私は20代後半から40歳あたりまで、結構仕事で無茶苦茶な生活をしていました。夜中まで仕事をやっていたり、徹夜で仕事をして始発で帰宅した後、シャワーだけあびで会社に戻ったり。また会社に泊まる事も度々ありました。ある時は歯が痛くてしょうがなく、休む事も出来ないので薬局で相談し、とりあえず強い痛み止めを処方してもらい、ごまかしながら仕事をしていたら、歯が１本、欠けて無くなってしまった事もあります。
この辺りの事は、別に記事に書いてみたいと思いますので、よろしくお願いします。
そんな事なので、五十代の今、月一回通院する生活をしていますが、本日はその通院の後に足柄方面に行った事を記事にします。
病院が終わるのが１０時なので、遠くまで足を延ばす事は出来ません。でもどこか行きたいと考えていたので、今回は足柄にある「洒水の滝（しゃすいのたき）」に行く事にしました。
この滝は神奈川百名水にも選ばれている場所なのですが、少しだけ山奥に入った場所にあります。若い頃には友人と「肝試し」ではありませんが、深夜に訪れた事があります。その時には懐中電灯を持ってきたのですが、本当に「漆黒の闇」で、遠くには滝の音が聞こえるだけという場所に恐れをなして、這う這うの体で帰ってきました。目の前に手を伸ばしても、その手すら良く見えない暗闇というのを、その時に初めて経験しました。
病院は二俣川の駅前にあるのですが、そこから国道１６号に抜け、保土ヶ谷バイパスの上川井ICから東名高速の横浜町田インターチェンジ経由で高速道路に乗りました。本当は国道246号を抜けていくというルートもあるのですが、やはり10時を過ぎると渋滞して、足柄にはどんなに早くても午後1時頃になりそうです。GIXXER150は排気量も小さく、高速道路は苦手ですが、やはり「時間をお金で買う」ではありませんが、時間の節約の為に高速道路を使う事にしました。
横浜町田インターチェンジに合流するまで、結構激しい渋滞でしたが、何とか東名高速道路に乗ると、高速は渋滞気味ではありましたが流れていました。
東名高速を約30分程度走ると中井PAに到着、ここで一休みする事にしました。気温は体感的には35度前後でしょうか、とても暑く、走っていると汗は乾くのですが、止まると汗が滲んできます。ここで水分補給をしてから、大井松田ICへ向かいました。
大井松田ICを降りて、国道246号線のルートを使うと、洒水の滝までは20分程度の距離です。そう言えば関係ありませんが、以前に海老名の会社に勤めていた時、この山北から通ってきている若手の社員がいましたが、今はどうしているのでしょうか。
洒水の滝では手前に無料駐車場がありますので、そこにバイクを止めて、数分間ほど歩きます。ここだ辺では気温も下がり涼しい感じとなっていまして、ようやく灼熱の世界から逃れた感じになります。
この滝には長女（現在は大学生）が幼い頃に連れて来て、川の水に足を付けたりして遊んでいました。また滝の手前には小さい喫茶店もあって、そこでアイスコーヒーを飲んだのですが、今回来てみると店は新型コロナの影響もあって閉鎖されていました。何でも川下では別の店舗と一緒に営業していると書かれていましたが、やはり新型コロナは至る処に影響を及ぼしているんですね。
さて、ここから箱根に抜けようとルートを検索すると、仙石原に抜けるルートがある様なので、そちらを使い、箱根に抜ける事にしました。
このルートでは、途中から県道731号線（はこね金太郎ライン）を使いますが、この道は初めて通りました。途中までは足柄の山中を右へ左へと走ります。この「はこね金太郎ライン」は舗装はしっかりされているのですが、いかんせん、細い道になっています。だから速度制限も20～30km/hという事になっていて、車では正直少しきついかもしれません。しかしバイクでは問題なく気楽に走る事が出来るルートだと思いました。
この舗装がしっかりされた細い道を、約20分ほど走るとトンネルの手前で「金時見晴パーキング」がありましたので、そこで小休止しました。
ここでは恐らく気温は20度くらいだったとおもいますが、とても気持ちの良い場所でした。丁度この時、仙石原からトレールの250ccのバイクで上がって来た人と話をしましたが、その人は沼津から上がって来たそうで、あちらも今日はとても暑く、逃げる様に箱根を周って来たと言っていました。「この時期にバイク乗るのはまるで修行僧みたいですよね」と言うと笑っていました。
ここから仙石原までは10分ほどで、そこから芦ノ湖の湖尻水門まで行きました。
ここも今回始めてきましたが、こんな水門あったんですね。そういえば芦ノ湖の水利権は静岡県にあるんだよな、なんてことを考えたりしていましたが、それにしてもこのルートは車通りが少ない道でした。
ここから芦ノ湖スカイラインに乗って、箱根峠に抜ける事にしました。
芦ノ湖スカイラインは外輪山の尾根道を通る道路ですが、走っていると涼しくて、気分はもう秋の様な感じがしました。下界は残暑が厳しいのですが、やはり山の上には確実に秋が到来し始めている事を感じました。
三国峠のパーキングで富士山方面を見ましたが、富士山はほぼ雲に隠れていました。そう言えば金時見晴パーキングで話をした人は、御殿場口も立ち寄った事を言っていましたが、ガスで周囲が見えなかったと言っていたのを思い出しました。また偶に大砲の砲声でしょうか、「ドーン」と音がしたので、今日も富士演習場では自衛隊が演習をしている様です。
芦ノ湖スカイラインではレストハウス・フジビューで昼食を取りました。Google Mapでは蕎麦とかメニューにあったのですが、行った時のメニューには載っていませんでした。何でもカツカレーが美味しいとGoogle Mapのレビューにあったのでカツカレーを食べる事にしましたが、結構おいしかったです。
このレストハウスの駐車場からは、夕方になると三島市の夜景がきれいに見えます。いまから三十年以上前、当時免許を取り立てだったのですが、私は友人たちとこの駐車場に、夏から秋までの間、毎週来ては夜景を眺めていました。今ではそれぞれが家庭を持って、それぞれの仕事をしていますが、当時はまだ若く、様々な事を夜景を見ながら語り合ったものでした。
この段階で時間は14時半を過ぎていました。今日嫁には「少し出かけてくる」とした言っていませんので、そろそろ帰らないとヤバい感じもするので、ここから箱根新道～西湘バイパスを抜けて帰宅の途に付きました。
バイクなんて五十代のオヤジの勝手な趣味ですからね。
思えば今年のGW前にGIXXER150を購入してから、今日までいろんな処へ行き、様々な景色を堪能してきました。これから秋に差し掛かると思いますが、もっといろんな景色を見ていきたいですね。
