先日、車で家族を連れて8か所を巡った事を書きました。
今回は残り4か所をバイクで回って来たので、その事について書いてみます。
先日周れなかったのは以下の4か所です。
・三保松原
・白糸の滝
・人穴富士講遺跡
・道の駅朝霧高原
この4か所で自宅から一番遠い場所は三保松原となります。あとは富士山周辺で、以前にもバイクで走ったコース上にあるので、一日あれば回れる感じです。
朝7時半頃に自宅を出発、嫁からは「寒いんだから車で行けば?」と言われましたが、そこはバイク好きなので防寒対策すれば問題ないと言う事でバイクで巡ってきました。
バイクで巡れば個人的にも楽しさ倍増ですからね。
朝食は何時も通り、途中のマクドナルドでソーセージエッグマフィンのセット。そこで大枠のルートを考えました。
まずは東名高速を使い清水ICに向い、そこから三保の松原は目と鼻の先。その後は白糸の滝を目指して下道を走り、その後は人穴富士講遺跡と道の駅朝霧高原は周辺にあります。帰路は河口湖方面から山中湖、そして道志みちを抜ければ夕方には自宅に戻れると考えました。
問題は天候で、この日(2/18)は早朝まで小雨が降っていましたので、天気が持つかという処ですが、天気予報を見ると雨は降らなさそうですし、気温も午後には少し上がる見込みとありました。まあ曇っていますが、問題なく回れるでしょう。
8時半頃に綾瀬スマートICから東名高速に乗りました。車の数はそれほど多くもなく、バイク乗りもそこそこ走っています。気温は若干寒さを感じますが、この日はそれほどきつくありません。
大井松田ICから先は東名高速のメンテナンス工事の為に、左側ルートしか利用できなくなるので、若干混みあいましたが渋滞する程でもありません。しかし途中、前を走るトラックが急減速したので、何事かとおもうと「旧車會」が高速道路の路肩にたむろしていました。道端で立ちションベンしていたり、中には本線に走り出していて、そこでは前のバイクを片足で押して走っていたりと、まあ高速道路上で好き放題にやっています。ただでさえ爆音でうるさいのに、これでは下手すれば後続車に事故を誘発しかねない感じです。こういうのは取り締まってほしいものです。
何時もであれば足柄PAで休憩しますが、今回は少し先の愛鷹PAで休憩を取りました。
そう言えばこのバイクも4月を過ぎるとまる2年経つんですよね。良く走ってくれるバイクです。確かに高速道路では120kmがリミットですが、100km巡行であれば特に問題なく走ってくれます。ソロツーリングであれば何も問題ありません。
ここで休憩の後、清水ICまで一気に走ります。
三保の松原は清水ICを下りたら、清水港を周った先に位置します。スタンプが置いてあるのは「みほしるべ」という文化創造センターですが、綾瀬スマートICから二時間ほどで到着しました。
ここでスタンプをゲット。
先ほどまで曇っていましたが、三保の松原周辺では雲間から青空も見え始めていましたので、すこし松原を散歩してみました。
天気が良ければ富士山も眺められるそうですが、この日は富士山が雲の中で見えません。
この美保の松原には羽衣伝説というのがあるそうです。漁師の白龍(はくりょう)が松の木に羽衣が掛かっているのを見つけ、それを持ち帰ろうとすると天女が現れて羽衣が無くなると天に帰れなくなると言われました。白龍は天上の舞を見せてくれたら羽衣を返すと言い、天女は天上の舞を踊り、それで羽衣を返されて天女は天上に帰れたという話です。
鳥取県の天の羽衣伝説では天女が百姓の妻になり、子供二人をもうけた話なんですが、ここの伝説は天上の舞を見せただけなんですよね。でもこういった伝説は何を指す話なんでしょうか、とても興味があったりします。
この後、美保の松原から白糸の滝へ向かいましたが、コースは薩埵峠手前から新東名の新清水IC近くを抜ける山道で行きました。単純に富士川沿いに上って行けば良いかと思っていたのですが、Google Map先生に確認すると、どうやらそのコースが一番早いとの事でした。
山間に入って行くと、先ほどまで青空が見えていた空も雲が多くなり、垂れ込めた感じになっていきました。雨に降られなければいいなぁと思っていましたが、とりあえず雨には降られずに白糸の滝まで到着です。時間にして1時間半ほどかかりました。静岡は広いですよね。
このテラスから白糸の滝まで400メートルほど歩かねばなりません。今回は時間も勿体ないので、滝を見るのはパスしました。スタンプはトイレ脇の掲示板にありました。
ちなみに2021年に子供連れて来た時の写真を上げておきます。
ここで時間も昼でしたので、食事を取る事にしました。また物好きなんですが、富士宮焼きそばです。
昼食の後、人穴富士講遺跡に向いました。白糸の滝からは15分ほどの場所にあります。
人穴富士講遺跡がここです。天気も相まって、何やら不気味さを感じてしまいますが、それもそのはずで、ここは一部Youtubeなどでも「心霊スポット」として紹介されている場所でもあります。何故、ゆるキャン△スタンプラリーでここを設定したのでしょうか。おそらく富士信仰の大事な遺跡でもあるので、その為なのかとも思いますが、ちょっよイベントにそぐわない感じがしました。
ここの観光案内所でスタンプをゲットしましたが、案内所のお爺さんからも「あんたもスタンプかい?」と聞かれ、「ここは見ていくのかな?」と聞かれました。思うに参拝をパスする人もいるのかもしれません。私はとりあえず見ていきますと答えました。
案内所の先には鳥居があって、そこから社殿へ向かいます。
社殿は綺麗な感じですが、ここの前には左右に墓と思しきものが左右に並んでいました。そしてこの社殿に向い、右側には人穴があります。
DVDでタレントの北野誠氏の「おまえら行くな」というガチンコホラードキュメンタリーでは、10年以上前にこの場所を取材していて、当時はこんな柵もなく、北野誠氏もこの穴に入っていました。でも今は入るには事前に予約が必要なんですね。でも、私は入りたいとは思いません。
なんでも江戸時代に富士講を開いた長谷川角行という人は、この人穴に入って修行をして仙元大日神からの啓示を得たと言われています。この「仙元」って「浅間神社のせんげん」と関係あるんでしょうか。まあそういった富士講の由緒ある遺跡である事から、今回のコースに入っているんでしょうか、私は一人で夜にここにくる度胸はありません。
さて、次は最後の道の駅朝霧高原です。この人穴から20分ほどの距離にあります。
この道の駅は高原と言われるだけあって、標高もある場所なので吹く風は結構冷たいものでした。美保の松原とは結構な寒暖差があります。ここで最後のスタンプをゲットし、12個のスタンプを揃える事が出来ました。
寒い場所には長居は無用と言う事で、早々に道志方面に向けてバイクを走らせる事にしました。ここから道の駅どうしは1時間半ほどの距離です。でも富士山の東側は空が明るくなっていたので、少しでも青空が眺められると良いなぁと思いバイクを走らせました。
途中、鳴沢村あたりでは富士山も少し顔をのぞかせるくらいだったのですが、山中湖あたりにくると、やはり曇り空で御殿場方面は「雨走行注意」の電光表示がされていました。
しかし道志みち方面は雨も降っておらず、路面のコンデションもそれほど悪くなかったので、オンタイムで道の駅に到着する事が出来ました。
ただ季節がまだ寒い時期でもあり、バイクはそれほど多くは居ません。ここで「なみちゃんキムチ」でも購入しようかと考えていましたが、店に入ると既に売り切れ。残念!!
という事で「わさびなめ茸」と日本酒、あと家には白桃パイを買って帰る事にしました。
道志みちを下って行くと少しづつ気温が上がって行くのが判ります。津久井周辺まで来ると、寒さをそれほど感じない気温となっていました。空模様もところどころ青空が覗いています。
この時、時間は16時を回っていましたが、まだ空が明るいという事で、季節は確実に春へと向かっているんですね。
この日の走行距離は320km。自宅には18時前に到着しました。