かなり楽園

めざせ楽園。
いつか楽園。
きっと楽園。

ちゅーちゅー吸い込みなよ口すぼめてさ。

2010-11-02 20:29:34 | 戯言
 
朝方、事務所の窓からですね
仲通り挟んだ賃貸マンションの玄関先の暗がりで
ダークスーツの30代とおぼしきサラリーマンが
さらさらのストレート茶髪が肩甲骨くらいの細身ながらくびれた20代後半らしき女と立ったまま絡んでてですね。

それぞれの顔面は暗がりでわからず。

趣味は?と問われたときなんとかその場を好印象残してしのげるよーな
即答できるネタの用意がないよーなリーマンの
週末につぎ込んだ賽銭の見返りをなんとか取り戻そうとするよーな
思惑が傍観者にたっぷり伝わる絡み方でね
なんとなく酔った勢い女のサービスチューありの
同じくリーマンの俺にも覚えのある傍目にいらだたしい絡み方で。

ピーピングトムの俺はコンビニで買った「かみなり三代」という
「旨し酒は代々飲み継ぐなり」という染色体礼賛キャッチが表面に刷り込まれてる
180ml入りパックの京都市伏見区山崎町343(株)京姫酒造製上撰酒97円税込を
ストローからちゅーちゅー吸い込みながら。

ご想像の通り。
飲んで送った帰りに女の部屋になんとか侵入しようとする男の最期のあがきでね
粘度の高いカウパー氏腺液染み出ちゃってるんですけどーどーしてくれんの系未練どろどろのね
女も
邪険にできない類いのお客?か何かだったらしく
それでも
なんとかそつなく
次のいつぞやの週末に響かないような手法で追い払い
ひらひらと手をふりつつ
チャラけた手を波のようにちゃらっと泳がせつつ
仲通りの角にちんこビン立ちもてあまし男が消えていったとおぼしき途端
きびすを返してMSの玄関に消えていった
その背中には
今夜の操をくだらん男から守れた安堵を背中に滲ませつつ。

手練なおねーちゃん
シャワーで男の交尾未遂の残留思念を表皮と茶髪の隙間から洗い流したあと
君の寝室の窓から
事務所の窓に背を向けてPCににゃんだかわからず妄想思念を打ち込んでる
僕の背中が見えますか。