退院してから一ヵ月経過しました。体調はと言えば、左わき腹が少し痺れが残っている事以外、特に気になる所もないので、丁度、2月とは言え寒さも少し緩んで来たこの日にツーリングに出かける事にしました。
でも寒さが緩んだとは言え、山方面は雪があったり凍結したり、場合によっては車でもチェーン規制が掛かっている事もあるので、この日は東京湾一周のツーリングという事で、自宅を8:30に出発しました。
コースはざっとこんな感じです。
自宅を出てから保土ヶ谷BPを狩場方面に進み、途中から環状2号線に乗り羽沢方面に。羽沢からは第三京浜道路に乗って、東京都を目指します。
寒さが緩んだとは言ってもやはり2月なので、第三京浜に入った辺りで手が冷たくしばれてきましたので、以前にどこかの本で読んだ事ですが、腕の内側にホッカイロを貼ると、手先の冷えが軽減するとあったので都築PAに立ち寄り、そこで暖かい缶コーヒーを飲んでホッカイロを購入、下着の上に貼る形で試してみました。
都築PAを出発してから、確かに手先の冷たさは多少軽減した感じもしたので、これは多少効果がある様に思いました。
その後、第三京浜から環状八号線に乗り、そこから目黒通り~環状七号線を走り、大井方面に向かいました。この日は日曜なので、目黒通りはそれほど混雑しておらず、環状七号線も平日に比べると車は多く無かったのですが、それでも都内、それなりに車は走っています。しかし平和島を過ぎたあたりで、走る車は激減してきました。平和島から城南島を抜けていくと東京スカイゲートブリッジ方面に抜けれるのですが、ちょっと道を間違えてしまい、城南島海浜公園に行ってしまったのです。
この日の城南島公園は遠くに都心部が良く見えて居まして、釣り客も多く上空は羽田空港から飛び立つ飛行機がひっきりなしに飛んでいました。個人的に驚いたのは、見た目が六十歳後半の叔父さんが、VTR250Fに釣り道具一式を乗せて来ていた事です。バイクに乗るといっても年齢や趣味により様々な楽しみ方があるもんだと感心してしまいました。
まあ私は走って観て、そして食べる事が主な楽しみなんですけどね。
ここでGoogleMapでコースを確認し、とりあえずスカイブリッジ方面に走りました。
城南島からスカイブリッジまでは約15分程度の距離です。このスカイブリッジは東京湾の入り口にもなっているので、橋の下は大型フェリーなどが通過できるほどの高さになっています。脇地の公園からは遠く芝浦ふ頭方面が見えます。
この日は昼食を富津にある食堂で取りたいと考えていましたが、この段階で10時半、自宅を出てから二時間ほど経過しています。恐らくこのまま走っても、富津あたりは午後1時頃(高速道路を使えば十分、昼前には着くのですが、この日は下道で行くと決めてました)なので、それほどノンビリしていられません。
ここから新木場へ向かい、そこから葛西~浦安、そして幕張方面へとひたすらGIXXER150を走らせました。途中、LEAD125にピタリと後ろに着かれました。走っていた国道357号線は湾岸道路の脇を走る幹線道なので、それなりに早い流れなのですが、このLEAD125に乗った叔父さん(自分も叔父さんですが・・・)は必至の形相でGIXXER150の後ろをついてきます。そしてついに交差点手前の渋滞で速度を落とした所を抜かれてしまい、LEAD125は渋滞をすり抜けしながら遥か先に行ってしまいました。でもなんでそんな必死に走るんですかね。。。
千葉から先は国道16号を走ります。この国道16号は「東京環状」と言われていますが、私が出発した時に走った保土ヶ谷バイパスも国道16号線です。横浜から川越を過ぎて東京を大回りする国道なのですが、ここで再度、国道16号線を走る事になりました。このあたりに来ると工業地帯で、日曜日ともなると閑散とした感じになりますが、とにかくひたすら走ります。
東京湾沿いを二時間ほど走ると、富津漁港に到着しますが、その漁港の前に本日の目的地である「お食事処 さざなみ」があります。
この店は数年前に職場の釣り仲間から連れられて来ましたが、「あなご天丼」のボリュームがハンパありません。
お値段は1700円(税込み)ですが、このボリュームとふわっとしたアナゴの天ぷらからみたらリーズナブルだと私は思います。この日もほぼ満席で、客がひっきりなしに来ていました。
昼食を済ませた後、富津岬を周る事にしました。
この日は富津岬に「旧車会」御一行も大量に来て爆音を轟かせていました。まあ個人の趣味なんで、なんなのですが、いい歳した叔父さんが子供をリアシートに乗せて、集団で爆音轟かせ、道を縦横無尽に走るのはどうなんですかね。
富津岬の展望台はまだ工事中で、登る事が出来ませんでした。11月に嫁と車で来た頃は登れたんですが、はやく工事が終われば良いですよね。
ここから東京湾フェリーの出る金谷港までは1時間ほどの距離と出ましたが、この段階で午後1時半。フェリーの出航は午後二時二十五分なので微妙な時間となっていました。どうせなら現地でノンビリ出来る様に、午後三時二十五分のフェリーに乗ろうという事で、富津から金谷方面に向かいました。
金谷へ行く途中、先日、冬キャンプをした友人からLINEで画像が送られてきました。見ると秩父から山梨県のぷくぷく温泉にバイクで来ているとの事。相変わらず元気な友人です。
金谷港に着いたのは午後二時半で、まだ一時間近く出航まで時間があるのですが、既に多くのバイクが乗船待ちとなっていました。やはりこの日は温暖な日でバイク日和という事もあって、多くの人が房総方面には来ていたんですね。
フェリーで久里浜までは四十分。久里浜からは佐原ICで横浜横須賀道路を使う事で、この日、自宅に帰りついたのは午後五時過ぎでした。走行距離は約234キロというものでした。
入院前には1日400キロ走っても、疲れはしてもなんとかなっていましたが、今回は退院後、初めてのツーリングでした。距離的にはそれほどでは無かったのですが、やはり疲れがドッと出てしまい、帰宅してからひとっぷろ入った後、寝てしまいました。
五月にはSSTR2023で石川県まで行く予定ですが、やはり体力回復に務めなければなりませんよね。でも十分楽しかったツーリングでした。