,23年4月26日
私の住んでいる里山周辺には、名も知らない野草が沢山
咲いています。
朝ドラ、「らんまん」の植物学者 牧野富太郎をモデルにした槙野万太郎気分で 撮って見ました
この辺りは、よく朝霧出るところで、幻想的な田園風景の佇まいには事欠かない。
私が汚れを知らない子供のころには、市街地でも普通に見られたレンゲ畑も今では、田植え前の田圃で全体の2~3割ほどしか観られなくなっています。
少なくなった理由をハッキリとは知らないでいますが、化学肥料の使用と温暖化による影響で、レンゲの花の開花時期が早まった事、更に耕運機のロータリー刃にレンゲが絡んで扱いにくくなったとの話を聞いた事が有りました。
レンゲ畑が少なくなったために採蜜量が少なくなり、以前より人気の高かった国産レンゲ蜜は蜂蜜の王様と言われ、アカシヤ蜜と並んで高級品とされています。
※ 追記 Mさんにブログを見てもらったところ、記事に間違いが見つかりました。
私は、レンゲが咲いている田圃は、秋口に種を撒いているのかと思っていましたが、わざわざ種を撒く事は無く、前の年にレンゲの種が出来た後、田おこしをした田圃がレンゲ畑になっているとの事でした。今では、トラクターの性能も良くなりレンゲが絡むのを気にするほどでも無いようです。
又、レンゲ蜜は西洋ミツバチの採蜜で、日本ミツバチは、レンゲ畑にはあまり行かなくて、山のほうに行くことが多いようで、今頃は、椎の花に行っているようです。
養蜂を生業としているミツバチは、この西洋ミツバチが
多いようです。
今回の主役は、この日本ミツバチだよ~
日本ミツバチの巣箱
独自に改良を加えて自作された3段重箱式日本ミツバチ巣箱です
今回は趣味で養蜂をされているMさんのご厚意で、その様子を観察させて頂くことに成りました。
乞うご期待
Mさんの木工作業場に、行った時に、
蜜峰の成育振りを観ることになった。
蜜峰が、一番下の箱まで下って来ているので近いうちに
採蜜が出来そうとの事。
楽しみやな~
今日、初めて気が付いた黒いミツバチ
黒くチョッイト大きいミツバチがオス蜂だそうです。
働きバチに混じって、そこそこ目にすることが出来るほどいるようで、巣箱の入り口付近を出たり入ったりしている。
そのミツバチの役割をMさんに、尋ねてみました。
分蜂(巣別れ)をした女王バチと、交尾をする以外は知らないので、インターネットで調べてと。
Progrant Newsによると、オス蜂は、巣作りやエサ集めなどの労働には全く参加しません。
働くのは全て働き蜂(メス)です。
オス蜂は、女王蜂と交尾をする為に誕生するそで
その時に運よく交尾した15匹ほどのオス蜂は死んでしまいます。
今、巣箱にいる交尾しそこなったオス蜂は、餌を食べるだけの居候で、働き蜂(メス)に疎まれる存在のようです。
なん~か、風来坊のようやな~
大きな声では言えんけどな今では、交尾も出来けんけどな
言うたらアカンで内緒やで~
23年7月16日
天気の良い日曜日、今から蜜蜂を取っ出すよの連絡に飛んで行きました。
以前来た時には三段だった巣箱が、一番下に、もう一段加わって4段巣箱になっていました。
その一番上の巣箱の蜂蜜を取るそうです。
先ずは、雨よけ日よけの、屋根の取り外しから
一段目と二段目を密着させている、養生テープを取り外しています。
次に、天板を金づちでトントン叩いて、上に居るミツバチと女王蜂を下に誘導するそうで、取り外す巣箱に万が一、女王蜂が残っていては困るとの事です。
密着している巣箱にノミで隙間を作って、そこに細いワイヤーを差し込んでいる所です。
差し込んだワイヤーロープで蜜峰を切り離します。
切り離した一番上の巣箱と蜜峰。
ミツバチの巣を食べる蛾の幼虫(スムシ)が見当たらない
健全な蜜峰に先ずは一安心、元気な巣箱の証。
予め焼いた天板を被せるため蜜蜂をブローして
います。
興奮した無数の蜜蜂が威嚇する様に飛び回って
います。
取り出した蜜峰に残ったミツバチを吹き飛ばして
います。
蓋についている白い物が、木工製品の艶出しにも使う蜜ろうですよ。
蜂蜜を絞りだす蜜峰です。
スムシは見当たらないようです。
今回、蜂蜜を絞る器具になります。
巣箱から蜜峰を切り離します。
蜜峰を一切れ食べさせて頂きました
味は森永ミルクキャラメルでした
絞りやすくするために蜜ろうを削っています。
目の細かなナイロンの網袋に蜜峰を入れていきます。
圧縮機をセットしたところ
圧を架けていきます
徐々に出てきましたよ!
今年の蜂蜜は去年より色が濃い目だそうです
今回採取できたのは2升位だそうです。
好奇心の旺盛なMさん、初めて蜜ろうで蝋燭を作ったそうです。
次回は、女王蜂の巣別れ(分蜂)の様子を掲載します。
時期は来年の春になりますよ 鬼さんが泣いてるがな