ちょっとお恥ずかしいお話ですが、実は私、生活習慣病で糖尿病を患っております。
若い時、知人と会社をやっていたのですが、その当時は休みなく仕事をしていまして、ストレスが溜まっていた事もあってか深夜にハンバーグやコテコテのラーメン食べたりしていて、結構、肉付きが良くなってしまいました。
今から十数年程前、会社の健康診断の際に「十二指腸隆起病変」とやらの診断があり、病院に検査へ行った処、始めは消化器内科であったのが、何故か院長のやっている総合診療科へ回されてしまい、そこで「糖代謝異常」の事でエラく院長から叱られてしまいました。確かに三年程、その指摘はあったのですが見過ごしていた処、院長曰く「十二指腸なんてのは胃カメラやりゃ良いんだ!それより何故、これを放置したんだ!」との事。私は「いや、、、特に自覚症状も無かったので」と言うと、「この病気はな!自覚症状出たら終わりなんだ!」と言われてしまいました。要は「糖尿病」ってやつですね。
そこから家の近くにある糖尿病内科を探してお世話になっていますが、そこの医者からは「体重を10キロ以上は落とさないと良くならないな」と言われ、この十年間、様々な事をしてきました。そして昨年から基礎代謝を上げようと、近所のスポーツジムに通い、何とか体重をピーク時から15キロ落とした処、ここ半年ほどはHbA1c(まあ糖尿病の指標の値ですね)が平常値に落ち着いている状況になりました。
そんなこんなで、月1回はこの糖尿病内科に通院しているんですが、今日もその通院日で、9:30頃に診察を受けました。結果、HbA1cは平均値だったので「問題無し」という診察結果。今日は天気も良いので、箱根にある喫茶店にでも行ってみようと、病院からそのままフラッと小田原箱根方面に向かいました。
小田原方面へは、保土ヶ谷バイパスから東名高速に乗って向いました。出発の時間も遅かったので、時間を稼ごうと高速に乗りましたが、今日の東名高速は結構渋滞していました。個人的には下道中心で走る方なのですが、時間を買うという事もあって今日は高速を選択しましたが、こうも渋滞していると、やはり残念な感じです。
東名高速では、何故かトレーラーに煽られながらも病院出て1時間ほどで中井SAに入りました。道路が渋滞してんだから煽らなくてもエエやないか、と思いもしましたが、何故か後ろについてきて、バイクのサイドミラーにトレーラーのフロントライトしか映らないという状況。これは結構恐怖を覚えたりするものです。
中井PAで少々休憩を取ってから、大井松田ICまで約10分。さてどうやって箱根に行こうかと考えていましたが、そう言えばFACEBOOKで小田原近辺の梅林の記事があったので、Google Mapで調べてみると、数キロ走った処に「蘇我梅林」というのがあるのを見つけ、まずはそこへ向かう事にしました。
大井松田ICから走る事十数分、蘇我梅林に到着。ただ梅林祭りは既に終わっているとの事でしたが、この周辺には多くの梅の木があって、まだ花が結構残っていました。とりあえずバイクを置いて蘇我梅林へ行くと、ピークは過ぎていましたが、多くの梅の花がまだ咲いていました。
偶に風が吹くと梅の花びらが舞っていて、もうすぐ春なんだなという事を実感したりします。この梅林近辺では梅干し等の店も結構あり、今日もそれを買い求める人達がいました。ちなみに我が家では、梅干しの好みも分かれていて、嫁や長女はしっとりとした甘みのある梅干しが好きなのですが、次女と私はカリカリで乾いたしょっぱ味の強い梅干しが好きだったりします。
さてそんな事を考えたりしているうちに、時間は12時半を回ってしまいました。
今日の目的地にしている「リラック森」ですが、13時にオープンする店なので、この蘇我梅林を後にして箱根に向かう事にしました。途中、蕎麦を食べたいなと思い、箱根口にある「太閤」に立ち寄ります。
四十代半ばまで、実は私は蕎麦やうどん等はあまり好みでは無かったんですが、五十代あたりからどうも蕎麦とかうどんが好みになって来ていて、今日はここで「肉蕎麦」を注文しました。値段も観光地としてはお手頃(1080円)な値段だと思いますが、どうですかね?
昼食の肉蕎麦を平らげた後、国道1号線を箱根湯本方面へ向かいました、目指すは強羅にある「リラック森」です。箱根湯本駅近辺はやはりかなり渋滞していたので、途中、旧国道へ迂回しながら進みます。湯本から宮ノ下までは、ワインディングが続きますが、比較的に流れていました。宮ノ下から仙石原方面へ向かう国道138号と解れ、ひたすら国道1号線を走ります。このあたりから高度が上がってきている事もあり、手先が冷えてきている事を実感します。
小涌谷から脇道に入り、強羅方面に向かうと「リラック森」へ到着です。結構、気温が低かったです。
この喫茶店はFACEBOOKを介して知りまして、昨年夏から四回ほど来ています。私の事は有難い事に覚えて頂いていて、今日は「SSTR」の事を話ししました。「SSTR」については昨年、この喫茶店のマスターから聞いてのが切っ掛けで知り、今回私はエントリーしましたので、その事の話題で話も弾みました。SSTRは5/20なので、その時にはマスターにお土産でも買ってきたいと思います。
店で30分ほど雑談した後、他の常連さんも見えたようなので、私は帰る事にしました。夕方には家に帰らないと、嫁の買い物にも付き合えませんし、それはそれで何かとややこい事にも成る気がしていますので。
箱根湯本駅の近辺は混雑していたので、帰りは元箱根方面から旧国道1号で七曲りを経由して、箱根新道を使うルートを選択しました。ただそのコースはより高度を上げるので、恐らく寒さは増すだろうと思いましたが、案の上、走る程にグローブしている手が悴んでくる程の寒さとなりました。
途中、「蘇我兄弟の墓」というバス停を見つけたので、そこに立ち寄りました。そこは国道1号最高地点(標高874メートル)の近くです。
蘇我兄弟とは鎌倉時代に伊豆に居た豪族の兄弟で、江戸時代などには「親の仇を取った忠孝の兄弟」と言われていました。しかし昨年の「鎌倉殿の13人」では、主役の北条義時に「仇討に見せかけた謀反」と言わせ、それをあえて「謀反に見せかけた仇討」として処置したというストーリ-にしていました。まあ真実は定かではありませんが、今の時代まで語り継がれている歴史上の兄弟です。でもこの箱根の山奥に墓があるのは、少し意外な気がしました。
この後、箱根新道から西湘バイパスを抜けて、鵠沼海岸から藤沢を抜けて帰宅しました。
でも先日の修善寺を一回りしてから、今回の箱根一回りでガソリンタンクにはまだ半分近くガソリンが残っています。今回のツーリングでは走行距離が125キロだったのですが、やはりこのGIXXER150というバイクは「鬼燃費のバイク」ですね。まあ50km/lは軽く走りますので、本当にお財布には優しいバイクです。これからこの「鬼燃費」で様々な処を見て回る事になると考えています。