連綿と遺伝子に封じ込められねじくられ伝えられてきた飢餓への女の性ならではの抵抗なのか。
井戸端会議で共有しやすいネタだからか。
自分の心をゆらすものの美しさをわかりやすいモノで理解してほしいからか。
女の喜びは「共感」なくして成り立たないと誰かほざいてた。
美食喰らったときの粘膜から伝わる大脳皮質の充実と
交尾における粘膜の充血は似てるのかな。
数年前、仕事で客先に同行したときに振舞われた試食ケーキを喰らって
「落ちてたりイライラしてるときでも、おいしいモノ(特に甘いもの)食べると機嫌なおります」
と帰途助手席でニコニコと感想を述べてた20才のアルバイト娘がいた。
自称赤ちゃん顔でおっぱいのおおきなコだった。
俺のことは「生理的に受け付けない」と誰かに言ってたようだ。
「泣き止まない女には甘いモノを充てがえ」
なんてクソみたいな教示を
どこぞの恋愛実用書で読んだような。
How To な実用書はとっつきやすいけど
対症療法みたいなもんを書き連ねてるだけで
何かの答えや起源にたどりついて解決する道筋を説いてくれるわけじゃない。
日々これでもかと流される残虐なニュースを見て
「幼い子どもをネグレクト餓死させるなんて当然市中引き回しの上死罪」
とそのときだけ拳握り締めてワイノワイノ頭に血が上るのはいいが
そんな鬼畜を続々排出してやまない現世で自分が生活しているおぞましさにまで震えてるか?
社長に言われた。
「酒控えないとろくなことにならんぞ」
心配ご無用。
心配ならゴム着用。
(ゴム着用は当然の礼儀だとエンコー同好会の面子の男女共通見解)
このところたいしたえたのーりゅ摂取せずともちゃんと気絶してますってば。
などとシェイクヘッドしながら
オススメブログなぞ覗いたら
美食写を載せてる男子がいた。
食欲も性欲も
グルメが見つけた美食も
ェロメが見つけた悦楽も
「戯言同好会」の参加資格のひとつなのかとふと。
吹き溜まり
老若男女
共通の話題は
ひしゃげた本能のかけら
コケにしてるつもりはないよ
俺もこの居心地のいい湿った暗がりの一員で
潔く去れずにズルズルと
何年もここに巣食ってるんだ。