緑への誘(いざな)い
昭和52年5月にここ少年自然の家の所旗(下の写真)ができました。所旗の中心の円は明るい太陽を表し、周囲は
常緑の松林を表現していると解説文にあります。
あれから45年が経過しましたが、太陽に照らされながら松などの緑豊かな環境は今も変わることはありません。
そして、今年は梅雨明けが例年なく早まり、暑い夏がやってきました。身を刺す直射日光をものともせず、松や檜などの鮮やかな緑が一層まぶしく目に映える季節を迎えました。自然の中に身を置けば、心も身体も心地よくなります。昔「森林浴」ブームがあったことが思い出されます。人は森の中を歩くだけで普段たまった疲れが徐々に和らいで、清々しい気持ちになります。ここ少年自然の家は、そのような環境の中にあります。
無機質な高層ビル、人工の光や色彩に囲まれた空間の中で生活されている都会の人たちからみれば、ここは垂涎の的ではないでしょうか。否が応でも緑に触れられる職場は、リラックス効果が絶大だと言えます。
新型コロナウイルス感染者の療養施設となり、全面休所を続けてきた少年自然の家は今年6月半ばから一部休所に切り替え、人数制限をしながら受け入れを再開しました。うれしい限りです。また、主催事業は規模を縮小したり内容を変更しながら細々とではありますが開催できる状態になりました。とはいえ、この時期は子どもたちの歓声が聞こてこないのが残念でなりません。それに代わって蝉の鳴き声が賑やかに聞こえてくるばかりです。
最後になりましたが、「少年自然の家」の看板メニュー「冒険の森」はルートを少し変更してご利用できます(事前予約が必要です!受付時間は10:00~14:00です)。子どもたちの夏休みもあっという間に後半にさしかかりました。一服の清涼剤を求め、是非ご家族づれでおいでくださいませ。緑豊かな自然の恵みが満喫できるものと確信しています。
by Mr.Young