3月に入り、少し暖かくなってきました。こうなるとまたそろそろと出かけたくなってしまいます。
先週の土曜日(3/2)は結構寒い日でしたが、八王子にある東京八王子酒造に行ってお酒を買ってきました。Youtubeの「二宮祥平ホワイトベース 」で紹介されていて、美味しいお酒だとありましたので、試しに飲んでみようかと。
ここは土日しか販売していない店で、本当はもっと早く行きたかったんですが、なかなか時間がとれなくてこの日になってしまいました。天気予報では日差しが少し出て多少は温暖になるという事だったんですが、バイクで八王子に向かう途中、丹沢の山々を見ると山の奥では雪が降っているのが見える様な陽気でした。
ここは瓶を購入するとそこに日本酒を詰めてくれるというもので、お値段は多少高くて4000円。
この日に購入したのは「VER.5」というお酒でしたが、家に帰って飲んでみると、これがとても飲みやすいお酒で、ついつい酌が進んでしまいました。もしお近くであれば一度飲んでみる事をお勧めします。
すみません、ちょっと話が横道にそれてしまいました。
3/10は朝から快晴。さっそく着替えて7時半に自宅を出発しました。目的地は伊豆方面。何故、伊豆かと言えば群馬や埼玉の山方面は、いまだ雪もパラついているという事なので、もう少し待った方が良いと思い、そうでれば南方面しかなく、必然的に伊豆方面かと単純に思ったからです。(あまり深い意味はありません)
考えてみれば昨年7月に伊豆は行ったくらいで、それ以降、あまり行っていなかったので丁度良いかと。そう言えば「稲取細野高原」という場所も昨年はいけなかったので、今回はそこまで行きたいと思いました。そこは「ゆるキャン△」の聖地でもありますからね。
自宅を出てから近くのマクドナルドで恒例の朝マック、今回はダブルチーズマフィンのセットです。
私は持病で糖尿病持ちなのでファストフードは本来イケないのですが、ツーリングの時ぐらいは許されるだろうと思っています。ちなみに先日の通院ではHbA1cは安定していると医者からお墨付きを貰えました。
エッグマフィンを食べながら、全体コースをぼんやりと考えました。まず国道1号に出て、新湘南バイパスで平塚に向かい、そこから国道134号線で大磯から西湘バイパス。早川口で下りたら海沿いをまずは伊東まで抜ければ良いだろう。そんな感じですかね。
このマクドナルドから西湘バイパスの西湘PAまでは約1時間ほどなので、まずはそこを目指しました。
道中、富士山や丹沢の山々も見えて、日差しもあり風もそれほど吹いていなかったので快適な走行。予定どおり1時間で西湘PAに到着です。時間は9時を過ぎていました。
この日のPAは車もバイクも結構、ごった返していました。まあ天気も良いですから当たり前と言えば当たり前ですね。ここで小休止をして、とにかく先を急ごうと出発したのですが、その時、ハーレー集団が団体様で出発していまして、1台が出口への進路をふさぐ形で止まっている間、バンバンとハーレーが出発していきます。お蔭で出ようとする車が渋滞になっていましたが、これって、以前にネットで批判を受けていたのでは?そんな事を思いましたが、そこはあまりハーレー集団は意に介していないみたいですね。。
西湘PAの次の休憩ポイントは道の駅伊東マリンパークです。時間にして1時間弱です。途中、真鶴、湯河原、熱海を通過していくのですが、そこそこ人出がある感じでした。やはり春が近くなると人も出てきますよね。私もその一人ですが。
伊東には10:30過ぎに到着。順調な感じでここまで来ました。
ここにも多くの人がいて、私はここで家へお土産として「青島みかん」を購入、1袋300円は結構リーズナブルです。
ここから稲取細野高原までは1時間ほどです。
「ゆるキャン△SEASON2から引用」
ここへは行ってみたいと前から思っていましたが、問題は判りやすいルートがあまりなく、どうやら酷道とも言う様な道の先にあるとか。一応、ルートはGoogle Map先生にお願いして出発しました。到着予想時間は12時過ぎになっていました。
伊東からは大室山の脇を抜けて行くルートを選択、途中から細い道を案内されましたが、稲取町からの脇道に入ると坂もけっこう急峻で、上に行くほど「酷道」とも言う様なルートをひたすら登って行きます。伊豆は熊がいないから良いよね、とか考えながら走っていると、いきなり開けた場所に出てきます。そこからバイクで行けるだけ奥の駐車場まで向かいました。(このルートは車でも走れますが、私は遠慮したい感じでした)
駐車場に到着すると、車が2台止まっていましたが人はいませんでした。山上の展望台からはしゃぐ男女の声が聞こえましたので、そこへ行っていると思われます。とても静かな場所でした。
景色はとても良い場所なんですが、吹いている風は1月の風で、とても冷たい風が吹いています。手が悴むくらいな風で正直落ち着いて風景を眺めるという感じではありません。でも、、、やはり景色は素晴らしかったです。
もう昼も過ぎて、そろそろお腹が減って来たので下界に戻る事にしました。途中、2台ほどのバイクとすれ違いましたが、「この先行っても良いのかな??」という感じでおずおず走っていました。そりゃそうですよね、だって道が細くてデコボコなんですから。でももう少し暖かくなったら、弁当広げてとか、小型コンロもってコーヒーでも一杯、という感じも良いかもしれませんね。
3月の高原は、当たり前ですがまだ真冬でした。
バイクで20分ほど走ると河津町に入ります。そこの「河津の庄」というお店で昼食を取りました。
Google Mapで調べてみて、アジフライととろろご飯が食べられるという店だったので、この店に決めました。
アジフライはとても肉厚で、トロロも味噌味ベースになっていて、結構おいしかったです。付け合わせに地元のイカの塩辛が付いていましたが、これも美味しかったですね。イカの塩辛ですが、若い時には独特の生臭さが嫌いでした。しかしこの年齢になると、これが美味しく感じてしまうから不思議です。
食事を終えると時間は13時を過ぎてしまいました。これから石廊崎に向かうと2時間ほど時間がかかるので、今回はパスする事にして、ここから西天城高原へ行き、そこから西伊豆スカイラインを通って帰る事にしました。
西天城高原までは1時間ほどなので、15時前には余裕で到着するという読みでした。そこからのんびり西伊豆スカイラインを通り、風景を堪能しながら走っても修善寺には16時過ぎには到着。自宅にも18時過ぎには戻れると言う読みをしていました。
しかし、、、、またやらかしてしまいました。
浄蓮の滝の先、湯ヶ島から仁科峠に向かう県道59号線を走り、まもなく仁科峠だという所の、ワインディングの急な上り坂。細い道なので徐行しながらも左のヘアピンを抜けると道路に黒く水の流れた後が、「あ、、もしかして凍ってる?」と思うや否やGIXXERのリアタイヤが横滑りして転倒です。
転ぶ瞬間はスローモーションの様な感じもしましたが、無理に手を付いたりすると危険かと思い、バイクを突き放す感じで自分も転倒。その後に見えた青空は、ゆったり雲が流れていました。
「やっちまった・・・・」
まずはバイクを立て直し、破損個所を確認。シフトペダルが曲がっていましたが、何とかシフトチェンジは可能な感じ。クラッチレバーは正常でしたが、左側のハンドルが少し内側に曲がっていました。あとは左側のカウルにも傷が。。。
とにかくエンジンを掛けなければとセルモーターを回しますが、一向にエンジンは掛かりません。あまり長時間回すとバッテリーも上がってしまいますので、坂道を下りながら「押しがけ」イメージでローギアに入れ、何度かクラッチをつなぐとエンジンも復活しました。その後、少し平な場所を探してシフトペダルを体重任せに補正、なんとかシフトチェンジも出来る様になりました。
幸いにしてスピードも出てなかったので、スマホもホルダから外れていたとは言え、ほぼ無傷。体の方はというと、左ひざを少し擦りむいていましたが、デニムのズボンは破れていませんでした。足首はというと、ワークマンのブーツを履いていましたので問題ありませんが、少しつま先が破損。
いやぁ。。。。凹みましたね。
そこで30分ほどロスしてしまい、ショックもあいまって、とろとろと西伊豆スカイラインを走りながら帰路に着きました。途中、何台もの車に追い越される感じです。
でも晴れた日の西伊豆スカイラインの景色は素晴らしかったです。凹みながらも思わず富士山や駿河湾の景色を眺めてしまいましたが、南アルプスの雪山の姿も綺麗に見えていました。
このあと修善寺から三島を抜けて、三島から箱根峠を越えて小田原に抜け、そこから小田原厚木道路を使ったんですが、箱根峠あたりでどんよりと黒い雲が山の上を覆い出し、箱根湯本手前では小雪がパラついていました。先ほどまでの青空は何だったんだという感じの天気です。しかも冷たい風まで吹いているし、箱根湯本あたりを先頭に6キロの渋滞。しかも小田原厚木道では、小田原市内から大磯までは結構な土砂降りになっていて、思わず合羽を急遽着こんで走りました。
結局、自宅には19時過ぎに帰着。バイクで転倒した事を話すと娘から「この前も箱根でコケたよね?バイクのセンス無いんでね!?」と小言を頂戴しました。
この日の走行距離は280キロ。ちょっと(というかかなり)凹んだツーリングになってしまいました。
でも無事に帰ってこれたら、良しとするかと。。。