その女、金に執着がない分 2011-06-29 01:27:19 | 戯言 目的のためには自身の資力と一族の財力すら利用し惜しみなく注ぎ込み、似非なれども神の前で誓い指輪を交わした男すら容赦なく叩き潰し、「今」最善の愛へ突き進もうとする潔癖な女。 そう仕向けながらも深夜ひとり自己嫌悪に襲われ、左腕を鋭利な金属の尖端で引っ掻き滴る血をうつろな眼で眺める女。 長い髪の逃亡者 おそらくその命尽きるまで « 風葬 | トップ | 厳冬 吹雪の夜のくちづけは... »