど

どうだろか?

さりとて、昆布ニギリを二つ買うのは、芸が無く、も1個は「おかか」。

炭水化物ばかりではと、焼鳥みたいなのも買ってきた。

ここから遡上してみたが、岩が多く良い淵があるのが山から見えた。

でも、この日は気温も高くて、魚は瀬に集まっているようだ。

良淵へ降りるのも、面倒だし、先には堰堤群が目に入る。

やめぢゃ、やめぢゃ。

そこから、一気に藪を漕いで、ガードレールを目指した。

なんといっても、渓流には若葉が映える季節になった。

枝に仕掛けを取られる確率も減るだろう。

なんせ、枯れ枝という奴は目に入りにくく、油断すると細い釣り糸が

絡み取られることが多く、そういうのが釣のテンションを下げて

ヘボな釣をすることに繋がるのだ。

釣れた魚は、ウェーダーをくれた友人へのお土産にした。

ちゃん、ちゃん!!


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