公文で九年

公文式教室を9年間経営していた学習塾経営者です。
公文教室とはどういうものか私の視点で公開したくなりました。

地震から一週間たった宮城県から‐3月19日-1

2011-03-19 | 雑記
うちの食品の備蓄も怪しくなってきたので
今朝、とうとう、スーパーに並びました。

クチコミたよりで、少々遠いのですが
牛乳・卵・肉類等があるというお店へ、
主人は残りわずかのガソリンで夜明け前に出かけて行きました。
昨日、近くの生協に朝一番で並んでみたものの、
うちで必要としているものの中ではバナナぐらいしか買えなかったのです。
今日行ったお店では、色々あるのですけれど(お魚もお肉も卵も牛乳も)
一品につき一人二点までという制限があるというので
(合計点数の規制はなし)
どうしても数が必要なものが一種類だけあったので
知人ひとりとタクシーで駆けつけました。
しかし、横入りということで、まわりの顰蹙をかったので、
結局主人は列からはずれ、私と知人が主人が確保した位置に立ち、
うちで数が入用だったものは、知人によけいに買ってもらいました。

テレビのニュースでは、各地の避難所の窮状や津波被災地の様子が写り
とにかくにも家は流されずにすんだ地域については報道はされていません。
勿論、家は無事なのですから、あれこれ不満を言っては罰が当たるというものでしょう。
けれど。
電気だけは通じたものの、水もガスも通ってはいないし、
ガソリンが無いので、2日前には走っていたバスも運休していて
主人は昨日、二時間かけて歩いて会社へ行きました。

温泉など営業しているらしいという話も聞こえてくるのですが
足が無くては行けないし、
うちの場合、寝たきりの老犬がいるので、二人で長時間行列に並ぶこともできないのです。
同じように幼い子がいる家庭や、要介護の老人がいる世帯では早朝からの買出しには並べないという家庭も数あるのではないかと思います。

行列している皆で、
あと二三日すればきっと物資は入ってくるよ・・・・
ガソリンだって入ってくるだろうから・・・・もう二三日の辛抱だよ・・・・などと
言い合っていますけれど、どうなることか。

当面、一週間ていど凌げるものは買えたので、
しばらくは行列に参加しないですむのは助かります。

でも、昨日生協で並んでいて聞けた「元気な話」も。

「おりゃあ、ガソリン満タンだよ」というオジサン。
「えっ、この時期どうして?」ときくと、
「グラッときた時に満タン入っていたんだけど、それから200キロは走り回って。
でも、スタンドで並んでいるところを見つけては3~4時間並んで補給してるんだ。
今日もここで何か買ったら、次の店へ並びに行ってみなくちゃ。
なにしろ、娘が生まれて三週間の孫といるんでね、
オッパイでなくなったら大変だろ、食糧確保とそのためのガソリン確保はしないとね」

「73だよ」というオジサンは
「ここ乗り切って、娘と孫が無事なら、おりゃあ死んでもいいんだから」って。
でもあの元気さなら、きっと大丈夫、家族を守り抜くことでしょう。









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