2月も半ばになってきました。
SSTR2023へ向けて練習かたがた、どこかへ行こうと考えていましたが、どうも早朝に家を出て遠乗りする気持ちにもなれませんでしたが、嫁から「どこかへ行って来れば」と言われ、何となく伊豆方面、修善寺の方へでも行ってみようかと思い、この日も出かける事にしました。
子供が小さい頃には、子供を連れて近所の公園へ遊びに連れて行ったり、様々な「家の用事」もありましたが、子供とは言え今では長女は大学生、次女も高校生。しかも嫁は地域の活動で午前中出かけると言います。そうなるとオヤジが家に居てもしょうがないんですよね。
ルートは何となく考えていたのですが、自宅を9:30頃に出発し、藤沢街道(国道467号線)を藤沢方面へ向かいました。何時もであれば藤沢まで裏道を使うのですが、今日は何となく変わったルートを使う事にしました。三十分ほどノンビリ走ると、藤沢の白幡神社近辺に着きます。そこで藤沢バイパス(国道1号線)に交差するので、バイパスに乗ると、ほどなくして新湘南バイパスに入れます。それで一路、茅ケ崎へ向かいました。
茅ヶ崎でバイパスを降りると国道134号線に出ますので、そこから大磯方面へ向かい、西湘バイパスに乗って、まずは小田原に向いました。
西湘バイパスを早川出口で下りて、再度、国道139号線を使い一路、伊東を目指しますが、ここでコンビニエンスストアで小休止しました。ここまで自宅から1時間30分ほど。まあまあの時間です。
ここで小休止した後、伊東方面へ向けてひたすら下道を南下します。途中幾つか自動車道がありますが、それを使わずに下道で伊東を目指します。今日は天気も良い事から車もそこそこ走っていて、あとはサイクリングのロードサイクルの集団も多くいましたが、やはりサンデードライバーが多いせいか、このサイクリングの自転車を抜く事に難渋している車が居たりして、所々で多少の渋滞も起きていましたが、1時間20分ほどで伊東にある「道の駅 伊東マリンタウン」に到着しました。
マリンタウンには多くのツーリングバイクも止まっていて、ドライブに来ている家族も多くいました。ここは海側はヨットハーバーになっているのですが、結構な人が海を覗き込んでいたので、ちょっと覗いてみました。
私は何回かこの道の駅に立ち寄っていますが、伊東の海がこれだけ綺麗な事を初めて知りました。マリンブルーと言うのでしょうか、透明度もありとても綺麗な海です。そう言えば知人でスキューバダイビングしている人も、この伊東とかの沖を潜っていると聞きましたが、本当にいい感じの海なんですね。
さてここで、Google Mapを使い修善寺へのコースを検索しました。最短で40分ほどで着くのは亀石峠を越えるルートだと言うので、伊東から少し戻り宇佐美から伊東大仁線へと向かいました。
途中、朝食でパン2枚しか食べていなかったので、腹ごしらえにコンビニで中華マンを購入して食しました。
昼食は修善寺あたりで蕎麦を食べたいと考えていたので、とりあえずの腹ごしらえです。
宇佐美から亀石峠までは高度を上げますが、上へ行くほど気温が下がるのが実感できます。下ではうららかな春陽気を感じもしましたが、峠近くはやはりまだ冬の季節でした。ただ伊豆方面では特に積雪もしていないので、この時間ではスリップの心配はありません。
宇佐美から修善寺は、伊豆半島を東から中央へ向かうものなので、距離はそれほどなく、午後2時前に修善寺に到着。天気はまだ青空が見える感じで、温暖な感じです。
伊豆のあちらこちらでは、梅の花が咲いていました。春はもう間近な様です。
修善寺では前から行きたかったのが、源頼家の墓所です。昨年やっていた大河ドラマ「鎌倉殿の13人」では金子大地さんが熱演していましたが、鎌倉の二代目の征夷大将軍。源頼朝があまりにも突然亡くなってしまった事から、権力の委譲が上手く行かなかった事もあってか、自分の祖父である北条時政に誅殺されてしまいました。悲劇の将軍ですね。
歴史とは「勝者の歴史」と言われています。私達が学生時代に学んだ歴史は、つまるところ歴史上の勝者によって記録され、作られてきたものです。歴史の本当の姿というのは、少しでも関心を持って見ていかないと、本当の姿に触れる事すら出来ません。大河ドラマはあくまでも「ドラマ」ですが、この歴史を思索する切っ掛けを得られるので、私は大河ドラマでも好きなものが多くあります。ただ今年の「どうする家康」は少し戴けませんね。まあこの事については、ここで多くは触れませんが、徳川家康の実像は、あのドラマでは迫る事も出来ないでしょう。
源頼家の墓所を後にした私は、近所の適当な蕎麦屋に入り昼食を取りました。本日の昼食は「山菜蕎麦」です。この蕎麦は外れではなく、結構おいしかったです。
昼食を終えると午後3時近くになっていましたので、修善寺から有料の修善寺道路の乗り、途中、下道に一度下りますが、それから伊豆縦貫道を利用して、東名高速の沼津ICまで向かいました。
GIXXER150は車格としては125ccプラスα程度のものですが、やはり排気量が150ccというのは自動車専用道路を走れるというアドバンデージがあります。ただ150ccなので高速道路が得意なバイクではありませんが、それでも高速道路では100~110キロの巡行走行は難なくこなせますので、これは大きいなといつも感じています。
修善寺を出てから東名高速の足柄PAまでは約1時間程度ですが、御殿場近辺は標高が400メートルありますので、やはり足柄SAは未だ冬という感じです。近くに見える箱根の山も雪が掛かっている姿が見えますが、本当に冷え込んでいました。
秋口までならば、箱根峠を越えて小田原に良く抜けていましたが、様々な情報を見てみると、まだ箱根越えは危険な感じもしましたので、東名高速を使い箱根を迂回するルートで帰宅しました。
自宅に到着したのは17時過ぎでした。ただヘルメットのシールドやバイクのフロントガードを見ると、虫が潰れてはじけている箇所が幾つかありました。もう虫も活動始めているので、春は間近なんでしょう。
この日の走行距離は230キロ。まあまあな走行距離でした。