先週の朝日新聞の教育関連に、
「小学校低学年 みんなしているから→成績低」というような見出しで
始まる記事があり、子どもへのアンケート結果から、低学年では学校外の学習時間が長いほど成績が低い傾向があり、四年生頃からは逆転して時間の長い子のほうが成績が良い・・・・・
だから、低学年のうちはゆとりをもって、んたらかんたら・・・
うーっ、どこをみているのかしら、と、とっても腹が立ちました。
低学年のうちに学力の低い児童では学校外での学習時間が長いという視点で見れば
それだけのサポートをする必要性を親が感じているからに他なりませんし、
高学年ではそもそも、学力不振児は塾などへは来たがらないもので、
学校外学習を長時間できるのはある程度できる子に限られるという事実、
また、それらの「できる子」たちが学校外学習を開始した年齢というものにも触れていません。もしかしたら何割かは低学年の頃学力が低くて塾などのサポートを受けていた結果、「できる」ようになっているのかもしれないのに。
教育、ということは、通過点の一点だけで見るのではなく、
経過ということの「線」で見るべきものだと思うのです。
くもんではその点、個人の学習(進度)記録をグラフ表示することで
視覚的に訴えやすいように工夫していますね、あれはうまいやり方です。
ある段階までは急角度で進み、その後は進度は緩やかになり
やがてはその角度も保てなくなりがち・・・・ということに
上手に親を納得させられる説明ができる指導者であれば、
一見、どの子も学力が向上しているように見えますから。
本当に学ぶ力が向上したのであれば、
始めの角度より、後半の方が急斜面になっている筈なのですが
そうはいかないわけですから。普通は、色々あって。
それにしても。
学校外での学習開始は高学年になってからの方が良い、ともとれる記事というのは
くもんの考え方と反対ですよね。
私も、独立して様々な教材を使える教室をやっていますけれど
「できなくなっている子」を軌道修正するのは大変で、
「できなくなる前に、よりできるように」育てるほうが、
本人も親もずっと楽だと思っています。
現に、幼児期から学習開始しているこども達が、学校の宿題に親の手助けがいる、
なんてことはありませんしね。
小学校低学年の頃、学校での授業についていけないような子を放置しておいて
高学年になって「目標を持てばヤル気が出てくる」なんて、
「ありえない !!」
ゼロではないでしょうけれど、ごくまれなことで、
めったにないことだからこそそんな事例があれば話題になるのでしょう。
それを、
だからうちの子もそのうちヤル気になって勉強を始めるに違いないなんて、
のんびり構えていて、
中学生の頃には「勉強なんて他人のやること」と思い込んでいる子や
「どうせいまさらやっても」と居直っている子にオロオロしても間に合わない。
現代の日本の社会は、高卒程度の読み書き・常識も持ち合わせないで
自立した社会生活が送れるようにはできていないのです。
うーっ、それにしても腹の立つこと。
朝日新聞には抗議投稿をしておきましたが、それに返事がないのもムカツク。
「小学校低学年 みんなしているから→成績低」というような見出しで
始まる記事があり、子どもへのアンケート結果から、低学年では学校外の学習時間が長いほど成績が低い傾向があり、四年生頃からは逆転して時間の長い子のほうが成績が良い・・・・・
だから、低学年のうちはゆとりをもって、んたらかんたら・・・
うーっ、どこをみているのかしら、と、とっても腹が立ちました。
低学年のうちに学力の低い児童では学校外での学習時間が長いという視点で見れば
それだけのサポートをする必要性を親が感じているからに他なりませんし、
高学年ではそもそも、学力不振児は塾などへは来たがらないもので、
学校外学習を長時間できるのはある程度できる子に限られるという事実、
また、それらの「できる子」たちが学校外学習を開始した年齢というものにも触れていません。もしかしたら何割かは低学年の頃学力が低くて塾などのサポートを受けていた結果、「できる」ようになっているのかもしれないのに。
教育、ということは、通過点の一点だけで見るのではなく、
経過ということの「線」で見るべきものだと思うのです。
くもんではその点、個人の学習(進度)記録をグラフ表示することで
視覚的に訴えやすいように工夫していますね、あれはうまいやり方です。
ある段階までは急角度で進み、その後は進度は緩やかになり
やがてはその角度も保てなくなりがち・・・・ということに
上手に親を納得させられる説明ができる指導者であれば、
一見、どの子も学力が向上しているように見えますから。
本当に学ぶ力が向上したのであれば、
始めの角度より、後半の方が急斜面になっている筈なのですが
そうはいかないわけですから。普通は、色々あって。
それにしても。
学校外での学習開始は高学年になってからの方が良い、ともとれる記事というのは
くもんの考え方と反対ですよね。
私も、独立して様々な教材を使える教室をやっていますけれど
「できなくなっている子」を軌道修正するのは大変で、
「できなくなる前に、よりできるように」育てるほうが、
本人も親もずっと楽だと思っています。
現に、幼児期から学習開始しているこども達が、学校の宿題に親の手助けがいる、
なんてことはありませんしね。
小学校低学年の頃、学校での授業についていけないような子を放置しておいて
高学年になって「目標を持てばヤル気が出てくる」なんて、
「ありえない !!」
ゼロではないでしょうけれど、ごくまれなことで、
めったにないことだからこそそんな事例があれば話題になるのでしょう。
それを、
だからうちの子もそのうちヤル気になって勉強を始めるに違いないなんて、
のんびり構えていて、
中学生の頃には「勉強なんて他人のやること」と思い込んでいる子や
「どうせいまさらやっても」と居直っている子にオロオロしても間に合わない。
現代の日本の社会は、高卒程度の読み書き・常識も持ち合わせないで
自立した社会生活が送れるようにはできていないのです。
うーっ、それにしても腹の立つこと。
朝日新聞には抗議投稿をしておきましたが、それに返事がないのもムカツク。